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タイトル:発達障害の人間が、小説を書く上で”特に”気をつけるべきことはなんでしょうか?の返信 投稿者: 大野知人

 皆が長文で話していて、それをちゃんと読まずに俺が書くから他の人と被っていたら申し訳ないんだけど……。

 まず最初に、批判・悪口として『アスペ』という言葉を使う人たちは、基本的に『アスペが何か』とかはあまり考えず、勝手に相手を『精神疾患』とラベリングした挙句に『アスペ』という単語を侮蔑語として使っているだけです。気にしない方が良いかと。(アスペかどうかに関係なく『どう伝えたいか』考えなければ独りよがりな文章になるし、SNSなどにおける『支離滅裂な文章』の数を数えれば日本人の発達障碍者率は跳ね上がります)

 さて、文章を書く上で気を付けるべきことを書く前に、一つ確認事項。当てはまらないなら、素も俺の発言が見当違いなので気にしないでください。

 スレ主は生後数か月でASDと診断されたのではなく、ある程度自我が確立されてから診断された――つまり、言語・身体的障害を伴っているわけではない――のですよね?

 であればの話ですが、アスペって言うのは、まあ捉え方と学説にもよるけど『特殊な考え方・興味の持ち方をする人』であり、『興味を持った対象への行動が「一般人」のそれとは異なる』だけです。
 スレ主が挙げたご自身の症例について言うと『他人の感情に興味がないから空気が読めない・想像力が欠如する』『自分の興味の対象を正確に伝えたいから、あいまいな表現が苦手』あたりでしょうか。
 実のところ、ここら辺の事については対処はそう難しくありません。

 ASDの人間が最も嫌うことの一つは、『自分が伝えたいことが正確に伝わらない』ことです。細かいところの違いを指摘しないと気が済まなかったり、少しの例外でも言ってしまうアレです。ただ、『正確に伝える』時に『自分にとっての精密性』を重視するあまり、『価値観の違う他人』にそのまま言ってしまうと『空気が読めない』とか『想像力が欠如していて何も伝わってこない』と受け取られてしまいます。

 文章を書くときは、別に自分本位であってもいいとは思います。が、自分本位であるからこそ、『自分の伝えたいことを正確に伝える』ために人の感情を想像する意識を持って文章を書くと良いと思います。
 また、『あいまいな表現が苦手』という点については、『順を追って説明する過程で、いったん省く』という解釈をするといいかもしれません。正確なことはよいことですが、全貌がわからないと理解しづらいですからね。大まかな所を先に説明しておくつもりで行きましょう。

 最後に、アスペであることそのものですが。基本的に『物の見え方が他人と少し異なる』というだけで、それは貴方の個性です。短所もあるかもしれませんが、同時に長所もたくさんあります。どうか忘れないで。

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