ライトノベル作法研究所
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  4. 魔法があれば武器はいらない?公開日:2013/02/10

魔法があれば武器はいらない?

 磁石さんの質問 2013年02月07日

 こんにちは。磁石です。久しぶりの質問な気がします。

 今、科学要素が7、ファンタジー要素が3くらいの割合で、集団戦闘ものを作っています。
 ある大きな化け物に対して、部隊で戦っていく中での少年少女の話なんですが、全員が武器を持たずに何人かは魔法で戦うようになっています。一部隊が約七人一組なら、2~3人が魔法、残りが武器を持って戦うように配分する感じです。

 そこで思ったのが、「魔法が使えるなら武器はいらなくないか?」というものです。
 魔法の割合が2~3と書きましたが、部隊に入っている人間は基本的に魔法が使えます。部隊に入るには魔法が使えることが必須になるためです。
 なので、部隊のメンバー全員が魔法を使えるのにわざわざ武器を使って戦いに行くのはおかしい気がするんです。

 魔法と武器のパワーバランス以前に、遠距離で安全に戦える魔法の方が、武器よりも優遇されている気がします。
 武器で戦わせたいから敵はみんな魔法を反射や無効化できるなんてご都合設定ですし。

 魔法があれば武器はいらないのか?
 どうか皆さんの意見をお聞かせください。

●答え●

Mr.Pさんの意見2013/02/07

 その作品の武器の技術レベルによってかなり代わってきますね。

 現代クラス(機関銃、携行ミサイルなど)ならぶっちゃけ時間止めたりとか魔法が場合以外ではよっぽど通常兵器の方が扱いやすく役に立つと思います。
 中世クラス(弓、剣、槍)なら多分魔法の方が重宝するんじゃないでしょうか。でも予備兵装として持っていても不自然ではないと思います。
 近世クラス(マスケットなど)なら多分荷物になるだけなので魔法オンリーでもいいと思います。火力も魔法の方が高そうですし。

 こんなところですかね。あくまで目安ですが、参考になれば幸いです。

野崎昭彦さんの意見2013/02/08

 そんなのは作者の裁量次第ですが、それでは味気ないので少し考え方のヒントを出します。

1、魔法にいくつかの属性があり、敵はそのうちどれかと相性が悪く、効果的にダメージを与えられる。

2、魔法の発動までに時間がかかり、しかも術者の負担などの理由で連続法撃が行えない。

3、武器といっても火器なので射程は魔法と殆ど変わらない。むしろ才能に左右されない分扱いやすいが、一撃の威力は魔法の方が上。

4、魔法を命中させるにはなるべく敵を一定の範囲に捉えていなくてはならない。

5、敵には魔法は通じない。魔法要員は通信とか衛生といった後方支援の役目を負っている。

 ぱっと思いついたものをいくつか挙げてみました。
 どれも初歩的な戦術ですので、まだいくらかは発展の余地があるはずです。
 後はご自身で考えてみて下さい。
 それが頭の糧になるはずです。

 では、ここらで失礼させていただきます。

Rainさんの意見2013/02/08

 どうもこんばんは、Rainです。魔法とか書いてあるからホイホイ釣られちゃいましたー。

> 魔法があれば武器はいらないのか?

 さぁ、知らん。ぶっちゃけ長所と短所次第だろうね。
 どちらがどこで優れてるか、もしくは劣っているか。そういう所で需要が出ると思います。

 武器というのは銃を見れば分かると思いますが、基本的に「誰でも一定の効果を上げられる物」、つまり汎用性が高いものです。それに対して魔法は局所的に有効なモノにするとかしたら良いんじゃないですかね。

> 魔法と武器のパワーバランス以前に、遠距離で安全に戦える魔法の方が、武器よりも優遇されている気がします。

 魔法には一切のリスクとコストが無い、というならもう何も言いませんが、何かしら武器の方が勝っている面があるはずでしょう。
 よくある「発動には時間がかかる、詠唱が必須、消耗が激しい」等の不利な面は設定されていないのでしょうか?

