中二NO.20000さんからの質問 2012年08月24日
『遠い未来の地球…
太平洋のはるか上空に浮かぶ、『ウォルフェルト』と『スルダ』と名付けられた二つの浮遊島。
人類の理想郷として建設され、主に上流階級の人間や各国の首脳らが住む第一浮遊島『ウォルフェルト』。
その隣に建設された『スルダ』と言う浮遊島は、『ウォルフェルト』の人間たちのための娯楽や、いざこざの解消手段、または新兵器の実験として、日々『代理戦争』が行われていた。
◆
第二浮遊島・『スルダ』
どこからか飛んできた流れ弾が、レヴィンの頬をかすった。
その後ろでは爆発音が聞こえ、兵士たちの悲鳴が響く。
辺りは硝煙と油と死肉の臭いで満たされている。 』
という感じの書き出しです。
全体が重い話なので、一番初めから会話文と言うのがどうしてもできません。
しかし、初めの500文字ぐらいがほぼモノローグというのはやはりブラウザバックの対象なのでしょうか?
●答え●
個人的に固有名詞が続けて出ていることの方が気になりますね。もっと世界観を簡単に伝えようと考えていたとすれば、先に情景描写や心理描写が入ってくるものではないかと思います。
ちなみに、一つ目に関してはかなり説明的で『硬派な書き出し』というよりは説明書でも読んでる気分にさせられますね。「左の島はこういうもので、右のはこんななんだよー」と言われてるような。正直なところ、「へぇ……」としかリアクション出来ません。
二つ目は話の入りが唐突すぎて「うん?」っていう。もっと前置きがあってもいいかと思われます。
ちなみに僕はある程度の重い話を書くときは3000文字くらいまではセリフを一切書きません。もともと地の文を多めにしているのも一つですが、情景描写であれ心理描写であれ重たいということはそれだけ中身が詰まっているということになり、当然書けることも増えるのです。
地の文が増えることには問題は無いですし、それ以上に大切なのは読ませる文章を書けているかどうか。読者に対して不親切な文章構成になっていなかという点ではないでしょうか。
最後に。説明的な冒頭と唐突過ぎる冒頭はどちらもブラウザバックの対象です。
個人的な話にはなりますが、きっと例に出ているような冒頭を前にしたら僕は即座に引き下がります。
硬派だろうと軟派だろうと、本文が陳腐だったり稚拙だったり面白みがなかったりすれば誰でも「戻る」「閉じる」をワンクリックでしょう。
感想や評価がいまいちだったりアクセス数読了数等が伸びなかったりするのは、まりそういうことだと思います。精進あるのみではないでしょうか。
こんにちわ。能根忌です。
物語の一番初めに説明をもってくるのはちょっとどうかなと思います。
設定を説明したいのは分かりますけど、読者からしたら「うわ説明からかよメンドクサ」でブラウザバックの対象になる確率が高いのではないかと感じます。
設定なんかは物語の中で登場人物たちに会話という形で説明させればいいのではないかと。
そうすれば出だしが説明から入らない小説の完成です。
参考になれば幸いです。では執筆頑張ってください。
夜勤で寝起きのせいか文が変な気がするorz
設定は小出しにしたほうがいい、と言うのが自論です。
見た感じ、最初に必要なのは『未来の世界』『代理戦争が行われていた』という二つではないかと。
他の設定は後で小出しにしても問題ないでしょう。
硬派と言うより説明的といった印象です。
ネットで、つまり液晶で文字を読む人の中で「ガッツリ読みたい」という人は少数でしょう。目が疲れるし。
ネットという媒介は短くサラッと読めるようなものが好まれるものと私は思います。
ですので、硬派ではない長編にしても小分けにページを分けるような読みやすい工夫は必要でしょう。これは、それと同じような問題だと思います。
ただの持論ですが、世界観の説明から入るタイプの話は、読者が興味を持ってる状態から読み始めるもので、Web小説のようにワンクリックで別の小説が読める環境には適していないと考えます。
硬派にしても、いの一番に世界観の説明から入る必要もないでしょう。
モノローグは要するに独白ですから、ぶっちゃけ物語がほとんど進行しない状態です。「硬派」が理由ではなく、これが理由でブラウザバックに至ります。
私が読むときは、長くとも10行以内に話が見えてこなければ読むのをやめてしまいます。頭の中にイメージが浮かばないのにモノローグやキャラの掛け合いが始まっても読みにくいだけですから。
硬派がどうの、ではなく、読みやすい構成か、という問題である気がします。
掌編に投稿されていた「落ち穂拾い」ですね。
一度拝読しました。
>しかし、初めの500文字ぐらいがほぼモノローグというのはやはりブラウザバックの対象なのでしょうか?
