第4研究室 創作に関するQ&A 460P | トップへ戻る |
れんちるーとさんからの質問
 宇宙人が地球を侵略する目的と手段
 
 こんにちは、れんちるーとと申します。

 アニメ『ケロロ軍曹』にインスパイアされ(ぷっ)、
 宇宙人が地球侵略のスパイとして一般人の生活をはじめる……というお話を書きはじめたのですが、
 彼ら宇宙人にとって『侵略』とは何が目的で・どのような方法を使うものなのでしょうか?

 メジャーどころでは「地球を植民地にする」ことが大半であり、
 地球のレベルをはるかに上回る超絶兵器で制圧するというパターンが多いようなイメージがあります。

 それ以外の目的または手段で地球に干渉する(結果的に支配しようとする)作品があれば、
 教えていただけないでしょうか?
 なお「侵略」は「地球外の知的生命体によって地球人類が物理的に支配されること」と定義しています。

 今のところ「これぞ侵略!」と思ったのは映画『ゼイリブ』での洗脳手段でした。
 また新書『「世界征服」は可能か?』(岡田斗司夫/ちくまプリマー新書)においては、
 何らかの大事件を起こしてもそれが直接に侵略支配へはつながらないと分析されており、
 宇宙人もその辺をどのように考えているのかが疑問です。

 ご意見をいただければありがたく思います。


●答え●

Vedaさんからの意見

 こんにちは。
 宇宙人による地球侵略で有名な作品……といいましても、映画になりますが、
 「インデペンデンス・デイ」ですね。
 90年代の古い映画なのですが、完成度はとても高いので、今なお楽しめる映画です。
 
 その映画の「宇宙人」ですが、侵略方法はノーマルに兵器ですが、目的がちょっと特殊でした。
 「イナゴ」というバッタが大量発生した時、農作物が壊滅事態に陥るまで農作物を食い散らかします。
 それと同じように「宇宙人」も、各星々の資源を荒らしまくるという理由でした。
 
 だから、自分たちが住めるようにあれを残そう、何をしようというのはいっさいナシ。
 やたらめったら破壊していましたね……ヤツラ
 だからその分、物語も面白かったのかもしれません。


彷徨えるモノ書きさんからの意見

 こんにちは、彷徨えるモノ書きです。

 れんちるーと様がおっしゃる侵略の定義とはちょっと違うかもしれませんが、
 面白いケースがあるのでご紹介をば。

 「ジュブナイル」という日本映画がありまして、
 その映画ではボイド人が秘密裏に地球にやってくるのですが、
 
 彼らの目的は「地球の海を奪取すること」。

 言われてみれば水というのは宇宙では貴重な資源で、
 登場人物の一人も「惑星開発に水は重要だ」などと言っていた記憶があります。
 Wikipediaの該当記事によると、ボイド人は宇宙の商人で、
 「生態系が完備された海」を発注されたので、それの調達先として地球を選んだのだとか。

 地球にやってきたのは軍隊ではなく企業なのだそうです(武装してますが)。
 彼らはピラミッドのようなでっかい装置を建設して、地球の海を奪取しようとします。

 海をまるごともっていかれては地球人としてはたまったもんじゃないので、
 それを防ぐために主人公たちが……みたいな感じですね。
 いや、物語の本筋はちょっと別なんですが。

 ボイド人たちの目的が「地球の海」であって、
 地球に住んでる人類に対しては一部の危険因子を排除しようとする程度、
 というあたりが、個人的にはちょっと面白いな、と思いました。


グレー・デ・ルイスさんからの意見

 こんにちは。「まかでみ・らでぃかる」に侵略の動機として秀逸な物が乗っていたので紹介します。

 「地球あったらとりあえず侵略するでしょ」

 わかるようなわからないような理由ですが、
 いろいろな宇宙人が地球侵略に失敗してますから、
 パロディ世界観なら地球侵略が一種のステータスになっていても何ら不思議はありません。

 あと、毒茸城と忍術学園が争っている理由みたいに、
 「地球自体に別に興味はないけど、地球は他の星に攻め込む拠点とするのに重要な位置にある」
 というのも面白いかもしれません。
 そうすれば、いろいろな星の侵略者(全員女)が同時に攻めてきて、
 ハーレムなんて展開も作りやすいかも……