> 武器で戦わせたいから敵はみんな魔法を反射や無効化できるなんてご都合設定ですし。

 全員そうではなくとも、一部そういう敵がいるから武器を携行するとかあるじゃないですか。何で画一的な敵しか居ないんですか、面白くないじゃないですかマンネリですよ。

 そもそもこれって設定次第なんですよね。「要らないんじゃね?」と思ったら要るようにする。「強すぎんじゃね?」と思ったら弱くする。「長所無くね?」と思ったら何か考える。
 詳細も知りませんし、こんなことしか言えませんよ。

メルトさんの意見2013/02/08

 魔法もそうなんですが、そもそも武器って一体なんでしょうか?
 武器と一言で表してますけど、その定義はとても幅広いんですよ。 
 武器-wikipedia

 『遠距離で安全に戦える魔法の方が、武器よりも優遇されている気がする』と仰っているところから、おそらく遠距離武器の類ではなくて、近接武器の類を想定されているのでしょうか。例えば刀のような。だとすると、魔法と世界観の設定にもよりますが、近接担当は必要だと思います。主に攻撃目的ではなく、大きな化け物の攻撃(物理)から後衛の魔法部隊をガードする役目として。

 ちなみに、銃火器が存在しない世界観だとすると、最初に述べている『科学要素が7、ファンタジー要素が3くらいの割合で』という文言が、おそらく誤解を招いている原因になっていると思われます。科学要素なんて言葉を使うと、得てして兵器(銃器など)の類を想像してしまいますから。
 もし銃器も有りの世界観だとすると、『魔法が武器より優遇されているのは、遠距離では魔法の方が安全に戦えるため』という前提がそもそもおかしいです。また、安全面だけで優劣を問うのであれば、そんなものは魔法の設定次第でどうにでもなってしまいます。

LO6さんの意見2013/02/08

 魔法が十分に発達した世界であれば、そのための対抗策が考えられていてもおかしくない。

 一概に魔法と言っても身体能力を向上させる魔法や武器を鋭利にしたり防具を堅牢にする魔法だってあるだろし。
 敵の魔法を相殺、軽減させる魔法とかもな。それを武器防具にコーティングすれば魔法で張られたバリアを貫通したり両断したり破砕したりシールドバッシュ決めてみたり。楽しさいろいろだよ。

 だから魔法があれば武器いらなくね?とか愚の骨頂としか言いようがない。それこそご都合過ぎる。
 魔法を使わなくても魔法を使ったのと同程度の攻防が繰り広げられる武器防具があったら魔法と同じかそれ以上に優遇されると思う。
 なんせどれだけ使っても魔力を消費しない。節約上手だ。主婦の鑑だ。だだっだー。

かの あきらさんの意見2013/02/08

 生活している一般の人々はどうなんでしょう?

 我々日本人みたいに、国法で禁止されていたり、身を守る武器を何一つ必要としないほど、治安が良いのでしょうか?
それとも諸外国のように、護身用程度には必要なんでしょうか?

 前者だと、魔法のデメリットなど部隊内の事だけを考えて、答えを出されると良いと思います。
 後者だと魔法の力を持たない人は、自分で工夫して作ったり、それを売って商売が成り立ちますよね?
 と、同時にその武器そのものの性能も、改良が加えられてゆき、良いものになっている。
 それは前線で命の奪い合いをする人には、魅力を感じないものでしょうか?

 科学の力の比率が7なら、そちらのほうでも武器の代用となるものが存在しませんか?
 文明が発達してれば、所持者が気を失ってても、自動で防犯してくれる、便利なようなはた迷惑なようなものもありそうです。

 魔法が歴史の浅いものならば、アンチ魔法の存在はご都合主義と言えるかもしれません。
ですが、歴史が長く、生物は進化する、という理論が存在するなら、アンチ魔法は決してご都合主義ではないと思います。
 完全防御だけは、生物にはいきすぎだとは思いますが………。
 人間同士の戦いだと、遠くから一方的にやられるなんて絶対イヤでしょうから、アンチ魔法の開発にせっせといそしむと思いますよ。
 数年で完成しても、おかしくないでしょう。

 それよりも、遠隔攻撃でどっかん、はい終わり。は読者的に楽しくない気が………。

砂虫さんの意見2013/02/08

 魔法が発達し、通常武器が役に立たないという設定の作品世界を構築するのは可能でしょう。
 問題は、

(1) はたしておもしろい話になるのか?
(2) 『科学要素が7、ファンタジー要素が3くらいの割合で』の意味がなくなるのでは?
 と言う点ではないでしょうか。

> 部隊のメンバー全員が魔法を使えるのにわざわざ武器を使って戦いに行くのはおかしい

 そこが腕の見せ所では?

