アタタさんの質問 2013年04月20日
こんばんは、アタタです。
私は現在、学園ものを書こうとしているのですが、2つほどお聞きしたいことがあります。
まず一つ目は
ヒロインや主人公がツッコみとして「死ね!」などという暴言(?)を吐くことをどう思われますか?
例を挙げるならば、
「リア充は死ね!」僕は友達が少ないより
「2回死ね!」迷い猫オーバーランより
のような場合です。
二つ目は
教師の暴力です。
バカとテストと召喚獣の中では西村先生(鉄人)が主人公たちに鉄拳を食らわせるシーンが出てきます。
どちらとも笑いとして描かれており、
心に傷を負わせるという内容ではないのですが、昨今、いじめ問題や教師の体罰が取り上げられることが多くなっているため、こういった表現はたとえコメディの一部だとしても書かないほうがよいのでしょうか?
●答え●
言われてみると、私はあまり暴力で笑いを誘うような展開はあんまり書かないなぁ、としみじみ。
時代遅れのヤンキー女みたいな暴力キャラは出るし、主人公に制裁を与えたりするんだけど、「暴力」と言うよりは「当然の報い」と考えて書いていました。
暴言について、例に挙げられた2作の場合はどちらかと言うと「口癖」が相応しいような気がします。
これは、「そういうキャラクター」としか言いようがなく、「暴言をするかしないか」は、そのまま「そのキャラを出すか出さないか」になってしまうのでは? 暴言だけカットしたらキャラクター性が薄れるし。
書き手の立場から考えると、出すことに関して特に何も感じません。
エロ小僧にセクハラ展開をさせたいけど犯罪だからどうしようとか、そういう話ですね。これフィクションですから。と。
体罰についても同じですが、まあ、体罰の場合は程度によります。
最初に書いたように、主人公やキャラクターの言動に対して「当然の報い」に収まる範囲内なら、教師だろうとヒロインだろうと、主人公に対して暴力を振るいます。
あ、でも、これは個人的に好かないというだけだけど、ギャグ展開なら精神的にダメージがくるような暴力は書きません。
漫画やラノベでもたまにあるけど、例えば頑張って描いた絵を破り捨てる人、とか。
シリアス展開ならたまに書くけど、当然、「破いたのはワケがあって、本当は部屋に飾ってある」とか(ベタだなw)、「破いたキャラはどうしようもない糞野郎で、最後には報いを受けることになる」とか、精神ダメージへの救済は忘れません。
時代に配慮して執筆するのは良い心がけと思うけど、創作の根本は表現の自由によって支えられています。
暴言や体罰のシーンが面白い展開なら、迷うことなく書いてしまったほうが良いのではないでしょうか。自分から表現の幅を狭めることはないと思います。
そうしたシーンによって不快感を得る読者は、いないとは限りませんが、コメディなら笑える展開なのでしょうし、留意するほどの事ではないかと。
それがギャグやお約束として成立するなら、問題ないと思います。
過激な発言や行為であっても、やった側や受けた側がコミュニケーションの一種とするなら、問題はないと考えます。
過剰さより、ネガティブな反応をなくす、相手への親しみを込める、この辺りが重要か、と。
私的な見解を申させていただきます。
質問内容の規模から察するに……、
まったくもって考える必要ナシです!
どんどん、躊躇せずやるべきです。
貴方様も挙げられた、『僕は友達が少ない』 では(ギャグだけど)『レイ●』という単語が頻繁に使われています。けど、OKです。
また、とある超人気映画化ライトノベルでは正義の主人公が平然と女性(敵)を殴り飛ばしています。けど、その主人公に対する読者の好感度は非常に高いです。つまり彼は結果的に正義なのです。
あまりにも残酷な表現でなければ、超オッケイでしょう。
そんなことよりまず、面白くすることだけに全ての力を注ぐべきです。
はっきり言って、いじめ問題と関わるほどになるには最低でも「アニメ化」するくらいじゃないと規模が小さすぎてお話になりません。仮に貴方様の作品が○○大賞で○○賞に輝いたとして、それでも話題としては小さすぎます。
いじめる側になった気分で考えましょう。漫画より読んでいる人の少ないラノベの、さらに新人が書いた話を例にいじめなんてすることはありえません。いえ、できません。
さらにもうひとつ。作品に問題があれば担当が指摘してくれるはずです。
貴方様の発想は、「太平洋に墨汁を一滴垂らして大丈夫かな?」と心配しているのといっしょなのです。
考えるだけ無駄、とあえて言いましょう。心配は無用です。
いじめ問題とかを心配するのは、プロになってさらに売れた後で十二分です。
しかしながら貴方様の思考、とても崇高で善い考えだと思います。その志をいつまでも心に抱いていただきたいです。
アリかナシかで言えばナシですね。
人を楽しませるのが目的の作品で、逆に胸糞の悪い思いをさせては本末顛倒ですから。
暴言については、直接的な「死ね!」よりも、特定の属性を差別するヘイトスピーチに気を付けた方がいいと思います(「弱者」を叩くなではなく、無関係の第三者に矛先を向けるなということです)。あと、対等な罵り合いに比べて、陰口ははるかに印象が悪くなります。
P.S.
