第4研究室 創作に関するQ&A 455P | トップへ戻る |
ミシェルさんからの質問
 起承転結が解らない
 
 こんにちは。実は、起承転結がよく解ってません。
 正確には『起承転結』の『承』の部分が解らないんです。
 先日、短編小説を書き上げました。
 『承』の部分が解らなくても短編小説なので何とか書けました。
 次は長編小説を書きたいんですが、長編は作品が長いので起承転結が上手く組めません。

 僕は携帯電話しか所有していないので、携帯から『ラ研』を見たら、
 起承転結に関しては書かれていませんでした(僕が見たかぎりでは)。
 皆さんにお聞きしたいのは、起承転結についてお聞きしたいのと、
 長編小説用の起承転結の組み方を教えてください。
 もし良ければアドバイスお願いします。


●答え●

咲(さく)さんからの意見
 こんばんは、咲(さく)です。

 >起承転結について

 たとえばラブコメ『とらドラ!一巻』をモデルにしてみると、

【起】
・大河と高須の出会い
・高須、大河に襲われる
・それぞれの恋が叶うよう、協力関係を結ぶ(※1)

【承】
・恋が実るための努力を色々する
・その一方で高須と大河が仲良くなる
・高須と大河が仲良いことに、周囲の疑惑の眼差し(※2)

【転】
・高須と大河が仲が良いことを、恋人関係と勘違いされる
・大河暴走し、恋人関係じゃないよー、と、周囲にぶち切れる
・大河、北村に告白を決意(※3)
・大河、高須との関係も終わりにする
・大河、告白失敗

【結】
・高須、大河を慰める
・お前の傍にいるのは俺しかいねぇ、みたいな熱いノリで終わり。


 んー、まぁちょっと微妙に違うかもしれませんが、だいたいこんな感じですかね。

 【起】では、
・主要登場人物の出会い
 が、まず描かれています。


 また、主人公がどんなやつなのか、とか。
 周囲の環境とかがそこはかとなく説明されていますね。大抵の場合。
 んで、大事なのが「※1」としている部分。

 「それぞれの恋が叶うように、協力関係を結ぶ」
 これはつまり、物語の方向性です。一体どんな物語が展開してゆくのかを読者に掲示しています。

 【起】としての必要条件を一つ挙げるとすれば、
 【物語の方向性の掲示】です。
 違う言い方をすれば、物語の発端となる部分を描く、ということかな。

 【承】では、
 物語の方向性に合わせて、キャラ達が動き、物語が進んでいきます。
 上手に進んだり進まなかったりして、読者をやきもきさせて楽しませる部分です。
 ただし、致命的な失敗(あるいは変化)をするのはまだまだ先です。
 ここでは致命的な失敗に繋がる伏線をちらしておきます。

 なので、【承】の役割は、
 【物語の転換点に向けての伏線張り】です、多分ね。


 そして【承】の終わり。というか、【承】と【転】の間くらいで、
 物語の転換点がやってきます。これが「※2」です。

 【転】では、
 話が急展開します。ある意味で大盛り上がりする部分です。魅せ場とはまた違います。
 状況が大きく変化したことによって、登場人物が大きな決断、あるいは行動を取らざるを得なくなる。
 そして、実際に行動を取る。
 この行動はもちろん、物語が終わる方向に進めるための行動です。
 システマティックな言い方をすれば、
 伏線が回収され、取るべき行動が明示される、ということでしょうか。
 ミステリで言えば、様々な謎=伏線を探偵が暴き犯人を指摘するという流れですね。

 なので【転】の役割は、
 【伏線の回収をし、物語を終わりに導く】です。


 【結】では、
 物語を完全に終わられます。
 あっさり終わるパターンもあれば、ここが魅せ場になるパターンもあります。
 『とらドラ!』では多分、一応、魅せ場というか、そんな感じになっていなくもないです(曖昧だな、おい)。
 とにかく、【結】は完結の結なので、
 【物語を終わらせる】という役目です。言うまでもなく。


