第4研究室 創作に関するQ&A 493P | トップへ戻る |
小夜さんからの質問
 小説を書くことを友人に教えるべきか?
 
 こんにちは。
 私は中学生のころから小説を稚拙ながら書いていますが、
 小説を書いているというとどうも偏見的な目で見られがちです。
 暗いだのオタクっぽいだの、小説家になりだなんて夢見がちだとかよく言われます。
 小説を書いていることを他人に教えない、もしくは悟られないほうが良いのでしょうか。


●答え●

ディンゴさんからの意見

 こんにちは。ディンゴです。
 僕も一時期似たような気持ちを抱えていた事があるので、他人事のように思えませんでした。

 結論を言ってしまえば、どちらでも良いでしょう。
 執筆が趣味にしろ、作家を目指しているにしろ、周りの友人に無理に話す必要はないと思います。

 僕が中学生の頃は、読んでもらいたくて学校へ持って行ったところ、
 「こいつ官能小説書いてるぜ!」と馬鹿にされた事があります。
 その時は本気で、執筆をやめようと考えましたが、それでも好きだったので止めたりはせず、
 友人にはずっと隠してきました。
 だって、悔しいじゃないですか。そんな身も蓋もない罵声を浴びせられただけで趣味を奪われるなんて。

 それから高校を卒業するまでは、小説を書いている事を隠してました。
 初めて暴露したのは専門学生時代。本当の意味で親友と呼べる人や彼女に対してです。
 ある種のコンプレックスの暴露でしかなかったです。
 また変に揶揄されるんだろうな、と覚悟はしていました。
 けど、ネット上の匿名の読者たちだけでは満足できず、
 身近な人にも読んでもらいたいという作家欲が起爆剤になったような物です。
 
 覚悟していたのに、打ち明けてみたらビックリ。
 もともとが明るく社交的らしいので、「意外だ」と目を丸くされました。
 また、皆「すげぇ」とか「でかい夢持ってんな、うらやましい」とか「読んでみたい」と、
 すんなり受け入れてくれました。
 それ以来、趣味が執筆である事は包み隠さず話してます。
 そうする事で多くの感想やらアイディアやらいただけるので、僕としては嬉しい限りです。

 執筆の事を他人に話さなくても作品は書けるでしょう。
 それ自体は悪い事ではないですし間違いではないはずです。
 ですが僕個人としては、他人に話したからこそ得た物が多かった分、
 今は暴露して良かったと感じてます。


みつきさんからの意見

 小夜さま、こんにちは。

 そういった偏見を真に受けて、変に気にしてしまうという性格なら、教えない、
 悟られないようにするのが賢明かと。

 
 実力をつけて実績を積んでいけば、そういう偏見を正面から口にする人は居なくなっていくでしょうから、
 それまではこうやってネットを利用するなり、自分で勉強して技術と思索を深めていくなりして、
 一人でコツコツとやっていったほうがいいと思いますよ。

 それではこれにて。


銀翁さんからの意見

 はじめまして、銀翁といいます。

 やっぱりみんなそういう悩みを抱えてるもんなんですねぇ・・・。
 私も書き始めたのが中学生時代で、ものすごい駄作を書いていました。授業中に(笑)

 それを質の悪い奴(今となっては友人ですが)に持ち去られ、
 コピーをクラス中にばらまかれたことがあります。
 もともと私自身が影が薄いのもあって、かなり長くにわたってからかわれました。

 まぁ、それが理由で「いつか見返してやる」という感情が生まれ、
 夢も何もなかった私に初めて夢ができたわけなんですが。

 今ではその人たちにも感想を聞いたりしてますね。
 あまり気にしない質なのでww

 まぁ、あまり気にしないようにしてお互い頑張りましょう!


