第4研究室 創作に関するQ&A 334P | トップへ戻る |
藍琉さんからの質問 2008年
 冒頭とラストがうまく作れません
 
 物語の背景となる『設定』をきちんと考え、話を作ると言う当たり前のことが出来ない藍琉です。

 私はいつも、1つの場面が頭に浮かび、
 それにセリフを付けて展開させる……と言う作り方をしています。
 でもそれは、途中のエピソードでしか無いので、冒頭が抜けています。
 なので、中盤の書きたい場面に繋がるように、
 無理矢理取って付けたような冒頭を用意するしか無くなり、インパクトどころでは無くなります。

 ラストに関しては、恥ずかしながら、今まで辿り着いたことがありません(汗)。
 結局、中盤の思いついた場面だけで盛り上がり、
 そこへ持っていくまでと、その後の展開が作れないんです。上手く繋がらない。

 やはり、物語を1つ作ろうと思えば、細かい設定をきちんと考えるべきですよね?
 皆さんはどのようにストーリーを考えていますか?
 あと、冒頭はインパクト重視ですよね。だとすると、ラストはどうなんでしょうか。
 無難にまとめるのは、やはりつまらないですか? 
 
 結論だけは、曖昧にせずにしっかり出す! と言うアドバイスをいただいたので、
 それを参考に考えるつもりですが、何せ完結出来たことが無いもので、未知の世界です(汗)。


●答え●

時給1300円さんからの意見
 世の中には書きながら考えられる人と、そうでない人がいます。
 そうでない人は「考えること」と「書くこと」を分離する方が良いようです。


 「書く前に全体像を決めておく」「抽象的な言葉やアイデアの断片を膨らませて筋を作る」
 とでも言えばいいでしょうか。
 絵画の「デッサン」とか、建築の「製図」のような作業をやるという例えの方が、
 分かりやすいかもしれません。

大雑把に言えば
 1. 大枠を決める
 2. アイデアの断片を書き出す
 3. アイデアの断片をグループ化する
 4. 1〜3の成果を見直し、アイデアを消したり、付け加えたりする


 というところでしょうか。多分、4番は、起承転結通して2〜3回はやることになるかと思います。
 その後にプロットを起こし、文章を書くという方式になるかと。

具体的には
 1. 起承転結として何が起こるかを大雑把に決める
例)
 起:主人公は自分の村を焼かれ、敵への復讐を決意
 承:主人公は敵を探し続ける
 転:主人公は敵の居場所を見つけて戦いを挑む
 結:主人公は敵をブチ殺した後、自害

 「中盤の思いついた場面」から始めて、どうやれば説得力がつくかを考えながら、
 「起はどうしよう、承はどうしよう、結はどうしよう」というのを、1〜2行くらいで書いてみると良いです。

 2. 各項目でどういうことが起こるかを妄想する
 起:
   A. 主人公は20歳くらい?
   B. 盗賊に村が襲われる
   C. 主人公は家族持ち
   D. 村は山の中にある
   E. 主人公は盗賊の親分の顔を見る
   F. 主人公の家族は殺される
   G. 西洋っぽくしたい
   ...(以下大量に箇条書き)
 
 初めは、一番書きやすいところ、自分の思いついたところについて、
 箇条書き程度で書いて見てくださいまし。
 その後、残りの起承転結について妄想を膨らませ、アイデアの断片を箇条書きします。
 とにかく思いついたらありったけ書いてみてください。
 これはダメかも、と思っても、とりあえず書付けるだけ書きつけておきます。
 要らないものは後で消せば良い、位の心情でどうぞ。

 3. 上のアイデアは整理されておらず分かりづらい。まとめます。
 
 起:
   a. キャラの設定
      A. 主人公は20歳くらい?
      C. 主人公は家族持ち

   b. 話の筋
      B. 盗賊に村が襲われる
      E. 主人公は盗賊の親分の顔を見る
      F. 主人公の家族は殺される

   c. 舞台背景
      D. 村は山の中にある
      G. 西洋っぽくしたい

   (以降、起承転結について、同様にアイデアをグループ化)