 さて、まぁだいたいこんな感じです。
 ただ、最近では多くの作品で起承転結が曖昧になりつつあります。
 【起承転結】も結局は、物語に緩急をつけて中だるみを作らないようにし、
 読者を飽きさせないための一技術に過ぎません。
 【起承転結】も【序破急】も、物語を作るための基本ではなく、
 物語を面白く作るための構成面での基本だとまぁ、僕なんかは思うわけですが、どうでしょう。
 まぁそれゆえに、起承転結を無視していても面白い作品だってあるわけですしね。

 さて、長々となりましたが。
 それでは、駄文乱文、失礼します。


Mr.エイプリルさんからの意見
 こんばんは、ミシェルさん。
 起承転結に関するご質問ですか。
 分かりました。順番にご説明します。
(一部、私の独自解釈が入ってるかもしれないので、その点だけはご注意を)。

 まず「起」は、物語のスタートという事でいいですよね?

 それから、問題の「承」ですが、これは「起」で述べた内容を発展させていく、
 いわば物語を盛り上げていく段階です。

 「転」は物語の転換点です。
 つまり、それまである方向に一直線に進んでいた物語を、
 方向を一転させて読者に「これからどうなるんだろう?」というわくわく感を与える場面です。
 これがないと、長編小説の場合、読者は飽きてしまいます。

 「結」は言うまでもなくクライマックスです。

 これで朧気ながらにでも分かって頂けたら嬉しいのですが……。

 長編小説用の起承転結の組み方ですか。
 難しいですね。
 
 といいますのも、私も長編を書くんですが、実はあんまり「起承転結」を意識しないで、
 「こういう展開になったら面白いだろうな」みたいな感じで直感的に書いてるんですよ。
 ですから、「長編小説における起承転結とは!」みたいな大それたことは申し上げられないんです。
 なので、私から申し上げられるのは、読書量を増やしてそういうストーリーの進め方なんかを、
 知識としてではなく感覚として覚えていくしかないかと……。

 あと、読書に限らず、映画なんかもストーリー運びを勉強する上で結構参考になりますよ。

 では、失礼します。


冬さんからの意見
 物語は全体の長さが短くなれば短くなるほど、
 つまり長編よりも短編の方がより起承転結を明確にした方がよいとおもいますよ。それはさておき。

 起承転結なんたるやを学ぶにはミシェル様が読まれた作品をここが『起』だ、
 ここからここまでが『承』だ、という風に実際に区切ってみることをお勧めします。
 大抵の商業作品は起承転結おのおのに、
 それなりに明確なラインが見えてくるので参考になると思いますよ。


MIDOさんからの意見
 こんばんは、MIDOです。長編専門で書いています。

 起承転結の『承』って難しいですよね。かくいうわたしもいつも悩まされています。
 そのため、わたしは『承』を考えないでプロットを組んでしまうことが多いです。
 起転結の三章に分けて物語を組むほうが断然やりやすいんですよ、わたしとしては。

 ですが不思議なことに、書き終わった作品を読み返すと『承』ができていることがよくあります。


 というのも、わたしは『承』の部分で世界観や設定などを説明することが結構多いのです。
 『起』の部分で事件を起こして、それが一段落したら、
 その物語の世界観や主人公の身分や現状などを書いていくのです。
 読者に一息ついてもらうためと、世界観や主人公の方向性を明確にするために。
(異世界ファンタジーを書くことが多いのでこの部分は力を入れることが多いです)

 なので『承』の部分は無理にストーリーを組まないでも、
 物語の背景や主人公の立場などを明らかにするためのパートとして使うことができる、
 ということをひとつ挙げておきます。


 ただ設定を並べるだけでは『転』の部分に行きつかない、と仰るなら、
 『転』に向かうための布石を置くという方法があります。
 『転』で物語が180度方向を変えた場合、
(例として、主人公の一番の親友が主人公を裏切った、ということにします)
 あまりにいきなりすぎると読者が混乱する恐れがあります。

 もちろん読者を驚かせるためにあえて布石を置かないというのもありですが、
 『承』の部分で主人公が過去に被害にあった事件を明かして、
 そのとき親友が主人公を助けたせいで傷ついた、などという話をしておけば、
 親友が主人公を裏切った必然性というのが明らかになりやすいです。

