第4研究室 創作に関するQ&A 384P | トップへ戻る |
リントさんからの質問
 語彙を豊富にするためには?
 
 はい、タイトルの通り自分の持ちえる語彙を豊富にする何か効率の良い方法はないでしょうか。

 それというのも、私が小説(もどき)を書いていても
 「表現が陳腐で読者としては面白くないだろう」と判断し、
 取りあえず手持ちの語彙を増やす事にしました。

 ですが、いざ増やそうと思ってもそうそう増やせるものでもなく、
 半ば盲目的な作業で効率がかなり悪いです。

 「本読めカス!」という怒号が四方八方から飛んでくる気がしますが、
 本を読む時のコツなど、些細なことでも良いので、どうか阿呆な自分にご教授ください。お願いします。


●答え●

ごま猫さんからの意見
 自己流ですけどこんなんどうでしょう?

 小説等を読んでいて勢いがついてくると、
 文章が読んだ傍から情景や情報になっちゃったりしてると思うんですよ、意外と。
 ってか自分がそうなんですけど。

 なので一文一文をゆっくりゆっくり読んでいって、
 頭の中であーだこーだ分析してみると、
 自然に語彙が増えてくるんじゃないかなー?


 シーンや雰囲気によって言葉の組み合わせが変わってる所とかに気づけるとなお良しです。
 それでは!


レリエルさんからの意見
 どーもはじめまして。レリエルです。

 本っていうか「類語辞典」マジ便利。
 執筆して→しっくりこない→類語辞典で調べる→気に入ったの選んで執筆みたいな。

 語彙を増やすというなら個人的にはコツもくそもなくひったすら読みます。濫読。

 純文学から大衆小説ラノベ果ては官能小説まで、作家にこだわらず。
 もーここ数カ月自分が買った本晒すとまとまりのなさに自分が唖然wするくらい。
 純文学は純文学で今はそういう言い回ししなくね?とか
 大衆小説やラノベならこの日本語おかしくね?とか
(特にwebにあがってるような第三者の検閲が入ってなさそうなのによくある)
 どう書けば正しいか考えて読むといい…かもw

 まあ個人的に優先順位は表現のうまさ>言葉の正しさですがw


飛車丸さんからの意見
 辞書を読んで言葉の正しい知識を身に付けることです。
 類義語辞典とか併用するとなおいいです。
 そうして身に付けた知識を使って、短くてもいいから例文を書く。
 使いこなせないと意味がないですから。


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 様々な体験を言葉にする練習をしながら、創作でこの言葉は使ったと思ったら類語辞典や、
 Yahoo辞書でもいいので類語を引いて、使用してみることです。

 語彙だけではなく、比喩表現を的確に使える人の方が上手く見えますし、面白いです。

 表現が陳腐というのは語彙だけの問題ではなく、
 リアリティある世界を想像し切れていないことも原因にあると思います。
 日常の何気ない一時でも文字にしてしまう練習をすれば、
 語彙をただ増やすより格段に効果がありますよ。


松本さんからの意見
 辞書と類語辞典で検索ですよ。
 他の方も言ってますけど、やはり類語辞典は最強です。


 でも、類語辞典って買おうとすると高いらしいんですよね。
 自分はネット上の「Weblio|類語辞典」を使ってますけど、かなり重宝してます。
 そんな感じで。


ウニ玉さんからの意見
 本をたくさん読む。
 
 以上。


みつきさんからの意見
 リントさま、こんにちは。

 とりあえず、今使える語彙だけで、映画の印象的なワンシーンとか、
 その目で見た美しい風景とか、自分で実感したことのある深く激しい心の動きとかを、
 しっかりと情景がイメージできるように描写し文章にしてみてください。

 
 そこで、何か足りない、一言では言い表せない気持ちや感覚や、
 その目で見たもの・ことを的確に表現できる、パズルのピースのようにぴったりと、
 そこに当てはめることのできる、自分の中にはない新しい言葉が欲しい!
 ……と心底思えたら、辞書や類語辞典を引いて、
 しっくりぴったりくる言葉を捜してみたらいいと思います。
 
 そして、その言葉が本当に自分の表現したいものに本当に合っているかどうか、
 よくよく考えてみて、使ったり使わなかったりしてみてください。

 それから、その言葉や単語、熟語、漢字の並びのイメージが自分の文体に合っているか、
 ということも、当然ですが、気にしてみたらいいかと思います。


 私も、自分には語彙が足りないのだろう、と、たくさん言葉を知ろうとしたことがあります。
 ですが、そのほとんどが、自分の小説の文体に合うものではないと気がついて、
 そのまま胸の中にしまってあります。
 でも時々、私の小説の中でも、今、このシーンでならばこの言葉が使える! 
 という瞬間があったりするので、たくさん言葉を覚えておいてよかった、と思うことがあります。
 
