知りたがりさんの質問 2013年06月07日
たとえば……
・一流のマンガだったら、コマ割りによる表現や、絵と文字の合成・調和が容易い。
・一流のアニメ(TVだけではない)なら、マンガ・小説をゆうに超える圧倒的な戦闘シーンや、音と映像の調和(熱い・泣ける展開は、BGMが案外重要、みんなが号泣したようなシーンでもギャグのBGM流れたら、泣けない通り越して怒りがわいてくる。)
・一流の小説だったら、他の追随を許さない心理描写や、情景描写がある。無論、想像力に乏しいと意味がない。
でも、「ラノベ」の長所と言われると、なんか微妙な気がするんです。一流のラノベ(意見が分かれるので限定はしません)だって、上にあげたコンテンツ全部の下位互換の集まりみたいな。
ライト「ノベル」なのだから、コマ割や絵と文章の合成は不可能だし、戦闘シーンだって、アニメに勝てるわけがない、 綿密で濃い心理描写や情景描写はやってもいいけど、それをやったら「ライト」じゃなくなる。
値段が比較的安いってのはありますけど、それは、商業的なもので、作品の話とはまた別。
結局、ラノベだけが持ってる長所とは何なのでしょうか?
●答え●
制作コストが安いこと。
誰でも作ろう思えば書ける。新規参入がしやすいこと。
この2点により、たくさんのラノベが生まれました。
たくさんの作品が生み出されると、優れた作品が生まれる可能性も高くなり、一部の優れた作品が業界全体を牽引していると考えられます。
これが他の娯楽コンテンツにはないラノベの強みです。
活字であることが長所です。
どう長所なのかというと、読み手に対し『想像』を促すことが出来ることです。
これによって絵や映像ではありえない人それぞれのイメージを持ってもらうことが出来ます。
まぁ、ラノベの長所というより小説の長所ですよね、これ。
「ライト」なので手軽に読める。
物書きが副業として働ける。
一流の小説の描写が濃すぎて抵抗のある人に、活字になれてもらえる。
漫画のようなイラストが間に挟んであるので文字が苦手な人でも苦労しない。
キャラクターが多くでてくる。恋愛が多い。わかりやすい萌え。
周りを見て思ったことはこれぐらいですかね。
読みやすい。
萌絵が付く。
メディアミックスしやすい(特にアニメへ)。
特にメディアミックスしやすいってのは大きいと思います。
漫画になったりアニメになったり。
一般小説はなりにくい。
活字媒体でもって、漫画的、アニメ的な想像をさせることができるというのはラノベだけだと思っています。
私はラノベを読む場合、比較的にアニメを見てから原作を読むことが多いのですが、アニメは映像にする際にかなり省略し、デフォルメされているんです。
漫画の場合はアニメ化してもあまり変わりません。もちろん音声があるのでモノによっては原作以上になることもありますが。
ラノベは後から読むと、アニメでは表現されていない内容が細かく描かれていて、とても楽しいのです。それは二次創作にもいえるのでしょうけど、原作者の思考が読めるのは嬉しいですね。
ラノベだけが持ってる長所は、一般小説と違い、作者との距離感ですかね。
どうしても、一般小説だとストーリー優先、キャラの心情優先になって、作者の思考が読み難いです。
気軽(=ライト)に楽しませる事を目的としている事、かな?
以前伺ったモノの中には、5分程度の休み時間にクスリと笑える位のお手軽な娯楽という意見がありました。
それ位で笑えるモノも良いが、私個人としてはドップリ漬かってしまえる位のへヴィーなモノが一番良いですね。
現在ドップリ浸っております・・・
オーバーロード・書籍版とネット版の読み比べ中・・・
死神を食べた少女。こちらも中々に浸れるモノで・・・
こんばんは。
美雪と申します。
面白そうなスレだったので、個人的な意見を書かせていただきます。
> ・一流のマンガだったら、コマ割りによる表現や、絵と文字の合成・調和が容易い。
> ・一流のアニメ(TVだけではない)なら、マンガ・小説をゆうに超える圧倒的な戦闘シーンや、音と映像の調和(熱い・泣ける展開は、BGMが案外重要、みんなが号泣したようなシーンでもギャグのBGM流れたら、泣けない通り越して怒りがわいてくる。)
全てにおいて同意というわけではありませんが、知りたがり様がおっしゃりたいことは分かります。
様々な媒体によって、強みと弱みがあるということですよね?