「どんな暴力だってアリ!」と豪語する人たちは、「心優しい可憐な少女を、殴ったり犯したり、ひたすら痛めつけて終わる」話をどう思うか、少しでも喜べないところがあったなら、それはなぜなのかを内省すれば見えてくるものがあると思います。
はがないはいっさい読んでないのでなんともいえませんが、迷い猫は親しい主人公に対していってた気がするので、ツンデレの件にありましたように、親しい相手ならば許容の範囲となる暴言はあるかと。
バカとテストも読んでないのでわからないのですが、意味があれば暴力も可能です。笑いではありませんが、くさりきった親友に「ばかやろー」とかいって殴りあうシーンとかは別に問題にされず、青春の一部にされますし、場合によります。
ただ、無闇に、無意味に暴言や暴力をいれては問題になりますので、アタタ様のような疑問を持つのは良いことだと思います。判断に困ったら、まず「自分が読者だったらどう思うか」を考えて、それから友達などに相談してください。少しは判断がつきやすいかと。
それと脱線するかもしれませんが教員の体罰が問題になってる最中、生徒が「先生、僕を殴ったらクビなんだよね? 殴れるなら殴ってみなよ」という挑発的な生徒がいました。
先生に問題がでたら、必ず生徒にも問題がでます。必ずしも、片方の行動が責められるわけではないかと。
では執筆がんばってください。
私自身は、好きではありません。人を殴ったり、暴言を吐いて、笑いを取る、もし、現実問題で真似されたら、どうなの?って思います。ただ、読者の教養や道徳心を疑ってしまうと何も書けなくなります。それもちょっと違う気がしまいます。
何がいいたいかという、まず、自分が何を書きたいかはっきりさせることです。コメディーだったら、読者の道徳心を信じて、暴言、暴力で笑いを取ることに使ってみてください。シリアスモノだったら、暴言、暴力を使わない、あるいは、使うことを許さないとうことを示すだけです。
では。
こんにちは。小鳥遊夜々と申します。
どうぞよろしくお願いします。
一つ目のご質問から。
まずは、余程の必要性がない限りは罵詈雑言を吐かせるようなことはしません。悪い物っていうのは、人を引き付けるものです。良い事を言っている人よりも、悪い言葉を吐いている人の方が注目を集めやすいです。
迷い猫オーバーラン!は未読ですので分かりませんが、はがないの方は、ヒロイン二人とも口が悪いですから、他のキャラクターに比べて圧倒的に存在感があります。いや、夜空は理科に完全に食われましたけど。どうするんだろう。
とにかく、注目を集めやすいという点ではオススメです。
2つ目。
バカテスの場合は美波や瑞希の暴力シーンのほうが印象に強いので鉄人に関する記憶はほとんどありませんが、所詮モブですね、という扱いをしているので不愉快に思ったことはないです。
特にそこまで問題に思うことはないかと思います。
掌編の間を利用させて頂いている、デルティックです。
ついこの間、ヒロインがゲタで主人公を殴った作品を書きましたので、ちょっとお邪魔します。
あくまで私個人の意見としてですが、暴力を使用する状況によります。
私が使ったパターンでは、主人公がヒロインにセクハラまがいの事を強要し、制裁として殴らせました。
学園コメディなどで、男が女を殴るのは頂けませんが、女が男を殴る場合は、殴らせた方が罪が軽い場合があると思います。
例えばヒロインに覗きをして鉄拳制裁された場合、これを教師に言えば良くても停学は免れない訳です。
それを拳骨一発で許して貰えると考えれば、むしろ罰としては軽くなっていると思います。
キャラクターが殴られて当然な事をして殴られる分には問題無いと思います。
暴言に関しても同じですね。意味も無く言わせるのは良くありませんが、そもそも暴言を言われるだけの事を事前にさせれば問題ありません。
私はそう考えております。