へっぽこさんの意見2013/02/08

 設定次第でしょうか。
 その世界の人々が魔法を絶対として考え、武器を持たないのが常識であるなら、魔法オンリーのスタイルが成り立つと思います。

文長さんの意見2013/02/08

 魔法の定義や科学の文明はさておくとしても、集団戦闘や軍隊行動するなら魔法の威力や利便性だけが重要じゃありません。
 集団全体が機能するためには一面的な魅力だけでは足りないと思います。

 軍隊に限らずスポーツなんかもそうだと思います、仮にメッシ級のスタープレーヤーを11人集めてそこそこの名将を迎えれば百戦百勝史上最強のサッカーチームが完成するか? と言えばそうではありません。
 スタジアムや練習環境が充実していなければ選手の技能やモチベーションの維持向上はできず、スカウト、経理、指導、医療など各方面で優秀なスタッフがいなければチームの運営やライバルチームへの対策や選手のサポートが行えなえません。そもそも選手とスタッフの年棒やスタジアムの維持費など運営費用をきっちり支払える財政力も必要で、そのために知名度や好感度をあげてチケットやグッズの収益を上げたり、他チームと選手を取引したりスポンサー探しをしなければなりません。
 仮に全て最善を尽くして環境を整えても、監督と選手が対立したり選手間で派閥抗争が勃発すればやはり勝利は遠のいていきます。
 当然どこのチームも最初から戦力や人材や資金が豊富というわけではないので、今ある資本や手が届く資本を活用し獲得しつつ強化を図っていきます。

 仮に魔法が銃刀に勝る戦力になるとしても、兵士の立場ではなく、それを指揮・統制し活用する立場から見てはどうでしょうか?

 よく言われるのは戦場での意思伝達や指揮系統をどうするかとか、いわゆるMP(マジックポイント)的な概念をどうするかとか、索敵や情報収集をどうするかとか。
 例えば戦場では「栄養満点の食べ物を充分に摂取」「規則正しい生活で休養・睡眠たっぷりと」とはいきません。
 野営による衛生面の不安や、心身の多大なストレスや疲労などもあり、健康は望めません。
 体力や精神力に左右される魔法であればおのずと限界も生じてきますよね。

 それに銃器や弓矢であれば矢や弾の適切な補給や備蓄量が重要で、弾が尽きれば抜刀するなり撤退するなりしますが、MP的概念があるとすれば、それがどこまで減れば行動を切り替えるのかも明確化しておかないと、万が一各部隊が各々闇雲に魔法を乱射してMPを減耗し、肝心な作戦行動時に残存力がまばら、じゃ作戦もなにも成立しません。

 作品の世界観や作風によってはそのあたりはどうとでもできると思いますが、単騎でも強力な戦力ほど駒としては扱いづらそうに思えますね。
 将棋なんかそうですが、飛車と角行に頼った戦いをする初心者は、六枚落ち(飛角香桂落ち)の上級者にも丸裸にされてあっさり負けることが多々あります。

 個々の技量差が大きいならなおさら、安定的で効率的な運用を考えないといけません。

たくあんさんの意見2013/02/08

 ただ「魔法」と言われても、解釈が広すぎるので、中世風RPG(ドラクエとか)で捉えてみます。
 戦闘で、魔法が武器より有利なのは、効果の多様性(攻撃範囲、威力、特殊効果など)で、逆に不利なのはMPが尽きれば、使用できなくなるということです。

 ならば、短時間のミッションでは、MPが尽きる前に終わるので、近距離武器は必要ない、と考えることもできます。

サッパーさんの意見2013/02/08

 「魔法があれば武器は要らない」という世界観なら要らないし、「魔法があっても武器は要る」という世界観なら要る。というだけではありませんか?