 4. 起承転結の流れ、及びアイデアの断片を見て、何か足りないんじゃないか、
 どれか要らないんじゃないかと見直します。
 このサイクルにて「要らないように思う」モノは消し、何か思いついたら書き加えます。


 大体、最初はB5用紙一枚分から開始します。
 徐々にアイデアを追加していくにつれて用紙の枚数は増えます。15枚とか20枚くらいになります。
 大量に紙は使ってください。書き損じたり気に食わなかったら書きなおしてください。
 無駄だとか思わずに何十枚でも使ってください。安い投資です。
 アイデアが出すぎたら、全体像を見て、要らんアイデアを差っぴけばいいです。

 この1〜4の過程はスゲエ苦しいです。アイデアが出ないときはイヤになります。
 ですが、天才じゃあない人間には、「書きながら考える」選択はありません。
 この過程は、1日1つ積み上げればよし、いつか俺はやってやる、
 そのくらいの気軽な気持ちでぶつかっていきたいものです。
 まぁ、アイデアが出れば「エウレカ!」っつって素っ裸で走りまわりたくなるような喜びがありますしね。

 アイデアをつけたり消したりして「もう考え付かないな」というところまで着たらプロットを起こします。
 筋の説明、キャラ設定、舞台背景を普通の日本語で表現します。
 プロット書いてる途中に何かに気が付けば、修正を掛けて構わないです。
 この時点で、貴方は、自身のストーリーの大半を把握できているはずです。

 後はプロットに従って、自分の頭の中のストーリーに従って、書き進めて見てください。
 因みに、書いてる途中で良いアイデアを途中で思いついたら、プロットを直しに掛ってよいです。

注意すべきことは
・プロットの内容と小説の内容は、出来る限り同期させる

 ということでしょうか。
 執筆期間が開いちゃった場合や、調子が悪いとき、
 全体像を忘れてしまったときに頼りになるのがプロットです。

 プロット = 小説のエッセンスといえばいいかもしれません。

 プロットと小説の同期が取れていないと、小説を読み直すハメになります。
 そりゃ時間の無駄なのです。

 少量の時間の投資で大きな無駄を省くため、プロットと小説の内容は、
 出来る限り同期を取るようにするのがオススメです。


 私め程度にいえる事としては、

 アイデアを出しながら書くことが出来ないなら、アイデア出すことと書くことを分離すればよい。

 というところでしょうか。
 ただ、方法論は各人バラバラになるとは思います。
 私めが上に上げた方法論が合わないひともいるかとは思いますが、
 とにかく「アイデア出し/整理」と「小説そのものの記述」を分離するよう心がけて見てください。
 
 一撃で全てを攻略できないなら、各要素毎にアタックするようにしてみてください。
 こういうのを「分割統治」と申します。


 追記で申し上げますと、予め全体像を把握した上で書くと、
 もう自分でもビックリするくらいの速度で書き進められます。冗談抜きで。
 逆に、考えながら書くと、かなりドンガメになります。
 人間の脳みそは、並列作業には向かないのですなあ。

 長文失礼しました。


峰しずくさんからの意見
 こんにちは。
 ん〜、ちょっとキツイ言い方になるかもしれませんが、

 それは、途中のひとつの場面を創って(描写して)みたいだけであって、
 小説を書きたい、という欲求にまではまだ至っていないんではないでしょうか。


 仮に、A君とB子さんのラブストーリーだとします。
 あなたが書きたいのは、その中の一部、たとえば「告白してOKをもらった」「告白して振られた」とか、
 あるいは「呼び出したのはいいが、好きの一言がなかなか言えず、やっと言えた」
 とかのシーンであって、A君とB子さんが愛を育むラブストーリーという視点では、
 とらえていないんだと思うんですよ。

 しかし、その書きたいシーンだけを書くために、
 頭と尻尾を無理矢理つけたって、書けるわけないと思うんですね。

 だったら、たとえ短編小説でもいいから、その書きたいシーンだけで始まって、終わる。
 こうして、ともかくひとつの作品を仕上げる。


 ここから始められてはいかがかと思うのです。


> やはり、物語を1つ作ろうと思えば、細かい設定をきちんと考えるべきですよね?
 皆さんはどのようにストーリーを考えていますか?