長編だとそんなことはないと思います。
ですが、掌編だと飛ばすかもしれませんね。
冒頭の数頁で読むかどうか決める判断材料になるので、変なことは書けません。
話し口調の回想録でも破りたくなる作品があります。
(坂入 慎一 )「シャープエッジ(二巻)」では最初から挿絵を引いた(文章だけの頁だけ)ものですと、「」のついた会話文は8頁ほどしかありません。
読者の好みにもよりますが、技量が必要なのではないでしょうか?
まあ、会話文があるほうが読みはじめやすい、というのも一理ありますが。
中二NO.20000 さんがどうしたいのか分からないので、憶測で書きました。
見当違いの返答であればご容赦ください。
> どこからか飛んできた流れ弾が、レヴィンの頬をかすった。
> その後ろでは爆発音が聞こえ、兵士たちの悲鳴が響く。
> 辺りは硝煙と油と死肉の臭いで満たされている。 』
これから書き出せばいまどきのラノベっぽいじゃないですか。上にある世界観の説明は、一段落してからか、キャラの立ち振る舞いで表せばいいだけの話ですし。というかこれ、硬派とはいわない気がしますけれど。
昨今のラノベは、ボーイミーツガールからはじまるか、バトルからはじまるかが基本ですが、作者のひとりよがりとしか思えないようなキャラのかけあい(漫才かこれ? みたいな)が大多数で、わたしはすぐに棚に戻しています。
会話文からはじめる小説はキャラを上手く立たせられないと読者を惹きつけられません。そして成功している例はプロの小説でも少ないです。ラノベなんか特にそう。ネット上の小説なんかほぼダメです。
魅力のない会話なんてない方がいいくらいだと思います。
ですから、硬派な書き方が受け入れられないなんてことはないです。
けれど、洗練された文章でなければブラウザバックの対象となるでしょう。
事実、この冒頭三行にしてみても「戦闘行為が行われているんだなあ……それで?」とセールスポイントがわかりません。世界観の説明にいたっては返信を書いているわたしですら読み飛ばしています。
物語も始まっていないのに、固有名詞が飛び交う説明文など読んでどうなるというのか……。
重厚な世界観を表したい、戦闘を書きたい、浮ついた会話文などクソ喰らえだ、という信条を貫くのなら、冒頭三行で確実に読者をつかめるような展開を示してください。あるいは「上手いなあこの作者」とうならせるような巧みな文章をひねり出してください。
そのどちらも無理ならば、ボーイミーツガールや、主人公が力を手に入れる瞬間をえがくしかないでしょう。ありがちな悲劇から書き始めるしかないでしょう。
あなたは好きではないかもしれませんが、それが無難な道です。
あなたの力量はまだそこまで達していないということです。
頑張ってください。
こんばんは。アカボウと申します。
内容がネット読者の趣味にあえばどんな書き出しでも読んでもらえると思います。
(私自身ネット読者です)
ホームページに掲載するのでしたら、目次ページにでもしっかりとした「あらすじ」を載せるのがおすすめです。
本屋でなにげなく小説を買うサラリーマンは、裏表紙のあらすじで選ぶ人が多いと思います。(経験者は語る)
なのでネット小説も書き出しが「読みにくい」「つまらない」でも、あらすじが良さそうなら頑張って読んでみることが多いですね。
何せ無料ですし。
(お金を払うなら、最初の数ページで吟味するというのはありますが)
あらすじが分からない場合は数行読んで、続きを読むか決めます。
この場合は読んでいて疲れない文章かどうかで決めます。
・分かりやすい言葉でレトリックを少なく、ていねいに書いてあれば読みます。
(小学生の作文コンクールとか、読んでて全然楽しいですからね)
・難しい言葉でレトリックが生い茂ってて、そのくせ読みやすければ「おおっ!」と思って読みます。
・難しい言葉を使おうとして文章が変になっていたり、作者の脳内風景が先走りすぎて説明不足になっている文章なら読みません。
「はじめの500文字が会話文だらけか地の文だらけか」という判定は、僕はしないですね。
硬派な書き出しはネット小説には向かないのか?