 「登場人物に武器を使わせたいが、便利な魔法があるのに武器を使うのは不自然」と考えられているなら、以下の事を考えてみてください。7人というと現実の歩兵分隊が近いですが、「機関銃(分隊支援火器)があれば小銃は要らない」と考えている陸軍はありません。
 その辺りの編成と、なぜそういう編成になっているのかを参考にされてはいかがでしょう。

唯斗さんの意見2013/02/08

 その武器の使用意義があるなら登場させても大丈夫でしょう。
 つまり、武器を使い戦う必要があるか否か。

 簡単なことです。
 理由があればいいわけですよ。

 全員が魔法を使えるのなら、なぜ武器を持っているのか。
 たとえば、魔法は発動するのに時間がかかるから、だとか。
 力量的に数回しか使えない。だとか。

 なんでもいいんですよ。読者が納得できる理由があるなら。
 理由がないのなら登場させる必要もないですよね。

雷さんの意見2013/02/09

 こんにちは、雷です。
 まずは、過去ログや第4研究室の記事も参考にどうぞ。

パワーバランスの取り方
 科学対魔法という、今回のスレの主旨からややズレた記事ですが、とりあえず紹介しておきます。

 さてさて、他の方々も指摘されていることなのですが、アサルトライフルがあれば拳銃はいらないか、拳銃があればナイフはいらないか、と考えていけば、おのずと、魔法があれば武器はいらないか、という問いに対する答えも導き出せるのではないでしょうか。

 戦場では、ありとあらゆる事態が想定されます。

 アサルトライフルの残弾が尽きれば拳銃に持ち替えますし、状況によっては始めから拳銃を使うこともあります。
 銃器が使えなくなったら、携帯しておいたナイフや肉弾による格闘術が頼みの綱です。
 兵士は、戦場で生き残るために、自分が持ちえるすべての技術と知識と経験を活用します。

> 魔法と武器のパワーバランス以前に、遠距離で安全に戦える魔法の方が、武器よりも優遇されている気がします。

 素朴な疑問なんですが、なぜ化け物を倒すために魔法使いを7人も集める必要があるのでしょうか。
 強力な遠距離魔法が使えるというのなら、魔法使いが1人いれば事は済みます。
 それなのに、なぜ7人も魔法使いを集める必要があるのか。
 磁石さんのいう魔法がどういうものなのかはっきりしないので断言できませんが、武器がつけいるスキ(?)も、そのあたりにあるような気がしますね。

> 武器で戦わせたいから敵はみんな魔法を反射や無効化できるなんてご都合設定ですし。

 描き方次第でしょう。
 僕が以前投稿したファンタジーには、剣も使うし強力な魔法も使う魔法使いを登場させました。
 反射や無効化のスキルを持つ人物はいませんし、想定もしていませんでした。

 主人公はドラゴンを倒すために剣を使いながら、電撃や炎の魔法で攻撃していましたが、「なんで魔法が使えるのに剣を使うの?」なんていう指摘は受けませんでしたね。
 僕が「主人公はこーゆー戦闘スタイルなんだよ」と提示したのを、読者もそのまま納得してくれたのではないかな、と思っています。

イサムさんの意見2013/02/11

 こんにちわ。ファンタジーの魔法設定、考えるのは楽しいですよね。
 さて、他の人もいろいろ述べているのですが、

 軍事的な意味では「魔法が効かない敵のためにサブ武器くらい持て」という結論でいいでしょう。

 では「その世界における魔法の立ち位置」から考えるとどうでしょうか?
 武器より魔法の攻撃のほうが優れているなら(銃の発達により騎士が役立たずになったように)魔法だけで戦うのは変ではないでしょう。では、そんな世界における魔法使いとは?

