第4研究室 創作に関するQ&A 323P | トップへ戻る |
ビタミンCさんからの質問
 台詞回しについて
 
 小説初心者な僕が書く人物同士の会話は、陳腐な内容ばかりになってしまいます。
 プロのものと見比べても何が違うのか……。
 皆さんは会話を描く時、どのようなことに気をつけたり等していますか?
 あと、読者の目を引く会話を描くコツもありませんか?
 お聞かせくれるとありがたいです。


●答え●

cccさんからの意見
 初めまして。なんとなく気になったのでレスを。

> あと、読者の目を引く会話を描くコツもありませんか?

 ぶっちゃけていえば会話に緊張感を出すことです。
 もう少し具体的にいえば感情むき出しのキャラを対立させること。


 ここにつきるはずです。
 ユーモアやウイットにとんだセリフというのは大抵の場合、
 その裏側に相手、もしくは自分を皮肉った感情が隠れています。


夜霧さんからの意見
 こんばんは、夜霧です。
 私も台詞回しはあんまり得意な方ではないのですが、少しだけ意見を。

>皆さんは会話を描く時、どのようなことに気をつけたり等していますか?

「分かり易く簡潔に」
「キャラの特徴を出す」
「できるだけ自然に」

 この三つですかね。
 個人的に一番嫌いなのは「無意味な上に長ったらしい台詞」です。

>読者の目を引く会話を描くコツもありませんか?

 そんなの私の方が知りたいくらいですよ……。
 でも「意味深な台詞」ってのは良いと思いますよ。
 見た目にインパクトがありますし、後々の伏線にも使えそうですからね。
 あとはテンポの良い掛け合いでしょうか。
 ユーモアたっぷりで勢いのある会話ってのは嫌でも目立ちますし。
 
 それと「叫び」です。
 その場の雰囲気や状況とキャラの相性次第では、たとえ一言でも「名言(迷言)」になりますから。
 上手くいけば、読者に与える印象はかなりのモノでしょうね。

 私が思いつくのはこれくらいですかね。
 では、失礼しました。


明稀さんからの意見
 僕が一番気をつけているのは、意味のない台詞を入れないということでしょうか。

 明らかにぐだぐだだったり、しつこく長ったらしかったりすると、
 読者に不快感を与えかねますので控えるようにしてます。
 読者の目を引く会話はあいにく知りませんので他の方に期待してください。

 ではこの辺で。


いふりーさんからの意見
 以前、会話文だけの物語、説明文だけの物語を書いてみては? と友人に言われました。
 そして自身の実力を試す意味でこれに挑戦し、見事に砕け散ったいふりーと申します。

 さて、ふと疑問に思った事を一つ。質問に対する答えでは無いのですが……。
 ビタミンC様は、自分の書いた会話文が陳腐だとハッキリ仰っていますが、
 それがプロの作家と見比べても何が違うのか分からない、とも言っていますね。
 小説初心者ということは、まだまだお若いと思うので(違っていたら申し訳ありません)
 
 そこから考えると、おそらくビタミンC様は、まだ圧倒的に知識不足なのではないでしょうか。

 プロの方たちは当然ながら小説を書くための様々な勉強をしてきた筈です。
 ですが元々作家になるつもりの無かった方もいらっしゃると思います。
 そんな方は、ひょっとしたら大学時代に専攻していた教科を小説に利用しているのかも知れません。
 そうすれば、その作家の書く作品のその分野は、他の作家のそれより突出している筈です。
 それが作家の長所となり、作品の持ち味になります。

 結局何が言いたいのかと言いますと、充実した毎日を過ごして下さい、という事なのです。
 小説の勉強も大事ですが、学校での勉強も小説を書く上で役に立ちます。
 友人との楽しい会話も、恋愛して振る振られる経験も、アルバイトする事も。
 そんな些細な出来事も、全て応用して小説に使える筈です。
 勿論、プロの作家の作品に目を通して刺激を受ける事も大事です。
 そうして吸収してきた経験が、登場人物たちの会話をより自然に作れるようにしてくれます。
 これは会話文だけでなく、小説全体のレベルアップにつながると思うので損は無いと思います。

 長ったらしい、説教染みた返信で申し訳ありません。
 どうか年寄りの独り言だと思って、大目に見てくださいませ。
 それでは、今日はこの辺で……。


魚さんからの意見
 陳腐に見えなくなるかどうかは分かりませんが、

 私が嫌いな書き方の一つとして、やたらと台詞の多い文を挙げられます。
 つまり、おはよう、とか、ありがとう、とかの挨拶などをダラダラ書いている文です。

 
 これらの動作と絡むような台詞は、
 動作描写と絡めて描写したほうがすっきりしますしテンポも良くなります。
 
 一度台詞の数をプロと比べるのも良いでしょう。
 プロの中でも文章力のある人は余計な台詞が入っていないと思いますよ。


 魅力的な台詞回しも確かなことは言えませんが、
 風刺や比喩などが言葉の裏に見え隠れするウィットのきいた台詞は格好いいと思いますね。


八咫川無月さんからの意見
 どうも、はじめまして。八咫川無月です。

 僕の場合、会話文の際には人物の過去や設定に注意しながら描くようにしていますね。
 例えば挨拶の「おはよう」ひとつとっても、人物の設定によって言い方が変わりますよね?

 会話文は本当に人柄が出る文章なので、人物設定が重要になってきます。

 こいつはこんな設定で、こんな過去を持っているからこそ、こんな台詞が言えるんだ、と。
 なので、設定や過去がしっかりしているのならば、陳腐な内容になるはずがありませんよ。
 どうしても陳腐な内容にしかならない、と思われるのなら、
 一度人物設定を見直してみると良いかもしれません。

 こんな意見ですが、参考になれば幸いです。


樹灯悟さんからの意見
 はじめまして、樹灯悟(イツキ・トウゴ)と言います。
 私も決して文章がうまいほうではありませんが、心がけていることを。

 まず、口調、人称をキャラによってできるだけ振り分け、それを統一します。

 一言目ですぐに誰が話しかけたか分かる、
 あるいは複数の人間が存在する場所で誰の台詞かが分かりにくくならないように、です。

 また、特徴的な話し方はそれだけでキャラの個性になると思います。
 それが全てではないですけれど……キャラの内面って、
 やっぱりその話し方にも影響が出てくると思うんです。
 例えば、テンションが高くておどけた感じのキャラクターは必ず語尾をカタカナにしますし、
 キザっぽい感じの変人なキャラはやけに芝居がかった喋り方をするとかしてます。

 魅力的な台詞回しに関しては自分も実力不足ですが、
 キャラクターごとの個性の出た喋り方などを心がければ、
 ある内容の言葉を喋らせようとしたときにただその内容を述べるだけでなく、
 面白おかしい言葉遣い、必要以上に遠回りした言い方、どこか下ネタっぽい、
 あるいはやけに皮肉めいて……
 など、そのキャラにあわせて色んな言い方を考えられるようになると思います。

 駄文ばかりで心苦しいですが、こうした方法を自分はとっています。
 では……

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