第4研究室 創作に関するQ&A 486P | トップへ戻る |
笠内さんからの質問
 自分の過去作を書き直す是非とコツ
 
 こんにちは。笠内と申します。
 本日はぶしつけながら作品の書き直しについて皆様の御高説を伺いたいと 思って、
 書き込みをいたしました。

 先日、自分の処女作を読み直し、描写の不足さと文章の未熟さを感じました。
 ですが、若気の至り故のストーリーとキャラが気に入っている作品なので、
 できれば書き直したいと思っております。

一、過去の作品に囚われず新しい作品をどんどん書いていくべきか、それとも書き直してみるべきなのか。
二、もし書き直すのなら、プロットから新しい文章を書くのか、本文を参考に新しい文章を書くのか。
  もしくは文章に描写を加えていくのか。

 皆様の忌憚のない御意見をお聞きできれば幸いに存じます。


●答え●

AQUAさんからの意見

 こんばんは! AQUAと申します。
 処女作……私はできることなら読み返したくありません。
 怖いです。パンドラの箱です。
 でも、愛着があるのも事実なんですよね〜。

 書き直したいと思ったら、書き直します。
 最後まで仕上げられそうか、という自分のモチベーションとの相談ですね。
 単に文章とか作法の部分なら可能ですが、
 ストーリーが変わってしまうとしたら本腰を入れなければ難しいですし。
(私の場合、長編なのでとくに……)

 書き直す場合は、本文に描写を加えていきます。
 もちろん、まずは全てを別の場所に移した上で。
 プロットから書くとしたら、それはもう別作品(新しい作品)と見なします。

 簡単ですが、ご参考になれば幸いです。


雨杜 潤さんからの意見

 ( ̄^ ̄)ぐーてんもるげん。
 処女作……いつか書き直したい。

 書き直したいと思い、その気力があるなら書き直すのもいいと思います。
 過去の作品を直すことは今までにもありました。
 その場合、設定の一部を残して全改変で原形を留めないものになったこともあります。
 また、描写や文章を直す程度で留めたりすることもあります。作品によってマチマチですね。

 しかし、実はわたしも何度か長編処女作を書き直そうと試みていますが、過去二回挫折。
 現在は作風と趣向が変わってしまって、直せない状況です(吐血
 
 これは割り切って放置プレイしています。

 いつか直したいのですが、ちょっと気力が足りません。(死
 文章作法を覚える前の文章なので、単に描写と文章を直すだけでも随分とマシになるかと思いつつ、
 読み進めると設定と構成の粗が多くてorz
 こういうものは放置して新しいのを書かなくては、前に進まないと思っています。
 因みに、その処女作は今でもサイトに晒しており、羞恥プレイ状態です(喀血

 とりあえず、書き直したいなら書き直してもいいと思います。
 処女作は思い入れが詰まっていますからね。
 では、失礼します。


ぽろろさんからの意見
 ちわっす、ぽろろです。

一、書き直しても良いと思います。

 理由としては、それが「作品を書き直す」じゃなくて、
 「書き留めてあったアイデアを使う」という扱いだと思ったからです。


 ふと思いついたアイデアは日々メモってますので、
 自分は「過去作品=メモしてあるアイデア」だと考えています。

二、初めに「プロット〜」をして、次に「本文を参考に新しく〜」をして、
 最後に「描写を加える」をすればいいと思います。
 
 丸ごと変えたいほどの過去作品なら、プロットの段階までさかのぼるべきです。
 そして使えそうな部分は過去作品から抜き出す形にすればいいと思います。


 そんな感じで。


ひなげしさんからの意見
 ところで、こんな格言はご存知でしょうか。

 『後ろを振り返ってばかりいるものは、新しい未来を創れない。
 前しか見ずに進むものは、過去の過ちをくりかえす』


 だからまあ、たまには昔の作品を書き直すのもいいんじゃないでしょうか。
 色々試せるのもアマチュアです。
 ちなみにこの格言は自作だったりします。自作格言がマイブームなんです。