 部隊には魔法が使えないと入れない、ということは「魔法が使え、その部隊で戦えるのはエリート」なのでしょう。なにせ「魔法があれば武器はいらないんじゃ?」と思うくらい魔法が強くて便利な世界です。魔法が使えない人から見れば、魔法使いは羨ましい存在でしょうね。
 しかし、そんな魔法使いでも貴重すぎる存在というわけではないようですね。死ぬ恐れがある怪物退治部隊に入るためには魔法の習得が必須なのですから。逆に、貴重な魔法使いを割かないと倒せないくらい怪物が強力なのでしょうか。

 ……思うのですが「科学要素が7、ファンタジー要素が3くらいの割合」で「部隊に入るには魔法が使えることが必須」ってのは変じゃないでしょうか? そんなに魔法が強いなら、魔法使いの地位はもっと高いだろうし、魔法技術のほうが発展してると思いますよ。「ひとつの部隊に1人しかいない魔法使いを他のメンバーが補助して戦う」とかのほうが納得いきますって。

 磁石さんが考えるべきことは「魔法があれば武器はいらないのか?」ではなく「魔法があれば武器はいらない世界では、人々の考えかたや社会などにどう影響があるか?」ではないかと思います。

 同じ魔法使いのいる世界でも「魔法使いの主な仕事は牛の乳を出やすくすることや麦の実りをよくすること」という世界、「戦闘に魔法使いが参加して炎や雷を呼ぶのは当たり前」の世界、「戦闘に貴重な魔法使いを参加させられるか!」な世界、「魔法使いは現代でいう核兵器レベル、出てきたら色々終わる」って世界……多様な考え方ができます。魔法使いがどんな暮らしを送っているか、周囲からどう思われているか。魔法使い自身はこの状況をどう思っているか。

 魔法というのはただの武器ではありません。敵にダメージを与えるのは魔法でなくてもできます。武器より魔法が圧倒的な便利さを誇るほど魔法が発達した世界で、果たして魔法は戦闘用にだけ開発されているでしょうか……?

 魔法があれば武器はいらない、なんて考え方は、魔法を武器としてしか見ていないってことですよね。普通の武器があるなら、魔法を攻撃手段以外として発展させていってもいいんじゃないですか?

雨城さんの意見2013/02/11

 遠距離で安全って言ってるということは武器は近接武器ですよね?
 科学要素が7、ファンタジー要素が3の世界観なら不自然ですね。
 銃火器ならありです。
 魔法の方が攻撃力があったとしても護身用として持つべきだと思います。

 しかし魔法を遠距離攻撃しか想定していないのも不自然です。
 近接魔法は無いんですか?
 魔法の刃を生み出すとか、魔法で物を強化するとか割とありますよね?
 強力だけど拡散して近距離でなければ届かないとか、遠距離魔法はコスパが悪いでもいいです。

 世界観がわからないのでこれ以上は分かりませんが。科学要素とファンタジー要素の相互活用の具合とかが全く分かりません。
 なんとなく世界観の設定が甘そうだと思います。

リコウさんの意見2013/02/13

 魔法と武器を別々に考えているから頭が混乱するのではないでしょうか?
 例えば、魔法を使用する際に魔法の媒体として武器を使用するとか。
  「魔法少女りりかるなのは」の様な武器と魔法を上手く混在した世界観や武器の使い方をすれば良いのでは?

 他の方からの指摘もある様に少し世界観設定が甘いと思います。科学7魔法3の世界なら、魔法使用者の数が少なく希少とされていると思いますよ。

 そんな希少な魔法使用者を集めた学校に通う少年少女の話なら、全員が魔法使用者なのも頷けますし、その中で2人が魔法が使える容量が多く魔法で後方支援するとか設定はいくらでも作れます。

 敵の耐性属性として武器に強い「鋼」がある可能性があり、魔法使用者も連れ立っていく事にしたとか。「火属の魔法」や特定魔法や協力しないと使えない必殺技(詠唱時間や3、4人分の魔力が必要とか制限付きにする)でしか倒せないという設定があるなら、武器使用者と魔法使用者が混在したチーム編成があってもおかしくないと思います。

 設定の作り込み不足からくる悩みです。

坂下洋一さんの意見2013/02/13

 敵の反応・移動速度とその世界の科学の発達度によると思います。

 敵は大きな化け物ということなので、移動・反応速度はそれほど速くないと思いますが、速かった場合詠唱の必要な魔法では対応できません。それ以前に敵に近い神経伝達速度、動体視力がなくては高速移動中の敵を視認できません。このあたりのことは初期BASTARDや鋼殻のレギオスで描かれています。