ただ、ちょっと『?』と思った点が……
> ・一流の小説だったら、他の追随を許さない心理描写や、情景描写がある。無論、想像力に乏しいと意味がない。
とありますが、私は『ライトノベルはあくまでも小説の分類分けの一つ』と考えております。
(以下もその前提で書かせてもらいます)
(漫画でいうところの、少年漫画、青年漫画、成人漫画、少女漫画などといった感じでしょうか。あくまでも個人の感覚です)
よって、(知りたがり様の表現をそのままお借りすれば)ライトノベルも他の追随を許さない心理描写や情景描写があると思います。
もちろん、その作品の雰囲気などにもよると思いますが。
> ライト「ノベル」なのだから、コマ割や絵と文章の合成は不可能だし
これは、媒体における条件上、不可能ですし、知りたがり様がおっしゃるとおりだと私も思います。
しかし、
> 戦闘シーンだって、アニメに勝てるわけがない、
というのは、疑問を抱きます。
確かに、アニメーションやそれこそハリウッド映画のようなものの方が、戦闘シーンをはじめとしたアクションなどは『視覚的な見栄え』が良いのは事実だと思います。
しかし、それだけでなぜ『戦闘シーンではアニメに勝てるわけがない』と決め付けてしまうのでしょうか?
戦闘シーンなどにおいても、反対に視覚、聴覚刺激がないことが強みとなり、脳内補完することにより、読者の想像力がある限り無限に広がりを持つことができます。
これはライトノベルを含め、小説の強みです。
例えば、既読の小説(ライトノベル)が原作のアニメーションや映画などを見て、思っていたより楽しめなかった、高揚感を抱けなかった、感動しなかったなどということもあると思います。
(まぁ制作者サイドの問題という場合もあるかもしれませんが;)
これは、読者の想像力が、アニメーションや映画(完成品)の粋を超えたいたためだと考えております。
また、
> 綿密で濃い心理描写や情景描写はやってもいいけど、それをやったら「ライト」じゃなくなる。
も同じく疑問に思いました。
なぜ『綿密で濃い心理描写や情景描写をやっては「ライト」じゃなくなる』のでしょうか?
もちろん、作品全編において深い芸術性を追求するような書き方かつ物語であった場合、それはライトノベルではなく純文学などと位置付けられることもあるかもしれません。
しかし、ライトノベルにおいても、必要時には綿密で濃い心理描写や情景描写が有効ですし、必要だと思います。
実際、そのような作品も多々あります。
つまりは、それらのバランスなどは筆者の技量次第かもしれません。
やっと本題に入り……
> でも、「ラノベ」の長所と言われると、なんか微妙な気がするんです。一流のラノベ(意見が分かれるので限定はしません)だって、上にあげたコンテンツ全部の下位互換の集まりみたいな。
ライトノベル(小説)に限らず、どの媒体であろうと、それぞれの強み、弱みがありますので、媒体における上、下というものはないと考えております。
> 結局、ラノベだけが持ってる長所とは何なのでしょうか?
(ラノベだけはありませんが)前述したとおり、まず小説としての長所があります。
その上で、『ライトノベルだけ』の長所となると、小説の中でもライトノベルが『何を求めている誰を対象としているか』という点から考えていく必要があると思います。
分かりやすいところで言えば、ライトノベル新人賞応募要項。
今パッと見てきただけでも、
『10代の読者が心から楽しめる、オリジナリティ溢れるフレッシュなエンターテインメント作品』
『ビジュアルが付くことを意識した、エンターテインメント小説』
『メインターゲットを10代後半?20代の男性読者としたエンターテインメント作品』
などと記載されてます。
レーベルにより方向性が多少異なることはあると思いますが、大きくは変わらないと思います。
なので、上記を簡単にまとめてしまうと、
『10代~20代の読者が楽しめる、ビジュアルが付くことを意識した、エンターテインメント作品』
をライトノベルと考えた場合、(小説としての長所に加え)
このようにターゲットを絞り、明確にしているというのはライトノベルの長所であると思います。
また、この点を踏まえ、他小説と比較し、文章が中高生にも難しくない表現がされているということも強みとして挙げられると思います。(注意:テーマや内容、著者によって異なるため、全てではありません)
これは、読書離れしている若年層への良い働きかけでもあると思います。
若干脱線しつつ、非常に長々と書いてしまいましたが、まとめると『ライトノベルの長所』は
・小説としての強み
・小説の中でも、特にターゲットを明確に絞っていること(また、それによる産物がある)
などがあると思います。
> 値段が比較的安いってのはありますけど、それは、商業的なもので、作品の話とはまた別。
追記としまして、商業的なことを含めれば、メディアミックスが盛んであることもライトノベルの強みであると思います。
一個人の意見です。
参考にしていただければ幸いです。
個人的なことですが一言にまとめるなら、魅力的なボーイミーツガールものがありそうだから。
ですね。
ラノベ以外でも探せばいくらでも良質な作品はあるのでしょうけど、ラノベの持つカラーというか空気感に期待してしまって手を伸ばしています。