 すみません。調子に乗りました。


世羅 悠一郎さんからの意見

 世羅 悠一郎です。

 そうですね......。
 ライトノベルではないですが。
 コミックで、メダロットシリーズ(1〜4)辺りを挙げさせて頂きますね。

 作品が入手困難なので、概略をネタバレさせて頂きますが。
 メダロットというロボットの知能であるメダルは本来一つの生命であり、
 「星に飛来し、殖えること」が使命でした。
 そのメダルを生み出し、統括するマザーという存在は「浸食(侵略)は生命の本能である」とさえ語ります。
 いわば、資源が欲しいからとかそういうことではなく、殖えることが使命だから、
 そのための手段として侵略が行われるに過ぎないというのです。

 彼らは高い知能を有しますが、知的な理由よりも、より本能的な動機で侵略しようという訳です。
 殖えることが生命の本能だから。
 そこには、それ以外の理由が一切ない。


 資源が欲しいとか、そんな知的な理由で侵略するのではないと。
 殖えたいから殖えるだけ。
 侵略は、異なる知能を持つ生命二つが出会えば、ぶつかり合うから起こるだけで、
 自分は殖えるという目的のために動くに過ぎない。

 とは言っても、そのマザーという存在以外のメダル、
 作品世界で一般に広まっているメダル達はそんな使命は忘れていて、
 というか知りもせずに人間と暮らしています。
 それが作品世界の情緒を醸し出しているのですが。

 要は。「なまじ頭がいいから侵略だとかそんな事を考えるだけで、
 本質は自分達が繁栄したいだけ。結局は本能に従っているだけ」という事になる訳です。


 以上、参考になれば幸いです。
 それでは。


柚子さんからの意見

 こんにちは、柚子です。
 宇宙人の侵略目的というと

・自分たちの星が住めなくなったから地球に移住するため
・地球文明が将来的に宇宙文明に脅威となりうるため今のうちに叩いておく
・地球環境を守るために害虫のごとき地球人を駆逐
・元々彼らこそが地球に住んでいた種族であり、何かの事情で地球を離れていたが戻ってきた


 なんていうのも結構ありがちなパターンではないでしょうか。
 あと、

・その星の王族の決まりで、どこかの星を征服して初めて一人前と認められる
・男or女の出生率が低い、あるいは病気で子供が作れなくなったため、種族存続のため

 なんてのもありました。


三村将弘さんからの意見

 どうも、三村将弘と申します。

 「サイン」「インディペンデンス・デイ」「宇宙戦争」……以下略。
 地球は常に危機見舞われている今日この頃ですね。

 さて、宇宙人が侵略してくる目的・方法についてですが、簡単にまとめるとこんな感じでしょうか?
 まずは目的ですが、

1・資源が目的(水・希少金属・大気から人間まで様々)
2・開拓が目的(母星からの移住、未開地の開拓など)
3・侵略が目的(宇宙征服、略奪、いらないけど一応占領してみる、など)
4・その他―宇宙船の補給基地として。
 文明水準が低いので見るに見かねて「宇宙連邦が腐敗した体制から人々を解放〜」。
 宇宙海賊的なノリで。「新世界の神になる」。などでしょうか。

方法としては
1・攻撃(インディペンデンス・デイ)
2・誘拐してすり替える(チェンジリング)
3・洗脳する
4・脅迫する
5・地道に地球人と交渉する

 基本的に2、3は政府要人を狙うのがお約束です。

 ちなみに、地球人による撃退法の中で一番受けたのは、「バットで殴る」です(映画「サイン」より)。

 あと、としてもどうでもいい事ですが、宇宙人は“焼き直し”的存在だと私は思っています。
 「天使・悪魔は人に化けて闊歩している」→「すでに一万人の宇宙人が地球に潜入している!」
 「天使・聖人による聖痕」→「宇宙人による手術の跡」
 「(古代の)予言」→「(現代の)予言」
 結構、過去の超常現象が現代に形を変えてお目見えしていたりもします。

 では、これにて。


ペットボトムさんからの意見

 大半の作品は地球の資源や惑星そのものが目的ですが、
 人類や生物が対象になるものもあります。

 
 スーパーロボット大戦のパルマー帝国や宇宙の騎士テッカマンブレードのラダムは、
 地球人類を目的として侵略しようとします。

 前者は優秀な機動兵器のパイロットを育てるため、
 もしくはクローン兵の為の遺伝子サンプル回収が目的、
 後者はラダム獣という生命体を惑星に降下させ、
 その惑星の知的生命を取り込んで中枢神経に進入することで、
 最強の生物兵器テッカマンの素体としてフォーマットします。

 また、地球人類という存在そのものに恐怖を抱き、
 これ以上危険なベクトルへの進化・発展を遂げる前に滅ぼす、
 もしくは統制をはかって無害化させてしまおうと考える異星人も描かれています。
 