 それであとあと「主人公を裏切った本当の理由は、主人公がおれの彼女を盾にして逃げ出したからだ」
 などとその親友に独白させちゃえば物語はあっという間におもしろい方向に転がります。
(まぁこのままだと王道すぎて逆につまらないのですが)

 ということで、物語が『転』に向かうための布石、
 あるいは原因を伏線として表しておくために『承』のパートを使う、という方法があるわけです。




 さらに挙げるとすれば、単純に物語をおもしろくするためのパートとして使うというところでしょうか。

 もっともわかりやすい例として恋愛を挙げます。
 『起』の部分でヒーローとヒロインが出会います。曲がり角で額をゴッツン。
 いきなりぶつかってきたヒーローを「なんて失礼なやつ」と思って、ヒロインはご立腹のまま立ち去ります。
 『承』の部分で二人が再会します。実は同じ高校に通っていて、廊下でばったり。
 一方的にヒーローを嫌うヒロイン。
 でもヒーローは美少女なヒロインに一目惚れしていて思わず彼女を追いかけます。

 そして『転』に移動します。
 掃除の時間、体育館を掃き掃除していたヒロインに迫りくる不良生徒の影。
 それにいち早く気づいたヒーロー、彼女のためにそこへ駆けつけ勇敢に立ち向かう!
 一対多数でヒーローはあっという間にぼろぼろ。しかし愛の力で不良を撃退。力尽きて倒れます。
 
 はい、『結』がやってきます。自分を護るためにぼろぼろになったヒーローにヒロイン感激。
 目覚めた彼と目を合わせた瞬間、イエス、フォーリンラブ。となります。

 陳腐な例えで申し訳ありませんが、「話を膨らませる」の一般的な例に、
 上で挙げたような『承』の部分が当てはまると思います。


 ということで、まとめると『承』の使い方について、以下の三つが挙げられます。

1・世界観や物語の背景、設定などを明らかにするためのパートとして使う。
2・『転』のパートを盛り上げるための伏線を張るパートとして使う。
3・『起』のパートで起きた事件を発展させるパートとして使う。


 私的な意見ですが、わたしは『承』の部分をこの三つのどれかとして使うことが多いです。
 プロットの段階では見えないのですが、
 書き終わった作品を見てみるとだいたいこの三つのパターンのどれかを踏んでいることが多いです。
 ですからミシェルさんもあまり深く考えず、
 取りあえず『起転結』で物語を完成させてみるのはいかがでしょうか。

 参考になったかわかりませんが、コメントは以上です。


カイン(@メガネ)さんからの意見
 こんばんは、カイン(@メガネ)です。

 実は、起承転結は使えない人には全く使えない技法だったりします。
 元は漢詩の技法ですから。私も『起承転結』の『承』がわからない人間です。
 四コマ漫画だと応用しやすいらしいですが、小説は四コマ漫画ではないのでどうでしょう。
 代わりに私は『序破急』で考えることを勧めます。
 考え方は『起承転結』の『承』を抜いたのと差はありません。

 パソコンを使う機会があるならば「Point Of View」というサイトをご覧になることをお勧めします。
 ラ研のリンク集に入っています。
 そのサイトのストーリー作り方講座では、『起承転結』をぶった切ることから始まり、
 『序破急』で考えた方が物語がいかに作りやすくなるかを考察しているので、
 一見の価値はあると思いますよ。


竹馬新太郎さんからの意見
 う〜ん僕も未熟者なのでこれが正しい!といった回答は言えないのですが……
 自分なりの解釈としては

起『朝、少年が眼を覚ましトイレに行った』
承『だが、トイレの中にゴキブリが』
転『しかしなんとそのゴキブリは魔法によって姿を変えられた母だった』
結『少年の接吻によってゴキブリは元の母の姿に:(;゙゚'ω゚'): オエエエエエ…』
 『承』は『起』に対する展開といった感じですかね。

起『爆弾が発見された』
承『解体しようとするがもう時間がない!』
転『だが実はその爆弾は羊羹だった』
結『お茶会を開いて( ゚Д゚)ウマー』
つまり初まりの『起』からつながる物語に引きつける部分だと思います。

