私も構想ばかり肥大して、筆が進まなかった時期があります。心中お察しします。
当時、自分なりに書けなくなってしまった原因を分析してみたので、
少しでも参考になればと思い書かせて頂きます。
見当違いでしたら、スルーして下さい。
私の場合、原因は大きく分けて3つでした。
①構想を練った期間が長すぎて、目が肥えてしまった。構想自体が今の自分にとって面白くない。
②構想をプロットに起こす際の引き出しが足りず、面白味を感じない。
③プロットから肉付けする際に表現力不足で、理想から乖離してしまう。
①の場合、思い切ってその構想そのものを一旦保留して、全く別のものを作った方がいいです。
理由は大きく分けて、二つあります。
まず、構想が知らずのうちに暴走してしまっていて、本当に面白くなかったというオチ。
面白いか面白くないか、自分では判断出来ない場合もあるかと思いますが、
そんな時はラノベを読む友人などに相談してみてはいかがでしょうか?
もう一つは今のトレンドから外れてしまっていたケース。
この場合も新人賞を目指すのであれば破棄した方が良いと思います。
トレンドはトレンドと割り切る方もいらっしゃいますが、
創作活動をしている間、他者作品に触れるのは必然です。
その影響で自分の中の熱が冷めている事もままあるかと思いますし、
そんな状態では創作に全力は出せません。特に思い入れのある構想なら尚更です。
②の場合、今すぐどうにかなる問題ではないかもしれません。
例えば、プロットを起こす際、展開に囚われすぎて、メイン以外のキャラクターが
『作品の中で生きている』状態を作れない場合などが、これに相当すると思います。
一生をかけて培っていくものですし、
より多くの作品を読み、自分でも書いてみる、日常生活で浮かんだアイデアを書き留めておく、ぐらいでしょうか。
③の場合は既に対策されていらっしゃるみたいなので割愛します。
引き出しも表現力も、他者作品に触れば触れるだけ、広がっていくものですし、
オルさんの三年間は無駄ではないと思いますよ。