 僕はわりと、その場しのぎで、ストーリーを作っていますよ。

 藍琉さん風に言えば、冒頭として書きたいシーンを書く。
 そしたら、キャラクターが動き出すので、次に書きたいシーンを書く。
 ぼんやりとしていたテーマが次第に絞れてくるので、それを意識しながら、次に書きたいシーンを書く。
 そしたら、また次のシーンが浮かんでくるので、それを書く。
 別のところから始まって合流してくるストーリーが思い浮かんだら、それをまた書く。
 テーマはこう語ろうとか、ラストはこう結ぼうとか、だんだん見えてくるので、それを書く。

> あと、冒頭はインパクト重視ですよね。だとすると、ラストはどうなんでしょうか。
 無難にまとめるのは、やはりつまらないですか?


 インパクト重視っつっても、色々ですからね。
 読者が思わず目をそらしてしまうようなショッキングなシーンから始めたら逆効果の時もありますし、
 平凡な風景描写から始める方がインパクトの強い場合もあります。

 終りもまた同じくだと思います。

 告白したくて、なかなか出来なかい人が、いよいよ意を決して、というような場合、
 「あ、あの!」と、声をかける第一声で、終わっちまうって方法もありですよね。

 あれだけ迷いに迷って、ウジウジして、最初の一声が結局かけられない、
 というシーンが延々と続き、友達に相談したりもしたし、
 友達の恋の架け橋なんかだったら嬉々として引き受け、
 成功させたりしているのに、自分の告白が実はできない。
 そういう主人公を描写しつづけていたら、
 最後の一行が、
「あ、あの!」
 で終わってても、読者は「おお、ついに!」と思い、そしてハッピーエンドを想像するでしょう。

 あれこれ言いましたが、とりあえず、書きたいシーンだけで、冒頭も終りも構成できる、
 完成度の高い短編小説から取り組んで見られてはいかがですか?



藍琉さんからの返信(質問者)
 正直、峰しずく様のご指摘に、悲しいかな自分でも納得してしまいました。
 私は、思いついたセリフなどを使った、1シーンを描写したいのかな、と。
 だから、中途半端なエピソードがいくつか出来ても、それぞれが違う内容で、
 1つの物語にならないんですよね。
 峰しずく様のアドバイス通り、短編から始めてみようと思いました。

 ストーリーが適当でも、キャラが勝手に動き出すと言うことは、
 それだけキャラ作りに力を入れていらっしゃるのですね!
 私はキャラ設定が好きなので、1度キャラを作り込んでみて、
 「このキャラならどう動く?」ということを考えながら、物語を作ってみようかと思います。
 ありがとうございました。


峰しずくさんからの意見
> ストーリーが適当でも、キャラが勝手に動き出すと言うことは、
 それだけキャラ作りに力を入れていらっしゃるのですね!


 う〜ん、そうでもないんですよ、実は。

 ストーリーは、適当と言うと語弊があるのですが、
 「大きな流れしか頭の中では考えていない」という意味です。


 A連邦とB帝国の宇宙戦争もので、主人公は軍人を目指す学生。
 日本で言えば、防衛大学みたいなところ。
 座学やシュミレーターを使った基礎訓練を終え、宇宙空間での演習に出たところ、
 中立地帯であり、かつ練習船であるのに、宇宙法を無視した船に襲われる。
 敵の船ではなく、海賊だった。
 危機一髪の状況を、主人公の機転と奇策で回避し、軍の上層部から注目を浴びる。
 学生の演習船が襲われたことでニュースになり、恋人が「軍人なんかやめて」と主人公に迫る。

 と、まあこんな感じですね。プロットにすらならないような、簡単なもので、
 ノートに書かなくても、覚えられる程度のものです。

 どっちかっていうと、キャラつくりの方が適当ですね。
 「天然で明るい女の子」とか、「普通よりもちょっと生真面目な男の子」とか、その程度です。

 恋愛ものなら、恋愛経験について。
 剣と魔法のファンタジーなら、その技術について。
 エロなら、性体験について、など、主題になるものについては、詳しく設定しますが、
 それ以外は書きながら考えて行きます。