 蒼き流星SPTレイズナーのグラドス星人やスーパーロボット大戦のインスペクターがそれで、
 地球の文化や武力を破壊して回ります。
 後者などは地球の兵器製造プラントを流用してMSやPTなどの地球製兵器を量産してきたりします。
 トップをねらえ!の宇宙怪獣達は宇宙という巨大な生命体の免疫システムで、
 自分達の惑星を出て活動し、宇宙を食い荒らす可能性のある癌細胞のような生命体、
 すなわち知的生命体を滅ぼす事を目的としているようです。

 侵略とは違うのですが、強殖装甲ガイバーでは地球上の生物達はそもそも、
 「降臨者」という異星人によってゾアノイドという生物兵器の母体として創造された生命体だった、
 という設定でした。

 あと、宇宙人・異星人が地球を侵略するというのが当たり前みたいになってるんですが、
 その逆で地球人が他所の星を侵略する作品もあります。


 他所の星への入植行為がそうですし、テラフォーミングだって、
 そこにもともと住んでいた生命体からすれば、惑星環境が激変するわけですからいい迷惑ですよね。
 ヴァンドレッドの地球人は他所の星の人間達をサイボーグ化してしまった自分達が、
 人間に戻るための生体部品として「刈り取り」をしますし、
 銀河漂流バイファムはもともとククトニアンの土地だった星を、
 地球人達が再三の警告さえ無視して入植を強攻、結果として戦争が起こります。


木野さんからの意見

 どーも葬式関係の行事は疲れるね、木野です。

 仮面ライダーカブトではワームという敵が人に化ける(記憶すらも複製する)のです。
 そういう手段で徐々に増えていってました。
 後半いろんな人たちがワームでびびりましたね。
 そいつらは子孫を増やすために地球で迷惑行為を働いていきました。
 参考までに。


RAZUさんからの意見

 こんばんわRAZUと申します。
 直接の意見にはなりませんが、
 古のギャグ漫画のネタを誰も上げていないようなので、あげておきましょう。

 吾妻ひでお『ななこSOS』
 で、地球の側を通りかかった宇宙船の中でのやり取りを要約

部下「皇帝閣下 文明のある惑星を発見しました
   植民地にしておきましょうか」
閣下「ほっとけ」
部下「でも 美しい星ですよ」
閣下「どこが美しい!
   白い雲がぐねぐね
   青い海はぶよぶよ
   大陸ときたらぐちゃぐちゃ
   どーして地球を訪れた異星人はあんなものを
   いちいち美しいとかいわにゃならんのだ
   異星人としての独自な美意識をもっとらんのか!」

 漫画のある偏った趣味の都合上、
 この異星人は地球以外の物への美意識からちょぼい侵略を開始するわけですが、

 まあ、なんと言うか、異星人=地球を侵略 という黄金パターンを崩すというのもありかと。
 異星人が欲しいのが地球という植民地なのか(黄金パターン)
 特定のものだけなのか(上記のパターン)
 水と人間という食料だけなのか、80年代の米の『V』なんかそうだったはず。

 異星人の美意識をネタにするって、ありきたりですが、おもしろい視点かな、と思ったもので。


Mr.エイプリルさんからの意見

 おはようございます。

 宇宙人が地球を攻撃する目的ですが、いくつかあると思います。
 単に領土拡大が目的の場合もあるでしょうが、自分たちの星が滅亡してしまい、
 代わりの星を手に入れるためや、資源を手に入れるためといった場合も考えられます。
 また、侵略とはちょっと違いますが、地球(或いは人類)が、
 自分たち(或いは宇宙全体)にとって有害な存在(脅威)であると判断して一方的に攻撃してくる場合や、
 自分が不利益を被ったとして(逆恨みの場合もある)報復として攻めてくる場合も考えられます。

 侵略の方法で奇抜なものとしては、
 ウルトラマン80でバルタン星人(五代目か六代目かは忘れましたが)が、
 子供の喧嘩を全世界規模の戦争に発展させて人類を自滅させ、
 結果的に自分たちが地球を手に入れようとしたのがありました。

 こんな回答でよろしかったでしょうか?
 では、失礼いたします。


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見

 まだ出ていない(?)パターンを幾つか。

1・地球人の知性が一定を超えたので、宇宙の連合組織に加盟、管理する為に侵略。
2・地球人が互いに争う醜い種族なので、戦争をなくす為により高位の知的生命体が侵略して統治。
3・元々宇宙人も地球出身の人類だったのだが、何かしらの理由で追放され、地球に戻る為に侵略する。
4・星のコレクターに人気が高そうなので星を売るために侵略する。
5・強い宇宙の敵がいて、それと戦う戦士を育成する為に侵略的行為をして選出する。
6・地球=毬藻的感覚で、汚れを洗い流そうとしたら、人類だった的な究極攻撃。
7・星の資源=宇宙人の食べ物で、地球の核も含めて喰らい尽くす。
 