 書き直し方としては、文章力の練習や確認のためなら、本文を参考に新しい文章を書く、ですね。
 公募などに投稿したいなら、プロットからやるのがいいと思います。
 
 文章に描写を加えるのは……私はあまりお勧めしません。
 全体的に見た場合、バランスが悪く調和がとれなくなりそうですし。


 ではでは。


飛車丸さんからの意見
 ぶっちゃけ、書きたいものを書けばいい。
 どういう風に書き直すかは、作品と真剣に向き合えば自然とわかる。
 それでもわからないなら、書かない方がいいってことです。


ひすいさんからの意見
 どうも、ひすいと申します。

 まあ、こういうのって要は気力とやる気の問題なんですよね。
 新しい作品をどんどん作り上げていくのも大切なことですが、
 自分の昔の作品を改めて見詰めることによって、新たに見えてくるものがあるかもしれません。
 
 ただ、一度完成したものをまた書き直すって言うのは相当しんどいことなので、
 結局は自分がそれをやる気があるか、それが重要なんです。

 で、どういう感じで書き直せばいいかっていうと、
 それは自分がどう書き直せばイイ作品にできるかって思えるかで決めれば良いんじゃないでしょうか。
 たとえば、その作品を読んで、今の自分と比べてみる。
 それでどこがいけないのか、未熟なのかというのをはっきりと見つけることができているのならば、
 そこを変えるだけでもいいでしょう。
 
 あまりに多すぎて所々を直すよりも最初から最後まで一新しちゃったほうがいい、
 という場合は一から書き直す。
 文章とか以前に内容の部分で問題がある、という場合はプロットから組み立て直す。


 とまぁ、こんな具合に、
 どこをどう直せばいいかをよく考えた上で書き始めればいいんじゃないでしょうか。
 では。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOです。

 書き直したいという強い気持ちがあるなら書き直すのもいいのでは、と思います。
 個人的には新しい作品を書いていくべきかと。
 ひとつの作品の精度を上げることも大切ですが、書き終わって一区切りついた作品をまたいじるのは、
 なんだか当時の全力を自分で踏みにじるような気がして。
(あくまで個人の感覚の問題ですので、書き直そうとなさっている方への批判ではありません)

 書き直すとしたらプロットからですね。
 理由としては、当時と今の力量がまったく違いすぎて、
 本文から直そうとしてもとても直せたものじゃないからです。
 文章に描写を加えるのは基本的に無理。
 やったとしてもまったく別物の作品になるのは目に見えていますので。

 むしろ処女作は書き直さないで、スランプに陥ったときなどに読み直して
 「あ、この頃よりは上手くなってるよ自分。だからそう思い詰めるなって」
 と自分で自分を慰めるために活用していたりします。
 ……悲しいな、そんな自分。

 思い入れがある作品を大切にしていくのはいいことですが、
 あえて未熟な作品のまま置いておくというのも、
 たまに読み返したとき成長を実感できていいものです。


 コメントは以上です。では。


水原さんからの意見
 こんにちは、水原と申します。

 書き直してどうにかなりそうなら、書き直す。
 どうしようもならないと思うなら、封印。
 私だったら、この二択です。
 書き直すというやる気が持続するかという問題もありますが。

 新しいものをどんどん書くのも大切ですが、
 書き上げた作品の質を向上させるためにじっくり考えるのも大切です。

 
 書き直しなどは、やる気がある時じゃないとできないので、
 私は気が向いた時や必要に駆られた時(公募の締め切り等が近付いてきた時)ぐらいにしかしないです。

 書き直す時は元の文章に手を加えたり追加したりしますけど、
 全体のバランスの調整にもかなり神経を使います。
 それを怠ると、かなりつぎはぎしたような不自然感が出てしまいますので。
 私はしないですけど、元の文を参考程度にして新しく書き直すのが一番いいかと思います。
 かなり面倒ではありますけどね。