 あと、世界観については、イメージを文章にしていくわけですが、
 あんまり詳しく設定せず、書きながら決めていきます。矛盾しないように気をつけながら。
 必要に応じて書くので、詳細緻密なわりに、しつこくなりません。
 必要な場所に来てから、その場面に必要で、まだ説明されていない世界観だけを書き加える、
 っていう感じでしょうか。


南志紀さんからの意見
 物語の創作に順序はないと思っています。
 何を始点にするかは人それぞれであるので、中盤から始める手法もそのうちの一つと言えます。

 というか、基本的に書きたいものから広げていくものだと思います。
 しかし、設定が必要ない訳でもありません。
 設定とは物語で矛盾を発生させない為のルールです。
 決して設定自体が物語ではありません。

 物語から設定が生まれる事もあれば、設定によって物語が変化する事もあります


ディープさんからの意見
 書きたいシーンがあるのなら、
 それを先にかいてもいいかと思います。


 ぼくの場合は、おおまかな話のプロット(流れ)をつくってます。
 それを下地に台詞など思い付いたシーンを、そこにどんどん書いています。
 誤字脱字関係無しに忘れないうちに、かきこめるだけ書き込んでしまいます。
 それを元に文章化しています。

 冒頭にかんしては先におもいつかないのなら、完成まじかになってきたストーリをみて、
 出だしはどんなかんじがふさわしいかと後で発想しても問題ないと思います。


 問題は落ちですね、終着点はとりあえずでもいいから決めたほうが楽です。
 悲劇落ちとして書きたいのならば、
 たとえば恋人が涙を流すシーンで終了するというイメージはもっていないと、
 書きすすめる目標も見失うことにもなりますし。

 完結はおもいつきませんでしたでは、最後の方まで読んでいただいた人達に叱られます。


葉山宗次郎さんからの意見
 初めまして藍琉さん。葉山宗次郎です。

 一場面しか思い浮かばず、冒頭が作れない、設定が作れないから中盤が書けないとのことですね。

 場面しか思い浮かばないのは、悪いことではありません。
 どんな話にも元となるネタがあり、設定や場面はその一つにすぎません。
 それらを骨組み、核にしてどう活用するかで小説が出来ます。

 まずは、その場面をきちんと書き上げましょう。
 書き終わったら、どうしてその場面に至ったのか想像してみましょう。
 二人が出会ったというのなら、二人はどういう人物でどうして出会ったのか、
 過去にあったことがあるのか。思いつく限り、書き連ねてみましょう。
 いくつか書いたら、自分に一番しっくりいくものを纏めればそれで設定は出来上がりです。
 あとは、設定からプロットを立ち上げて、どの部分から導入させるか決めれば、そこから冒頭が書けます。

 大半は、第一第二研究室の受け売りですが、ご参考になったでしょうか?


火野 竜児さんからの意見
 私も同様の状態に陥ったことがあるので、少しアドバイス……になるかどうかはわかりませんがw
 お答えしたいと思います。

 まず物語の作り方ですが、これは人それぞれです。

 書きたい場面から始め、人物や話の流れを広げていく人、
 あるいは冒頭・終わりまでを考えてから作る人、
 物語をどのように作るか、どのように準備するかに対して明確な決まり事はありません。
 しかし今のやり方では話が作れないのなら、構成の仕方を変えるべきでしょうね。

 最初に書きましたが、私も書きたい場面だけ書いて、
 次のシーンが思い浮かばないという状態になったことがあります。
 ええ、ものの見事に途中で挫折しましたとも。

 どんなに見事な場面でも物語の全体としてみた場合、
 シーンに明確な意図や理由がなければ使ってはいけない。
 
 ポイントは藍琉さんが書きたいシーンが一つの物語の中で、
 きちんとピースとして当てはまっているかどうかです。


 当てはまっているのならそれでOKですが、当てはまらないと思うのなら、
 少し手を止めて考えてみましょう。
 ピースがばらばらになったまま、かつはめることもできないのでは、物語は永遠に完成しませんからね。

 どちらかというと細かい設定を作成するよりは、大まかでいいので、
 きちんとした一本のストーリーの流れを作成することを心掛けましょう。


 このとき、書きたいシーンは一度置いておいてください。
 とにかく、始まりから終わりまであるストーリーを作成することが大事です。
 それから既存のシーンをストーリーに当てはめられるように、少しずつ修正していきましょう。
 描きたいシーンの詳細がわからないので何とも言いようがありませんが、
 台詞の流れを残し、後の設定を変えていく、などの方法はいかがでしょう。