⇒というタイトルについて、自分なりの回答としては以下のようになります。
ネット小説の向き不向きを決めるのは、硬派か軟派かではなく、読みやすさだと思う。
硬派でも読みやすい文章ならば、読みたいと思う。
ただ、硬派な文章を書くのは難しいから、読みにくくなりやすいかもしれない。
読みにくい文章を好んで読む人はいないから、硬派な文章を書こうとするなら、読者が減る危険性は大きくなると思う。
といった感じです。
> 全体が重い話なので、一番初めから会話文と言うのがどうしてもできません。
⇒なぜそんな自分ルールを作ったのか……。
もともと1文目を会話文にするかしないかの2択ですし、
書き出しが会話文じゃない作品の方が多い気がしますから、何も問題にならないと思いますよ。
・その他
ネット小説と一口にいっても、ホームページに掲載、投稿掲示板を使う、ブログを使う、SNSを使う、といった選択肢があります。
投稿掲示板以外なら、ネット小説の読者獲得を決めるのは対人能力がすべてだと思います。
「小説書いたから読んで読んで!」
「あなたの小説読んであげたから読んで読んで!」
「感想ありがとう! 読書の皆様に支えられて私は書いていけます!」
と、罪悪感なしにやれる人が読んでもらえます。参考までに。
よく言う話で、読み手は導入部をチラッと見ただけで続きをどうするか決めてしまいます。
なので(私が考えるに)書き出し部分は柔らかく、それでいて万人向けにしてしまうのが無難だと思います。
そう考えると、いきなり作者の固有な世界観から入ると「うーん、固有名詞がたくさんあって、覚える事が多すぎて辛い」と、私は感じます。
この文章だとそのままそっくり逆転して「第二浮遊島~遠い未来の地球…」の方が、感じ方としては「あぁ、戦場なのか。それでいてこういう世界か。さて次は~」と納得させられると思います。
個人的には「第二浮遊島~」のラストにもうちょっと戦場の状態等を入れて詳細に描写した方が、よりスムーズになると思います。
もし私がモノローグから入るとしたら、余計な説明は極力カットします。この文章なら「二つの浮遊島」で区切り、後は設定の小出しで対処する感じでしょうか。
ただまあ正直な話、その人の趣味や心理状態に影響されるので一概には言えないです。食べ物と一緒で、今日はコレは苦手。というのがありますし。
読みづらい文章で申し訳ありません。
ざっくりいうと、1つ目の冒頭の印象は「つまらない授業」です。
いきなり知らない土地の地図を見せられて環境説明されてもわかりません。
いきなり知らない国の歴史を聞かされても困ります。
「まずこの世界を勉強してね」なんて言われた気持ちになってしまいます。
2つ目のアクションシーンからの方が臨場感が演出されて、
「戦っている奴らはどういう関係なんだ?」
「なぜこんな戦いが行われているのか?」
と、読者が興味をもって世界にのめりこめるようになるんじゃないかと思います。
阿呆臭い。
そんなもんねーわ。
なんで自分の実力の足りなを素直に認めんのだ?
最初の説明無くていいと思う。
◆ の後ろからでいいと思う。でも設定自体が……、なんか面白みがない。コレを読むなら「スカイクロラ」読めばいい気がする。故にこれの存在意義自体が疑わしい。もう少し考えた方がいい気がする。 描写もなんかただの文字の羅列…… と言いつつ、
多分最初の一文は、
「レヴィンの頬をかすったのは、どこからか飛んできた流れ弾だった。」
の方がいいと思います。
あと三行目は、「辺りは硝煙と死肉と油の臭いで満たされていた。」
の方がいいかもしれません。
うーん……なんでこの素粒子なんたらって奴はこんなに偉そうなんだろ。死ねばいいのにね!
間違っても「硬派=読みにくい」ではありません。同様に「軟派=会話文が多い」でもないです。
そのあたり勘違いのないようにお願いします。
ところで、なぜ「シリアス(ダーク)な雰囲気の書き出しでは~」とか「冒頭に会話文が少ないのは~」とかではなく、「硬派」と表現したのでしょうか?
