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タイトル:「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?の返信 投稿者: いとなしサテラ

 書いてある内容を見る限り不要です。「実は○○だった」という設定は前兆や前触れをストーリー上で散りばめていくからこそ映える設定です。いきなりやってきて宣言されると「過去を遡って前兆を思い出すんだろう」と読者は期待します。期待を裏切られると「思っていた話と違う駄作」になってしまいます。
 病気のヒロインと主人公を描きたいのなら「謎の虫に刺されたことで突然病気になった」で十分です。
 良い宇宙人を出すなら「悪い宇宙人がやってきてヒロインを病気にした」「良い宇宙人がその後を追っている」「特効薬は悪い宇宙人が独占している」くらいしないと出す意味がないです。病気の原因も性質も「謎」ならば主人公が頑張る理由がわかりません。人間は都合のいいように考える生き物なので、都合の悪いことは「理由」や「現実」を示さないとなかなか行動にはつながりません。読者にとっては作者さんがその設定にしたことが「謎」になります。
 「猛毒の煙になって死ぬ」というのもストーリー上で活かされないと「無駄設定」になります。活かす気がないのなら、第三者視点の説得力を持たせましょう。例えば「ヒロインに謎の痣が表れる」というエピソードの後に「18歳の誕生日に猛毒のガスになって死亡する若者が急増」「死亡した人には特徴的な痣があった」というニュースを見ると、『ああ、ヒロインはこのままじゃ18歳で死ぬんだな』と読者は推測するわけです。この場合ヒロインが死ぬ時にどうなるかはあまり重要でなくなります。
 作者というのは作品にとって神です。動かせるものは主要人物の行動・言動だけではありません。「なぜ必要なのか」「書きたい物を必要と思わせるにはどう見せればいいか」をよく考えてみてください。

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