 藍琉さんの書いているものがラノベならば、
 主人公(たち)に焦点をあてて「物語」を描くのもいいかもしれません。
 人生には始まり(生い立ち)も終わり(死亡、あるいは節目となる目的の達成)もありますので、
 起承転結がつけやすいはずです。
 あるいは既存の本の構成を参考にするのもいいでしょう。

 あと、冒頭はインパクト重視とおっしゃられていますが、
 それは読者を惹きつけるための方法論にすぎません。

 
 インパクトがある小説=面白い小説ではありません。
 インパクトがなくても、面白い書き方はできるはずです。
 必ずインパクトのある冒頭にしなければならない、という考え方は発想をより狭めてしまいますので、
 もっと視野を広げてストーリーを考えてもいいと思います。
 もちろんしっかりとした冒頭になるのなら、インパクトのあるものであってもいっこうに構いません。

 長々と失礼いたしました。
 それでは執筆活動がんばってくださいね。


みつきさんからの意見
 藍琉さま、こんにちは。
 前置きはナシにしますね。というわけで。

>私はいつも、1つの場面が頭に浮かび、それにセリフを付けて展開させる……と言う作り方をしています。

 とのことですが、この『1つの場面』を『導入』『展開』『山場』『下げ』で構成するとして、
 各々最低一個ずつくらい出せるようになれば、
 なんとか前後のエピソードとしてくっつけることが出来そうな気がしますよね。
 
>やはり、物語を1つ作ろうと思えば、細かい設定をきちんと考えるべきですよね?
 
 私はどちらかというと、最初は至極大雑把に『大体こんな感じ』と設定を作って、
 後は書きながら細かくしていく、という感じです。
 書いている途中で『ここはこういう設定にしよう』と思い浮かぶので、ルーズリーフにメモしておいて、
 ある程度まとまったら、パソコンに打ち直してプリントしてファイルして……とやってます。

>皆さんはどのようにストーリーを考えていますか?
 
 私の場合は、まず、雛型のイメージを作ります。
 私は長編書きなので、その場合のイメージするのは『川の流れ』ですね。
 
 最初の湧き水が導入部分。
 そこから本流として下流に流れていって、
 流れていく過程で支流がいろんなところから合流してきて(展開)、
 最後には大きな強い流れになって海に注ぎ込む(山場)、
 で、最後は全部の流れが海に飲み込まれて、ゆっくりとたゆたって(下げ)……みたいな。
 
 短編だと、書くものと長さによって『空中に浮かぶグ球体ジグソーパズルを組み立てる風……(^^;』
 だとか、様々なイメージを作っていますが、まだ『これだ!』と思うものには出会っていません。
 
>あと、冒頭はインパクト重視ですよね。だとすると、ラストはどうなんでしょうか。
 無難にまとめるのは、やはりつまらないですか?

 ラストというのは、それまで辿ってきた物語と登場人物たち全ての心が最後に行き着くところなので、
 書き始めた頃くらいでは見えていないのが普通、
 書いている間に徐々に見えるようになってくるものですよね。

 
 物語には、おのずとそれに相応しいラストが生まれ出てくるものなので、
 これは最初からはどうにもしようがないこと……だと思います。
 
 ただ、『自分が読者としてこの物語を読んだ時、どう始まりどう展開し、
 どう収束していったらより良くなると思うか』ということを常に頭の半分に置いておいて、
 物語を書き進めるたびにチェックしていく、というのは、
 ラストを決めるのにとても重要なことだと思っています。

 と、それでは、長くなりましたが、これにて失礼させていただきますね。


かい@さんからの意見 2012/07/25
 僕の場合 (僕は、冒険小説しか書いた事ありません)

 冒険小説なんかだと、主人公がぎせいになって、世界を救うだったり。
 悪が、世界を狂わせているので、そいつをたおしたり。
 倒せなくて主人公が殺されて、その、息子か、弟が父か兄の仇を討つ。
 などのラストが出来ます。

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