飛車丸さんからの意見

 私が中学校の頃は、信頼できる友人にだけ話して、読んだ感想を聞かせてもらったりしてました。
 ほんの二〜三人ですが。
 でも、表面上の付き合いしかない友人に対しては、おくびにも出しませんでしたね。
 で、まあ、これは言っても仕方ない気もしますが、それでも一応。

 貴方もまた、他人は偏見を持っているという『偏見』を持っています。

 他人と言っても、それは『他人』という十把一絡げな存在ではなく、
 それぞれ一個の意思を持った個人です。
 馬鹿にしたり鼻で笑ったりする奴ばかりでなく、素直に応援してくれる奴や協力してくれる奴もいます。
 他人の偏見を恐れるならば、まずは自分が偏見を捨てることが大事。
 そうして人と接すれば、自ずと相手のことが分かってきます。
 こいつは何を好み、何を蔑み、何を喜び、何を嫌うのか、なんてのが分かってきます。
 相手が分かってくれば、あいつになら打ち明けられるとか、こいつに話すと馬鹿にされるとか、
 判断できるようになるかと思いますよ。


招き狐さんからの意見

 こんにちは。小夜さん。はじめまして。

 ディンゴさんはじめ他の方と同じく、僕も中学の頃に書き始めました。
 恥ずかしながら親友と友人の違いがイマイチ分からない僕としては、当時は誰にも言いませんでしたね。

 っていうか、家族には言ってあったので、友達にまで言う必要性を感じませんでした。

 ですが、中学二年の終わりごろに、小説を書いている、と告白してきた友達がいました。
 彼から言わせれば僕は「唯一無二の親友」らしいのですが、
 僕はそうは思っていなかったことに今でも自分に対する軽蔑を持っているのですが、閑話休題。

 とにかく、それがきっかけで僕も自分が小説を書いているということを言いました。

 お互いに作品を批評して、良いところや悪いところを指摘しあい、なかなか楽しかったです。

 後に彼に、「何故僕に小説の事を話したのか」と訊いたところ、親友だからといわれました。
 ちょっと僕としては居心地が悪かったのですが、
 ようは相手を信じてるから言ったのだ、と解釈しましたね。

 僕はこういう人間なのであまりたいしたことはいえませんが、
 相手を信じられるなら、言ってみるのはどうでしょう。
 僕みたいに、向こうも小説を書いている、なんて偶然もあるかも知れませんよ?

 もっとも、その友達と趣味があう事は、ある意味前提ですが。


長万部さんからの意見

 はじめまして。長万部と申します。

 結論から申し上げれば、自由であると思います。
 秘密を持っているのもなんだかいい気分ですし、理解を得るのもいいと思います。

 私の場合は「直木賞をとる!」とおバカなことを一週間に一回は公言し
 「目を開けている時くらい現実を見たまえ」と友人たちには呆れられています。
 しかし公言することで自分自身のモチベーションも高まると思います。小
 説を書いている程度で恥じることはありません。

 個人的に嫌だなと思うのは、他者に私が小説を書いていることをバラされることです。

 
 ちなみに私はつい先日、ゼミの時に教授によってゼミ生全員の前で
 「君は小説を書いているのだから……」と暴露され、穴があったら入りたい衝動に駆られました。
 仮にも講義の時間にそれはやめてほしかったです、教授。


ひすいさんからの意見

 どうも、ひすいと申します。

 話す必要がないなら黙っておいていいんじゃないですか? とても親密な友人などは別として。
 たとえば特に仲の良いというわけでもなく、しかも聞いてもいないのに、
 いきなり「私、小説家目指してるんだよね」とか言われても困ります。
 そりゃあ偏見は誰しも持ってるわけですから、それが表に出ちゃったりするでしょうよ。

 まあ、人によっては自分から聞いといて「小説家」って答えると微妙な反応をしたりするひともいますし、
 それは当然のことなのですが。
 ですから基本言う必要性がない限りは言わないようにすれば良いんじゃないかと思いますよ。
 ほんとうに信頼できる友人とかには教えて、
 自分の書いた作品の感想とかを求めるのもいいかもしれませんけど。