起『転校生が来た』
承『何者だろうか?なにやら怪しい力がある…』
転『実は猫だった』
結『( ´∀`)ネコカワイス』

 ですが実際の長編では大きな山場だったり小さな山場だったりが混在しているので、
 一概にこれに当てはめることは出来ないでしょう。
 んが、大体の小説をみると一話などで完全に終わらないにしても、
 大体のオチがついていることがほとんどです。

 起承転結、起承転結、起承転大完結のような形が多いと思います。

起『誘拐事件発生、誘拐されたのは美人姉妹』
承『美人姉妹は犯人を示す手がかりを残していた』
転『犯人と対決するが刑事は犯人を取り逃がしてしまう』
結『妹を助けることは出来た』
起『が姉はさらわれたままだ、姉は妹に謎の伝言を残していた』
承『謎の伝言…ksi65とは一体』
転『実はなんかだった、とにかく犯人を追い詰める』
結『姉を助け出した』
大完結『( ´∀`)良かったね』

 『承』の部分は「なぜなんだろう?」「どうしてこうなった?」「これからどうなるんだろう?」
 などといった疑問を読者にわき起こらせる。または増幅させる部分だとぼくは考えています。
 などで起承転結というといまいちわかりにくいので

 起、話を広げる、展開(山場)、結とか思った方がいいかもしれません。
 無論世の中には、
 起転起承転結といった形もあったりするかもです。

起『僕は学生である』
転『磁気嵐で異世界へ』
起『なんじゃこりゃー』
承『女「この世界をお助けください」「うむ」』
転『魔王と対決』
結『( ´∀`)俺この世界でいいや』

 細かく分けるとシーンごとに色々な役割があったりするのですが、
 基本として、始まる、盛り上げる(または展開する)、山場、結末へ。
 といった大きな流れは変わらないと見て良いでしょう、多分…。
 僕も自分で言っておきながらなんだかこんがらがってしまいました…。

 良く漫才で初めのファーストインプレッションをツカミと言いますが、
 それでいうなら『承』はその読者の袖を掴んだ手に、
 更に力を込めてたぐり寄せる部分だと言えると思います?
 いや…僕にも自信が持てなくなってきてしまいました…。

 弱輩の戯れ言ですが、少しでも参考になれば幸いと思います。
 失礼しました。


桜雪さんからの意見
 どうも、桜雪です。
 長編用の起承転結は結構簡単です。逆に短編の方が難しいと私は感じます。
 さて、話に入りますが、まず簡単に説明します。

「起」・物語の始まり。ここでは主人公の登場。事件の発生。など、何かしらの始まりを各場面です。
「承」・問題の本題です。ここでは「起」で起きた出来事から次のようなものを書きます。

    1、そのまま流れを繋ぐ。まぁ、日常シーンとか。
    2、補足説明をする。世界観の説明、何故「起」が起きたのかとか。
    3、「転」への伏線を張る。事件の予兆とか、誰かの行動の変化など。
「転」・文字通り、物語が急激に盛り上がる、変化する場面です。
「結」・これも文字通り、話しの終わり。「転」で起きた事の終わりですね。

    
 雑な書き方でスイマセン。とりあえず、私の説明力ではこれが精一杯です^^;
 これが、基本の起承転結ですね。
 これを長編で書くときは「承」がとても重要になります。
 「承」は物語を進める上で中心軸となる場面です。
 一番理想な「承」は『波うち線』です。
 〜〜のように「起」で始まった物語を盛り上がらせたり
 、静かに進めたりと波をうつように上下させるんです。

 という感じです。これ以上長文になると迷惑になりそうだし、
 説明もこんな感じなので終わらせていただきます。では。


FNさんからの意見
 分からないなら分からないで、とりあえず書いてみたらどうですか?