硬派って結構好意的な言葉のように思えます。つまり、自分の作品は作品として読むに耐えるレベルの物だということが前提になっているように感じるのです。
しかし書き出しに不安を覚えるとのことなので、それならば文章や構成の方に問題がある可能性が高いのではいでしょうか。
というか、硬派だの軽快だのというのはあくまでも作品の雰囲気のことであって、需要者の層の違いがあっても、続きを読みたいと思う人と即ブラウザバックする人の数に極端な影響を与えることはないですよね。
それでも気になるのであれば、ネット上で公開している小説のようなので、あらかじめ紹介文でそのように記載すればよいと思います。そうすれば硬派な物が読みたい人間しか読みませんし、硬派というだけでブラウザバックされるなんてこともないでしょう。
その上で評価が低かったのならばその作品はそういうものというだけだし、高かったのならば杞憂です。
ちなみに私の感想では、この作品はブラウザバック対象です。
冒頭での説明文は読み手の気力を削ぎます。非常に。
短い文章中に、ご丁寧に鉤括弧つきで固有名詞とその説明が入るのはいかがなものでしょうか。
多くの方に意見された通り、「どこからか飛んできた~」から始めた方が無難に思えます。
ところで全く関係ないのですが
>>どこからか飛んできた流れ弾が、レヴィンの頬をかすった。
>>その後ろでは爆発音が聞こえ、兵士たちの悲鳴が響く。
ここの文章。
「その後ろでは~」なので、最初レヴィンの頬を掠めた銃弾が、そのまま背後の兵士に被害を与えたという印象を受けました。
しかし背後から聞こえたのは爆発音。まさかロケットランチャーが顔を掠めたわけでもあるまいし、着弾すると爆発する特殊弾薬なのか、兵士が所持していた爆発物に被弾したのか、イメージしづらくちょっと「?」となりました。
実際には因果関係はないのでしょうけど、いきなり戸惑いました。
>>辺りは硝煙と油と死肉の臭いで満たされている。』
ここも辺りを満たしているのが「硝煙」と「油」と「死肉の臭い」なのか、「硝煙の臭い」と「油の臭い」と「死肉の臭い」なのか。
普通に考えれば後者なのでしょうが、ぱっと見判断に困ります。
私がこの文章を読んで感じたのは、詳細が明確ではないと云うところです。
人類の理想郷ならば、1つでよいはずなのですが、選民の秩序的な世界と選民の為の混沌的な世界を2つ並べることが、どう理想的なのか?が、一切語られていません。
(作者の思う、理想郷が提示されていない)
場所の設定なども「はるか上空」ではなく、具体的に上空何千メートルの所に在るとか、広さはどのくらいなのかとか、文化レベルや選民以外の住民はどういう生活環境なのかとか、動力または反重力のシステムはどうなっているのかなどなど、世界観を構築する基本的な説明が納得できるレベルで描かれているのならば、「硬派」な書き出しであっても、私は読みます。
キャラ重視の会話劇にしても、5W1H(何時、何所で、誰が、何を、何故、どうしたか)を、ある程度は明確に書き込まないと、読み手が状況を把握できません。
> どこからか飛んできた流れ弾が、レヴィンの頬をかすった。
>その後ろでは爆発音が聞こえ、兵士たちの悲鳴が響く。
>辺りは硝煙と油と死肉の臭いで満たされている。
を踏まえて書くと、
日没前(もっと具体的な時間・時間帯など)、兵器試験場で(もっと具体的な場所・立地など)、銃弾がレヴィンの頬を掠めたが、彼(彼女?)は気に留めることもなく集中し、銃を撃ち続けた。
(リアクションの描写があると状況を把握しやすいと思います)
背後では強烈な爆発音と共に兵士達の絶叫が響く。
そこは硝煙と油の臭い、そして死者の腐敗臭で満たされた空間だった。
書き方や語句の選択は人によって様々ですが、的確な状況描写・背景描写が提示されないと入り込めないというか、「硬派」、「軟派」に限らず「つまらない」になってしまうのではないのか?と、私は思います。
とはいえ、実際は長すぎる背景描写だと飛ばして読んじゃう時もありますが・・