 気に入ったキャラや設定などがあって、
 それを他の作品に使いまわす時にはかなり注意が必要です。
 元の作品の設定やバックグラウンドなどをなまじ作者が知っているため、
 新しい作品が説明不足になったり、不自然な点が目立ったりするという事態が起きやすいので。
 元の話での設定と新しい話での設定を、
 きっちり区別して注意深く比べればそれも少しは緩和されるでしょう。

 少しでもお役に立てれば幸いです。
 それでは、失礼します。


マギウス あひるさんからの意見
 こんにちは、あひるです。
 先に高説ではない、と弁解しておきます(笑

一・新しい作品を書くべきだと思います。
 処女作が気に入らない場合、どこが気に入らないのかをハッキリさせる為に、ある程度の修練が必要です。
 また、長編の場合は書き直す為の纏まった時間と高いモチベーションが必要ですから、
 準備が整うまでは手出ししない方がいいかと。
 何しろ処女作と言うヤツは、精神的ダメージが半端ないですからね_| ̄|○
 学校の成績表より致死率が高いかと。

二・媒体と、当時との実力差、執筆スタイルの変化によりけりです。
・紙媒体の場合、書き加える事は難しいでしょう。
・当時との実力に開きがあると感じた場合や執筆スタイルに変化があった場合、
 プロットからごっそり書き直す方が無難です。
・描写を加える場合でも、全体通して読むとちぐはぐになってしまったりするので、
 少なくとも紙やファイルは新しくした方がいいと思います。
 パソコンの場合は上書きせずに新規保存しておきましょうー。
 データの管理や書き直しで、元のと一緒にすると要らんトラブルが発生します。
・元の文を参照にすると、少なからず影響が出ます。
 それをヨシとするか否かは本人次第。
・全面改稿には時間とモチベーションが(以下略
 先述しましたので省略。
 
 これらを踏まえて、お好きな方法でどうぞ。
 以上、参考になれば幸いです。


逢雄さんからの意見
 こんにちわ。逢雄と申します。

 いきなりですが、それは自分で判断なさって下さい。
 僕を含む色んな方の意見を参考にするのは構わないと思いますが、決定は自分でして欲しいです。
 何を、と思われるかもしれませんが、人にはそれぞれ合ったやり方があると思いますから。

 一、書き直すのはいい事だと思います。
 自分の変化や成長もわかりますし、書き直すのもいい勉強になるでしょう。
 ただし、新しく描くほうが変化、成長は大きいと思います。
 何も考えず描くのではなく、自分にいくつかの課題を与えてですが。

 二、もし書き直すのなら、と言ってる時点で書き直したいように見受けられますが……
 書き直すなら、プロットからです。

 最初に作った時と同じ行程をなぞるべきです。

 その結果、何も変わらなくても構いません。とにかく一から作るつもりでやってみないと、
 あまり意味がないと思います。時間があれば、ですが。

 それでは、参考になりましたら。


長万部さんからの意見
 こんばんは。長万部と申します。

 個人的な意見を申し上げますと、プロの作家としてやっていきたいのならば、
 アイディアは惜しみなく捨てるべきです。

 
 そうすると脳が次なるアイディアを求めて活発に動き出します(動き出さない場合もありますが)。
 少なくとも、一つのものにこだわり続けていては新しいアイディアはなかなか生まれないと思います。

 小説家の保坂和志氏は『書きあぐねている人のための小説入門』 という著書にて、
 以下のようにおっしゃってます。

 「書き終わったあとでもまだ何度も手直ししてしまうのは、本当はその作品を直したいからではなくて、
 次の作品が浮かばないために手近な作業で時間を潰して『次』が浮かばないことをごまかしているのだ」

 私の処女作は目も当てられない酷い出来ですが、愛着はあります。
 しかし、それはあくまでも「私個人」の愛着に過ぎません。
 読んでくださる心の広い方々には全く関係のないことです。
 どんどん新作を発表しなければならない作家を目指すのであれば、
 次へ次へと貪欲にアイディアを求めた方が良いと私は思います。


レンレンさんからの意見
 どうも、レンレンです。つい先日に同じことをしたので参考にしていただければと思います。

 一については笠内さんご自身の判断で。
 ですが、結構書き直す気マンマンのようなのでやってみてはどうでしょうか?