 でもたいていの事は悩んだりせずに、頭の隅に置いとけばそのうち分かりますよ^^
 だいたい一年か二年くらいで。


みつきさんからの意見
 ミシェルさま、こんにちは。

 私の場合は、『起承転結』のうち『起』『承』『結』しか見えてない段階で本文を書き始めるタイプです。
 『転』は『起』『承』『結』から必然的に生まれてくるもの、という感じがしている……ような。
 というわけで。

 『起』……事の発端。
 『承』……展開。
 『転』……急転。
 『結』……話の締め。


 ごく簡単にするとこんな感じです。
 確かにエンターテインメントとしての『お話』を作るのに必要な最低限の要素ですよね。
 ここから『転』を抜くと、ただの雑記みたいな感じなるような。
 
>>長編小説用の起承転結の組み方
 『起(事の発端)』
  ↓
 『承(それでどうした)』
  ↓
 『小さな山場その1(二つ目の起)』
  ↓
 『承(それでこうした)』
  ↓
 『小さな山場その2(三つ目の起)』
  ↓
 『承(それでも駄目ならこうしてみる)』
  ↓
 『中程度の山場(いくつかの問題の解決)』
  ↓
 『承(ホッと一息……と思ったら)』
  ↓
 『転(最大の問題、もしくは、隠れていて見えていなかった問題に関する急展開)』
  ↓
 『結(それで結局どうなった)』

 私の場合は、大抵こんな感じ、でしょうか。
 ちょっと注釈させていただきますと、『承』の中で起こる『小さな山場』等については、
 『起』『転』『結』に大なり小なり関わりのある事柄であることが大前提です。
 これでおおよそ、四百字詰め原稿用紙200〜300枚くらい……にはなりますでしょうか……。

 それではこれにて。


マギウス あひるさんからの意見
 恐らく初めまして、あひるです。お久しぶりでしたらごめんなさい。
 私も、作成スタイルが変わって
 「起承転結ってナニ? 承ってナニモノ? どうすればいいの?」
 となったので、お気持ち察します。

 調べたところ、わかりやすいサイトさんがありましたので、要約します。

「起」
 ・変化前の状況
 ・世界や人物などの紹介

「承」
 ・変化の原因や理由、兆しなど
 ・感情を盛り上げる

「転」
 ・変化
(承で描いた伏線を紐解き、緊張感と盛り上がりを最大限まで高める)

「結」
 ・変化の結果
 ・「起」の逆

 これを王道ファンタジーにすると(趣味ですごめんなさい)

「起」
 ・魔王降臨、モンスターが暴れ回る
 ・剣と魔法の世界、英雄に憧れた少年が旅立つ

「承」
 ・仲間を増やしたり、新しい魔法や剣技を修得する
 ・苦しい戦い、仲間の自己犠牲での勝利、出会いと別れ
 ・魔王より更なる存在の影

「転」
 ・最終決戦
(別れた仲間が合流する、大魔王の登場、生きるか死ぬかの戦い)

「結」
 ・仲間と協力して勝利
 ・世界に平和が戻り、少年は英雄になる

 となります。
 いやぁ、いいですね、王道ファンタジー!
  最近見かけなくなったので、しょんぼりしていますが、私情はどうでもヨシ。

 一行で表現するなら、
 英雄に憧れる少年が、様々な経験をして、大魔王を倒し、英雄になりました。
 の「様々な経験」の部分が「承」です。
 一度、ご自分の物語を一行にするといいかも知れません。←今思い付いた

 私は起承転結の組み方を、ラ研を参考にして組んでいます。

起┬起┬起
 │ ├承
 │ ├転
 │ └結
 ├承┬起……

 という風に。
 面倒ですし混乱もするでしょうけれど、
 どこがどの要素なのかがわかると、書き方も自然に変わると思います。
「○○、△△、□□、××という4つの大陸がどうたらこうたら」
「魔法には○○、△△、□□があり、更に××というものは禁呪法でうんぬんかんぬん」
 と説明するより、さっさとこの少年を冒険に送り出したくなりませんか?

 少年が魔法に疎ければ(起)、初めて見た魔法に感動するでしょうし(承)、
 自分もやろうとして失敗するでしょうし(転)、それなら剣の腕を上げようと思ったりもする(結)でしょう。
 読者も魔法に感動して(起)、少年が魔法使えたらいいなと思い(承)、
 魔法ダメなのかよーと意気消沈し(転)、剣ならどうなんだと応援する(結)のです。
 
 物語の起承転結は、読者の心の起承転結でもあると思います。←今気付いた
 物語の起承転結がわからないのであれば、読者の気持ちをどう揺さぶりたいかを考えてみるのも、
 いいかも知れません。試していないのでわかりません。試します。

 長くなりましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。

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