 それでも、まだまだ、ですけどね。
 いまだに書籍版の大辞林と類語大辞典と首っ引きです。
 腕が痛い(笑)。

 語彙を使いこなすには、いろんなジャンルの本をたくさん読まねば、と日々精進しております。

 それではこれにて。


グレー・デ・ルイスさんからの意見
 センター試験現代文(小説)用の単語参考書が非常に便利です。
 現在受験生なのですが受験勉強以外にもフル活用しています。
 そんなに高いものではないので、受験生でなくても一冊買ってみてはどうでしょうか。
 
 リントさんが入学試験終えたばかりでもう入試教材なんか見たくもない大学一年生なら
 そこまでしなくてもかまいませんが(笑)


公ちゃんさんからの意見
 こんにちは。公です。

 私もこの分野は苦手な人間です。
 書いてる最中、
 「こんな状態、何て言うんだっけ?」
 と、ちょくちょく手が止まります。

 世の中に存在する全ての語彙を網羅していたら、こんなことにはならないですね。
 そんな人がいればの話ですけど……。

 それで、私が(勝手に)決めた語彙の定義を

1・語彙とは絵の具のようなものである
 絵の具は緑が無くても、青、黄を混ぜたらそれを作れます。
 語彙も同じで、その単語を知らなくても、
 他の単語で言いまわして表現できるのではないでしょうか?
 つまり、今自分が知っている語彙で
 ある程度フォローできるのでは?

2・語彙とは国語の漢字問題と同じである
 昔、新聞か何かでちらっと見たデータですが、
 学生の漢字問題の正解率は
 「書く問題」より、「読む問題」の方が高い。
(私もズバリそうです。)
 「薔薇」を「ばら」って読めても、
 「ばら」を「薔薇」って書けません。
 語彙も同じく、他人が使っている語彙は何の違和感もなくスラスラ読めるのに
 いざ、自分が書くと、知っているはずの語彙を使えば済む話なのにそれすら思い浮かばない。
 これは自分でその語彙を使う機会が少ないからですね。


 以上の2点を纏めると、

 まずは、現在知っている語彙だけで文章を書いてみる。
 確かに次々と新しい情報を修得だが、古い情報を使いこなせないと意味が無い。
 既知であると使いこなせるとではえらい違いである。
 ……という事です。

 長々と成りましたが、これで失礼します。


鳥ノ木さんからの意見
 初めましてかどうか分かりませんが、初めまして鳥ノ木です。

 私も語彙を増やそうと、本を読んでは良い表現や言葉を探してメモリー。
 または辞書を読み、良いのに線を引きまくり、パソコンで検索しまくりとかやってましたが、
 そこまで良い成果は得られませんでした。
 
 と言うのも、それらは全て一時しのぎだからですね。さもありなん。
 それなりには力が付いたとは思いましたが、恐らく財産にはならない微々たるものでしょう。
(「さもありなん」って、面白いことばですよね。響き的に)

 なんだかんだで、私は今漢検の問題集をやってみてます。

 一度目を通してみるとその良さが分かるのではと思いますが、
 私的にはかなりの勉強になるのではと思います。
 私は元々昔から漢字が超苦手と言うのもあって始めたことなのですが、
 最近では実感できるほど身に付いてきて大分役に立っています。
 本を読むにしても、知らない言葉が出てくることなんてぶっちゃけあまりありませんし。
 (難しい言葉ってのはありますが)
 これならレベルも選べるのでお勧めです。


のんのんさんからの意見
 語彙の吸収については、他の方々が素晴らしい意見をいろいろおっしゃっているので、
 私が書くときに気をつけていることを。

 原稿用紙一枚の中に、同じ単語を二つ以上入れないように書く! です。

 「〜のような」と書き、次に同じニュアンスの文を書きたいときは「〜みたいな」にする、など。
 そうすると嫌でもたくさん辞書を使って調べるので、語彙は増えていくかな? と思います。
 お互い頑張りましょう。


魏延さんからの意見
 類語辞典は確かに便利で、手元にあれば助けになるかと思います。
 しかし、“言葉がかぶる”という点ばかり気にして、
 いちいち類語辞典をひらいて真新しい言葉を探す、
 ……というやり方では、結局語彙は身につきませんし、
 先に言葉を探してから書いていくようなことになってしまうと本末転倒だと思います。