 では。


五月憂さんからの意見

 こんにちは。五月です。

 引け目を感じてはいけません。
 小説とはあなたの思いそのもの。
 自分の考えに自信も持てないようでは、何も伝えることなんてできませんよ?
 小説を書けるということは、他の人間より優れているということですよ。
 感受性、文章力、自分の生き方を明確に持っていること、
 あるいはそれを真剣に悩み、考えているということ。
 素晴らしいじゃないですか。

 暗いがなんです。能天気な連中より自分を見つめているということではありませんか。
 オタクの何が悪いんですか。
 自分の趣味も持たず流行りを追いかけているだけの人間より、ずっと面白みがあります。

 文句を言われたら、熱く語ってやりましょう。
 まあ、あまり熱く語りすぎてもKY云々なので、温度調節は必要ですが。

 何にせよ。堂々としていればいいのです。
 誰も他人の趣味に文句のつけようなんてありませんから。
 あなたはあなたですよ!

 それでは。


MIDOさんからの意見

 こんにちは、MIDOです。
 わたしも中学から小説を書き始めたクチです。

 中学の頃は漫画を書いていて、それを友達に見せてモチベーションを維持していたことがあるので、
 小説を書き始めた、ということもその友人たちはすんなり受け入れてくれました。

 高校の頃は残念ながら彼らとは離れてしまって、
 いつも一緒にいるような友達もできず(っていうか気づいたら一人でラノベばかり読んでいた)、
 授業中も小説を書いているという有様でした。
 
 当然、隣の席の子などは授業中熱心にガリガリやっているわたしを横目で見ているので、
 なにをやってるのー? と聞いてきます。
 で、「小説書いてるの」と答えたら「あ、やっぱり」という顔をされて、
 よけいに孤立する羽目になりました(笑)

 なんだか高校時代は、小説を読むことと書くことに夢中になりすぎて、
 周囲の人々を寄せつけないオーラを放っていたみたいで。
 気づいたら友達全然いなかったという体たらくです。
 夢中になるのはいいけどほどほどにね、という教訓を得ましたね。

 要は、ここまでのめり込んで執筆をしていなければ小説を書いていることなんてばれないし、
 友達に引かれるのがいやなら書いていることは秘密にしておけばいい、ということだと思います。
 公言しまくって、わたしのように引かれてしまうと高校時代切ないですよ(苦笑)

 大学に入ったら逆に「すごいねー」と賞賛されるようになりました。
 国文科に入学したのがよかったのでしょうね、まわりにも結構小説書いている人がいたんです。
 純文学のほうに投稿している友達とかもいて、
 授業中にガリガリやっていてもまったく気にせず「すごいねー」と言ってくれました。
 寛大な心を持つ友達と国文科に感謝です。

 コメントは以上です。公言する場合は時間と場所と人間を見て考えましょう。では。


前田なおやさんからの意見

 初めまして、前田なおやというものです。

 ワシの場合ですが、周囲にはオタクがばれてるうえに友人にもオタクが多いので、
 別に書いてることが知られても何も変わりませんでした。
 むしろ色々な友人(オタクも否オタクも)に意見や感想をもらえて、大いに参考になっています。
 友人とは違いますが、塾の先生は「高校生のうちに一回くらい賞に応募しろ」と励ましてくれています。

 自分には恥が全くないので平気ですが、
 もしワシが引っ込み思案な人間だったらこれにも耐えられないかもしれません。
 でも、生の声で「おもしろい」と言われた時の快感は癖になるものがあります。


音都ひかりさんからの意見

 私は同じく小説を書いている友人とお互いに見せ合ってましたねぇ・・・懐かし。←小六時
 その前は友達に挿絵書いてもらってましたねぇ・・・懐かし懐かし。←小四時
 見せなくなったらはりあいがなくなったと思います。泣

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