 などなどですね。意外と一杯ありますよ。


ぱるるるるさんからの意見

 ビジターという昔のアメリカのテレビドラマがありましたが。
 宇宙人が友好をよそおって地球にやってきて、次々とプラントを作っていくと言う話です。
 実は彼らの目的は水だったと言う話です。
 つまり、宇宙には水資源が実はほとんどなく、地球の水をすべて持っていってしまおう。
 と言う大きな野望でした。w


リンチェさんからの意見
 こんばんは。

 対象が必ずしも「地球」に限らないのですが、
 「ギャラクシー・トリッパー美葉」(山本弘 角川スニーカー文庫)に登場するさまざまな宇宙人は、
 以下のような理由で他の星に攻撃を仕掛けていました。

・他の星に喧嘩を売ること自体が好き。
・全宇宙の生命を抹殺することが自分たちの宗教的使命であると考えている。
・地球人の肉体を利用して究極の生物兵器を作ろうとしている。



 また、「イリーガル・エイリアン」(ロバート・J・ソウヤー ハヤカワ文庫)に登場したトソク族は、
 自分たちが冬眠している間に他の星の生物が進化し、自分たちの星に攻めてくることを防ぐため、
 前もって他の惑星の生物を滅ぼそうとしていました。

 面白いものでは、「激走戦隊カーレンジャー」の悪役、ボーゾックの、
 「地球を花火にするため」というものも挙げられます。


まーうぃっくさんからの意見
 ありそうな例は皆さん挙げられていますので、
 「銀河ヒッチハイク・ガイド」よりちょっと変わった例をいくつか。
 侵略というよりは、力に差がありすぎて一方的な破壊になっている例ばかりですし、
 地球以外も含んでいますが。

・超空間高速道路を建設するのに邪魔
・地球人の何気ない言葉が、ある異星人にとっては最悪の侮辱の言葉だった。
・その惑星は実は自然発生したのではなく、ある目的のために建造された人造惑星で、
 その目的を阻止したい
・銀河間ビリヤードというゲームの球にしたい

 作品自体は「侵略」に全く比重を置いていないものなんですが、
 動機としてはかなり面白いのではないかと思います。


 それから気になった事を一つ。
 水資源目的での侵略がいくつか挙げられていますが、あまり良い理由ではないかも知れません。
 水素は宇宙で最も数が多い元素であり、酸素もありふれた元素ですから、
 その組み合わせである水もまた、宇宙では“よくある”化合物なのです。
 温度の問題から液体として存在するケースは少ないですが、
 遥々飛んできて喧嘩を吹っ掛てまでぶん取るほどのものではないかと思います。

 地球に資源目的で侵略に来るとしたら、表面にうっすらとしか存在しない水ではなく、
 中心核などに含まれる金属元素のほうが自然ではないでしょうか。
 特に地球は太陽系で最も密度の高い惑星ですから、
 それだけ“重い”元素を含んでいることになります。


忍野さんからの意見

 こんばんは、忍野です。

 ふるぅぅぅい作品から、まだ上がっていなそうなものを2つ。ネタバレなので注意してください。
 たぶん絶版レベルなんで、ばらしても良いかなとは思いますが……。

・地球をリゾート地として開発するため

 「鉄甲巨兵SOME−LINE」(吉岡平、富士見ファンタジア文庫)より。
 「宇宙の地上げ屋」を営む宇宙人の侵略目的は、「地球をリゾート地として開発する」こと。
 そこで住民たる地球人を退去させようと、
 ニューヨークなどの大都市に大量の犬の糞をばらまいてみたり、
 空港に馬鹿でかい猫の死体を降らせてみたり、
 あの手この手の嫌がらせをしてくるところからストーリーが始まっています。
 その地上げ屋と巨大ロボットが戦うギャグ&パロディものです(笑)

・通り道に地球があるのでじゃまだった

 「時の果てのフェブラリー」(山本弘、徳間デュアル文庫)より。
 宇宙を旅する超生命体が、通り道に地球があるので、
 「ちょっとわきによけとこう」的なかるーい考えで地球の時空間に干渉。
 ところが地球サイドでは時空がゆがんでしまい、めっさ大変なことになる話。
 宇宙生命体としては道端の小石を蹴飛ばす感覚だったというふうに描写されています。
 地球人のことはまるで眼中になかったようですね。
 しかも「彼ら」が地球のそばを通過するのはウン万年後とかいうスケールのでかさ!(笑) 
 まったく侵略目的じゃないんですが、宇宙人的思考がぶっ飛びだった一冊です。
 ちなみにこの本、美少女主人公のお色気シーンなどを含みつつも、
 ハードSFに分類されている模様(笑)