 英語でいうと、例えば前置詞。
 ofとかaboutとかwith、for、as、in、at、on、above……。
 抽象的なイメージは教えられますが、
 日本人からしたら、イディオムとか慣用表現になるとほとんどワケ分かりません。
 これも、ネイティブや帰国子女の方の感覚からすると、
 どれがどれ、この状況はこれ、と明確に分かるそうなんですが……。
 日本人もネイティブも前置詞自体は知ってるのに、
 板についてるかどうかで使いこなし方がまったく変わってくるんですね。

 語彙とは、知ってるかどうかではなく、
 使いこなせるかどうかまで問われる問題ではないでしょうか。


 人間、誰にでも固有の口癖があるように、
 文章を書くときでもついつい使ってしまう言い回しがあるはずです。
 この言い回しをできるだけ数多く揃えればいいのではないかと。
 自分の気に入った表現を忘れるな、とか何とか言われるのはそのためじゃないかと僕は思います。

 プロの小説家は、自分独自のスタイルで、しかも全身全霊をかたむけて作品を作ります。
 「本を読め」 との言葉は、一見投げやりに聞こえますが、
 やはりモノ書き志望にとって最良の栄養が「本」なのは間違いありません。
 そしてその栄養は書店に行けばあふれるほどあるし、たいてい買わずとも立ち読みできます。
 暇があればぶらりと書店や図書館に寄って読んでみると参考になります。
 文章や語彙だけなら、まるごと読む必要もないですから、手短に済みますし。
 後は特に意識しなくても、大好きな本さえ見つかったら自然と影響されると思います。
 その作者さんの好んで使う言葉や言い回しをいくらか習得できることになるのです。


 自分の言いたいこと、伝えたいこと、説明したいことがしっかり表現できてるかどうかが重要なので、
 特に意味もこだわりもないのに、ややこしい言い方を選ぶのは逆効果に思います。
 類語辞典には同じ意味として掲載されていても、
 調べると微妙にニュアンスが違うことはしょっちゅうですから。
 どうしても言葉や表現を変えただけでは伝わらないかも、
 と思ったときは、比喩に頼れば事足りますしね。
 慣れ親しんだ言葉しか使ってないからといって、イコール語彙不足とも言えませんし、
 ここまでグダグダ書いといてこう締めるのもなんですが、
 よほど深刻でなければ、あまり気にしなくてもいいのでは。


サイラスさんからの意見
 どうも、就活が嫌になり始めた駄目な大人サイラスです。
 
 僕が語彙を増やした方法。
 まず色んな本を読んで、わからない言葉を辞書で引き、
 それを、わからなかった言葉、意味、出てきた文章、出典(どの本、作品出てきたか)を
 ルーズリーフに書き溜めた増やした記憶があります。


ヴィルアスさんからの意見
 はじめまして。

 本をたくさん読め、とは言いません。
 ただ、読み方を変えてみましょう。


 例えば、読むときにゆっくり、吟味するように読んでいく。
 自分の知らない表現があったら、とりあえず何度もそのシーンを読み返し、頭に刷り込むくらいの感覚で。

 私自身語彙なんて物は持ち合わせてないので信憑性に欠けますが、
 最近はそんな感じで語彙を増やそうと四苦八苦しています。

 では。


銀 朗月さんからの意見
 テスト目前なのにテスト目前なのにテスト目前なのに(ry
 どうも、テスト目前なシロガネです。

1・本を読み、分からない単語があったらその都度調べましょう。

 これは重要です。
 分かっている「つもり」な単語が盛り沢山だったりします。
 意味をしっかりと説明できない単語があったら、
 一回立ち止って調べるかメモをしておいて後でまとめて調べちゃいましょう。
 で、その単語を使って例文を2、3考える。類語がないか調べる。
 コレでわりかし定着します。


2・高度なレトリックがあったらメモなどに移し、覚えましょう。

 語彙はあっても使いこなせなければ宝物の持ち腐れと言うものです。私がいい例です。
 小説に必要なのは、文章力です。文章力の源となるのが語彙です。
 私の場合などは、模写したものから抜き出しメールで送信、暇な時にぼんやり眺めています。

 文章力の乏しい私がつらつら述べても説得力に果てしなく欠けるのが残念です。
 ではこれで。

 ああ、深夜だよもう……。
 私は勉強しなければならないのか。否、ない(反語)

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