 問題は二ですね。私も同じことを悩み、とりあえずやってみました。
 パートごとに気になっている部分に描写を入れたり、文章を新たに加えてみると、
 その前後に違和感が出てきてしまいました。その為、プロットから作り直しております。
 
 そんなこんなでプロットからをオススメします。
 描写を加える所や文章を書き直す所をプロットに書き出すといった感じでいかがでしょう?

 私のやり方なので向き不向きはありますが、参考になれば幸いです。


アリスさんからの意見
 こんばんは、アリスと申します★
 私も、今から三年くらぃ前に書いた小説をリメイクしてぃる最中ですw 
 今読み返すと、『……何でこんな駄作に自信満々で公募したんだろぅ』と赤面になってしまぃます;

 私もその小説のストーリーやキャラが好きである気持ちが強かったので、今リメイクしてぃます。
 ですから、その時よりは成長した自分で、どこまでマシな小説が書けるのか、それを試してぃます。
 それでも評価が低ければ、潔く切り捨てて、また新しい小説を書いていこぅと決めております。
 
 なので、あなたが書き直したぃと思ぅのなら、時間の許す限りトライするのが良ぃと私は思ぃます☆
 
 書き直す際、私は最初その小説を読みながら、気になった所を訂正する、と言ぅやり方をしてぃました。
 ですが、私は途中でその方法を中断しました。
 
 何故なら、文章をちょっと工夫しただけで、内容が全然マシになってぃなかったからです。

 大袈裟に言ぅなら、前より悪化してしまったんですね。
 しかも、直してぃる時は、私はそのコトに気付けなぃんです。
 結局私は1から書き直すコトに決めました。
 我ながら恥ずかしぃですね;

 そうしたら、最初に書いた小説と、1から書き直した場合の小説とで、
 全く内容が異なってしまいました。それはもう、別の作品なんじゃね? と疑ぃたくなるくらぃ;;
 その頃の小説は、ストーリー構成も、キャラも、何もかも低レベルだったので、
 1から書き直す際にきっちり考えました。
 すると、キャラの人数は減るわ、登場人物は変更するわ、
 ストーリーは(最初と最後は変わらなぃけど)大きく変わるわ……自分でもビックリでしたね; 
 前の自分の欠点が色々見えて、良ぃ体験になったなと思ってぃます。
 
 長くなってしまぃましたが、私は書き直すなら、1からやるコトをオススメします。

萌え・美少女・美形・BLについて
その他・創作上の悩み
世界観・リアリティ・設定についての悩み
タイトル・ネーミングについての悩み
やる気・動機・スランプについての悩み
作家デビュー・作家生活・新人賞・出版業界
上達のためのトレーニング・練習法について
読者の心理・傾向について
使うと危険なネタ?
恋愛・ラブコメについての悩み
ライトノベルについて
文章・描写についての悩み
人称・視点についての悩み
推敲・見直しについての悩み
コラム(創作に役立つ資料)
批評・感想についての悩み
ネットでの作品発表の悩み
ストーリーについての悩み
冒頭・書き出しの悩み
プロットについての悩み
キャラクターについての悩み
主人公についての悩み
セリフについての悩み
オリジナリティ・著作権・感性
テーマについての悩み
二次創作についての悩み

 携帯版サイト・QRコード
  
第4研究室は小説を書く上での質問・悩みをみんなで考え、研究する場です。
質問をされたい方は、創作相談用掲示板よりお願いします。
質問に対する意見も募集します!
投稿されたい方はこちらの意見投稿用メールフォームよりどうぞ。
HOME|  第1| 第2| 第3| 第5| 鍛錬室| 高得点| CG| 一押| 資料| 掲示板|  管理人| 免責| リンク| メール|