 あと、そんなに古くない作品から。こちらもネタバレ覚悟でお読みください。

・宇宙人による逆テラフォーミング

 「ALL YOU NEED ISKILL」(桜坂洋、スーパーダッシュ文庫)より。
 地球を侵略する謎の生命体、こいつらが実は宇宙人本人(?)ではなく、
 異星の人類が地球を改造するために送り込んだ「土木工作機械」の一種に過ぎないという設定でした。
 いわば逆テラフォーミングという、コロンブスの卵みたいな発想ですね。
 考えてみれば宇宙人だって、あらかじめ住めるようにしてから移住する方が自然です(笑) 
 そういう意味ではリアリティのある侵略方法といえるでしょうか。

・地球人がかつて宇宙人の下僕として造られた生命体だった

 アニメ「不思議の海のナディア」など複数の作品で見られるパターン。
 地球人は上位種族たる宇宙人の召使い、あるいは奴隷のようなものとして作り出されたにも関わらず、
 そのことを忘れている設定です。
 宇宙人は地球人が身の程知らずに振舞うのが許せず、
 「お前らは失敗作だ!」てなノリで抹殺をはかるわけです。
 ファンタジーでも、宇宙人に代わって神や精霊が、
 似たようなことを言っているケースがよくありますね(笑)

 参考になれば幸いです。


浅倉竜也さんからの意見

 こんにちは、興味深い話題だったので遅まきながら

 個人的には「ウルトラシリーズ」がやっぱり挙げられますね。
 特に「初代ウルトラマン」と「ウルトラセブン」(ウルトラ「マン」セブンは誤記です)が秀逸です。

 一番印象に残ると思われるのはやはり「バルタン星人」、
 初期のバルタンは失った「第二の故郷を求めて地球に漂着した」宇宙人で、
 火星にはスペシウムがあって住めないから最終的に地球を奪い取るという選択をして、
 ウルトラマンに全滅させられました。

 ちなみにスペシウム光線は「バルタン星人の苦手な物質を生成している光線」ということのようです。
 ウルトラマンメビウスでは、スペシウムを火星で採掘してたり、
 GUYSの戦闘機に「スペシウム弾頭弾」が搭載されてたりします。
 ってすいません、長すぎる予断でした。

 宇宙人に話を戻して「ウルトラセブン」では殆どの場合、
 敵は宇宙人であり怪獣は宇宙人の生物兵器と言うパターンが多いです。
 宇宙人が起こす怪事件をウルトラ警備隊が調査するのが基本パターンです
 
 特に印象的だったのは第8話「狙われた街」に登場した「メトロン星人」です。
 北川町という街で人間が突然凶暴化する事件が発生し、
 事件の原因は自販機で売ってるタバコの中に仕込まれた「宇宙ケシ」でした。
 
 さらに、それがバレたメトロン星人はモロボシ・ダンに対して
 「我々は地球人は互いに信頼しあって、ルールを守って生きてる事に気づいた。
 地球を侵略するのに暴力など必要ない。人間同士の信頼を崩せば勝手に自滅する」
 という、戦闘能力は高いけど武力で侵略しない恐ろしさがありました。
 しかもラストのナレーションが何とも言えませんが、ご自身で確かめる事をお勧めします。

 ちなみに「ウルトラマンマックス」の23話「狙われない街」で再登場を果たし、
 今度はタバコの代わりに、携帯電話の電波に凶暴化を促す波長を送り込むと言う手段を用いましたが、
 この話のオチも凄まじいモノがありました。

 それと、このメトロン星人と類似の侵略で「宇宙刑事シャイダー」の「フーマ」は、
 地球を傷つけることなく手に入れるために
 「地球の人間の心を悪魔に変える」事を目的に動きます。
 だからフーマの侵略は人の精神に影響を及ぼし、人間社会をむしばむように仕掛けてくるのです。
 例をあげると、人を凶暴化させる歌をテレビやラジオで流し、
 日本中の人間が暴れ出すと言う話があったりします。

 あと逆に「ウルトラマンレオ」の初期では星人の目的がほとんど分からず、
 等身大の星人がひたすら殺人を繰り返すと言う、違う意味で不気味な種類の物もありますけどね。

 やっぱりこの手のものは特撮ものも結構参考になると思います。

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