ヘタとかタイトルや表紙が気持ち悪いとかキャラや題材がアホっぽいとか厨二臭いとかいう言う人も多いですが、逆に言えば頭空っぽにして恋やら魔法やら冒険やら美少女やら楽しめる小説と言ったらやっぱりラノベだと思います。
読んでる方としては文章力とかよりも異能や魔法を使った対決、またはかわいいヒロインやその他キャラとのいろんなイベントに一喜一憂したい、ただそれだけです。
もちろんすばらしい文章力と豊富な知識でストーリーもおもしろくて文句なし、という作品があればそちらの方がいいのは当然ですけどね。
個人的には学問や業種などに精通していて見識のある人にこそラノベを書いてほしいなぁと思ったりします。
お手軽感でしょう。
そもそもティーンズ小説に近くて萌え要素の薄いラノベを読むことが多いので、ラノベが「ライト」な感覚がないですね。読みやすくても描写が下手とか薄いとは限らないですし…。
ラノベというかラノベレーベルの長所は、私にとっては、私の好きな小説を出してくれることです。好きな小説が映像化無理な代物が多いので、下位互換のイメージがないです。
無理くりメディアミックスされた時は、たいてい変な要素を入れられたり、キャラやシナリオを何か根本的なところで変えられたりするので、二次創作でやれ!!(泣)とよく思いますね…。
なので、ラノベの長所=小説の長所ですね。
あ、それと漫画的な絵を思い浮かべやすいのは長所かもしれません。
こんにちは。気になったので答えてみますね。
○ ラノベの強みとは。
これは他のコンテンツと比較して、ということでいいですよね? マンガやアニメと比べてどこが強いのか、みたいな(てか比較しないと強みってわかんないか……)。
で、あれば、ぼくは単純に量じゃないかなーっておもいます。情報の量です。
これはラノベに限らず活字媒体での長所ですが、情報量とコストの比を考えると、活字媒体は安くて多くの情報を得られることが強い点だと思います。
映像媒体、動画媒体のコンテンツは制作に多くの労力が必要です。よって高くなる。貧乏人にはキツいですねー。だから貧乏人のぼくは小説読みます。
コストを度外視するなら、ぼくはマンガがいいです。自分のペースで読めるし、絵があってわかりやすい。
ラノベだけの長所って考えると、どうなんですかね。手軽さと安さですかね。簡単で簡潔な文章で書かれているので読みやすいし、同じ値段のマンガと比べると楽しめる時間が長い(ぼく、マンガ一冊だったら三十分くらいで読みおわっちゃいます。でもラノベは二、三時間楽しめる)
でもまー。質が高ければ、どの媒体でもいいですよね。ラノベもマンガもアニメもゲームもすきですよ。ドラマや映画も。うん。おもしろければ。
こんなふうに思いました。
では、失礼しまーす。
一般小説と被る部分がありますが、アニメや漫画と比較してとなら、地の文だと思います。特に一人称だと顕著ですね。
アニメ化漫画化された作品を見て、何度コレジャナイ感を味わったことか……
どうも、サイラスといいます。
> 結局、ラノベだけが持ってる長所とは何なのでしょうか?
個人的には、
1・拡張性の高さ
あらゆるメディア(漫画やアニメ)の原作になり、スピンオフやノベライズといった外伝化や他メディアの人気作の小説化がしやすい。
2・自由度の高さ
文章だけの媒体であるが故に、絵や解釈の自由度が高い。特にノベライズ化の場合、原作のリファインや解釈の追加がやりやすいのも特徴かな
3・色んな人をターゲットにしやすくなった
これは、時流なのかな?色んな文学、特に低年齢の文学がラノベ化し、さらに、ラノベを読んで、育った世代が大人になってもラノベを読む率が高くなった。
ただ、これらは短所に変貌する危険性もあります。
拡張性、自由度の高さは、作り手のセンスをすごく問われます。アニメ化、漫画化した途端、作品が劣化するといったことがよくあり、改変のしすぎや文字媒体よりも情報を圧縮できるところ原因になることが多く、また、絵やキャラに人気が依存しがちになるというところも弱点になりますし、長期化による改悪のリスクも着いて回ります。
また、色んな人をターゲットにしやすい反面、需要が狭くなったり、評価の二極化が起こりやすくなります。
こんなところでしょうか?では。…
コストパフォーマンスがいいことですね。
ラノベの読者は大体中高生ですので、「安い価格で長く楽しめる」というのが一つの大きな価値に上げられるのではないでしょうか。『ワンコイン(500円前後の価格)で数時間近く楽しめる』というのはアニメや漫画にはない商品価値ではないかと思います。
またラノベが『学校で読める娯楽』であることも、一つの強みなのではないかと思います。
(僕の時代の話ですので、現在どうかは分からないのですが)
一流のラノベといえば、その代表はやはりハリー・ポッターでしょうね。
日本ではどうしても、若年層向けの作品が世代を超えて売れるのは難しく、また言語圏や出版社の姿勢などの観点から世界的な展開も厳しいですが、本来は老若男女どころか人種すらも問わないジャンルです。
その証左として、ラノベがハリウッドで映画化決定、なんて話も聞くくらいですしね。
なお、表現が下位互換とおっしゃいますが、難しいことを簡単に書くのはむしろ上位互換ですらあります。
とはいえ現状、日本のラノベはその多くが萌え特化しすぎて、本来のポテンシャルを失っているとも思いますけどね。