 もうひとつはその世界の科学レベル、つまり使用される武器によります。
 中世レベルの剣や槍、弓矢ならたしかに遠距離から広範囲を攻撃できる魔法があれば武器はいらないかもしれません。しかし、ニ十世紀半ばから現代の武器ならば事情はまったく変わってきます。
 前半とも関わりますが、詠唱の必要な魔法では銃の早打ちに対抗するのは難しいでしょう。というかこのレベルの武器(機関砲やミサイル、戦車や戦闘ヘリ)が相手では、なのはやBASTARD級の威力のある魔法でなくては、対等に戦えないでしょう。

ひろっさんの意見2013/02/13

 一つ例を挙げましょう。
 私が考えたラスボスの中で、生半可な方法では倒せなくなってしまったキャラについてです。
 そのキャラは念動力を使います。
 世界設定として、他にも超能力者がたくさんいるんですけど、そのキャラが使う念動力が最終的に最強になってしまいました。
 なぜ最強になったのか。

 元々体が不自由で、念動力一つで五感を代替したり血流をコントロールして脳の働きを活性化し、それを訓練して思考を高速化しています。
 そういうことをしているため、自分の肉体を動かすのに念動力を使えば、テレポート並みの速度が出せるようになりました。

 音速を突破する際の空気の壁も、念動力で自分の肉体を保護することで解決しています。
 思考の高速化もしているので、音速状態を維持しつつ戦うという離れ業も可能です。
 念動力の手応えで周囲を感知することも可能で、最終的に1kmほどの距離を遠隔攻撃できるようになりました。
どうやって倒せばいいのかわからなくなったので没にしましたけど。

 念動力一つ取っても、想像次第でここまで化けるという話でした。
 一つアドバイスを送るのでしたら、私ならこう言います。

『魔法を使うのに武器っぽいものが必要だとなぜ考えない?』

 それでは、何かの参考になれば幸いです。

純金さんの意見2013/03/05

 ぶっちゃけ、魔法で戦わせたいか銃で戦わせたいかをご自身の中で明確にしたら、適当な理由付けしてどっちかを専門にしてしまえばよいと思います。

toshiさんの意見2013/03/10

 設定次第ですかね。
 武器で戦うメリットがなければ武器はいらないでしょう。

 一般的に魔法というと詠唱とかの準備が必要だったり、威力が大きくて仲間にあたる危険が大きかったり、何かしらのパラメータ(MPみたいな)が必要だったりと制約があるものなので、それを補うために剣士とかが必要になります。
 そういった制約がなければ当然武器もいらないでしょう。たとえば『新世界より』 の呪力とか。

 武器が攻撃手段として生き残る必然性があれば必要でしょうし、なければ必要ありません。

 たとえば歴史上銃が登場してかなりたつのに何で通り魔はナイフを使うのかとか考えると「ナイフのほうが人を刺す実感がわくから」というマッドな理由かもしれないし、「銃は規制されていて手に入りづらいから」というまっとうな理由かもしれない。
 要は魔法とか武器を作品上どう定義するか次第なんだと思います。

m2さんの意見2013/03/11

 磁石さんはMMORPGなどはやったことはお有りでしょうか?

 魔法攻撃・近接攻撃・遠距離攻撃・支援などのパーティーを組み攻略するゲームです。
 当然、課金対象の武器が販売されていて装備ゲーなんていうのも存在します。

 武器などを装備することで、与ダメージを増やして攻撃力を上昇させます。
 例えば、
『賢者の杖:魔法攻撃与ダメ+30%』
 アクセサリーや服にも+○○%などが付加され+100%で2倍になるといったものです。その他にもレベルX○○%で魔法攻撃があがるスキルやカンストダメージの限界突破など、火力インフレには事欠かない世界です。

 ようするに、魔法にも他の攻撃にも計算式が存在する世界観が一般化しているといいたいのです。
 その触媒としての武器なら不自然では無いでしょう。

 今更MMORPGかよ!というツッコミは置いておいて・・。
 正直いえば、私はバトル物の火力インフレが大嫌いで主人公マンセーハーレム小説など無くなってしまえ! と思わなくもないのですが、それが面白いと感じる時もあるので困ったものです。
 いかに、読者をその世界観に引き込むか?それが腕の見せ所、面白さの源になるのではないでしょうか。

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