ライトノベル作法研究所
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  4. ラノベ作家志望だけれど小説はほとんど読まない公開日:2014/01/24

ラノベ作家志望だけれど小説はほとんど読まない

 あいんさんの質問 2014年01月18日

 僕と同じタイプの人、いますか?小説以外はよく読むんですけどね。小説は、自作している時だけ面白いです。
 この間流行りのライトノベル(題名は伏せます)をパラパラと立ち読みしたのですが、あまり面白くありませんでした。
 自分の感性を無理に流行りに合わせる必要性はないのではないでしょうか。

●答え●

飛車丸さんの意見2014/01/19

 それで、同じタイプの人がいたら、どうだというんでしょうか?
 自分だけじゃないと、安心したいだけでしょうか? そしてそれを免罪符にしたいのでしょうか?
 低い位置に仲間を見つけても、何の足しにもなりませんよ。

ひすいさんの意見2014/01/19

>この間流行りのライトノベル(題名は伏せます)をパラパラと立ち読みしたのですが、あまり面白くありませんでした。
>自分の感性を無理に流行りに合わせる必要性はないのではないでしょうか。

 何故面白くなかったのでしょうか?
 どこが、どう面白くなかったのか。そして、自分は面白いと思えなかったのに、なぜ世間ではそれが流行っているのか。世間の感じ方と、自分の感じ方はどう違うのか。逆に共通している部分は何か。それを考えていくのが、おもしろい作品を作るための「傾向と対策」ではないでしょうか。
 それをせず、ただ「面白くない」と言っているだけでは、世の中のニーズをつかみ、さらにニーズを作りだしていかなければならない小説家(というからには、おそらくプロ作家を目指してらっしゃるのでしょう)になって、活躍していくのは厳しいかと思います。
 自分の感性を無理に流行りに合わせる必要性はありませんが、自分の感性と流行りとの共通項を把握して、そこを突いた作品を書いていくのは、プロ作家として求められることの一つです。

まとげにあさんの意見2014/01/18

 世の中いろいろじゃないでしょうか。
 有名作家の森博嗣は小説を殆ど読まない、小説家になりたいなら、本を読むより書け、などと著書でおっしゃられておりますし。
 フレデリックブラウンのように、とにかく片端から読む、読む本がなければ、ウスターソースのラベルすら読むという活字中毒の作家さんもいます。

洗線さんの意見2014/01/19

 森氏は小説を年に3~4冊しか読めないと語ってらっしゃいます。
 1冊読むのに2~3週間かかるので、沢山は読めないようです。
 読み方は精読。読書の速度は1日に2時間かけて20ページ。
 具体的にどのような精読の仕方をしてらっしゃるのか、他人の頭の中なので想像するしかないのですが、「書いてある文章から世界を構築する」「一度読んだストーリーは絶対忘れないし、自分の経験と同じくらい鮮明に覚えている」、その結果として、小説を書くのと同じくらい小説を読むのに時間がかかるのだそうです。

 こういうことから、森氏は小説をほとんど読まない人というイメージを持っていたので、「森博嗣のミステリィ工作室」で、影響を受けたミステリィを100冊も挙げていたのは意外でした。年月をかければ積み上がっていくのでしょうね。もっとも、ミステリィ小説でないものもかなり含まれていましたが。

 森氏のケースを考えると、書くことに直結するような小説の読み方をされているような感じがします。

紙飛行機さんの意見2014/01/18

 まさに僕のことです、はい。
 ラノベはほとんど読みません。最近は、読むとすれば自分が学んでいる心理学の専門書ぐらいになっているほどです。

 元々、作家目指すきっかけも好きな女の子がラノベ好きだったからであって、その後も〝書くのが好き〟なだけで、文章を読むのは苦手ですし、映像や漫画と比べても特に好きでもないですね(´・ω・`)
 文章だからとか、映像だからとか、絵だからとか、そういうの無しで純粋に表現されている物語やアイデアを楽しんでいるので。

 ラノベでも好きな作品はあるのですが、レジに持っていこう(持っていける)と思う表紙があまりなくて・・・←オイ
 ラノベの表紙なんて、みんな灰村キヨタカさんが描けばいいのに(問題発言)。

 というか小説読むのが好きじゃないのに作家を目指した結果、どうしても作品を読む行為が〝勉強〟になってしまうのですよ。だから最近はあまり読まずに映画やアニメをいっぱい見ることにしていますね。ストーリーのほうをまず味わって、自分の想像力を刺激したりしています。

 ほとんどってわけではないですが、よく読むというほどでもないです。強いて言えば中古店で買ったラノベが積んであるぐらいですね。新品はお高いので財布ががが・・・高校時代は図書館に置かれていて、気軽に読めたのですが。大学に入ってラノベのいっさいない図書館しか行けないため、買うしかないのですww

 本当は〝読まなきゃいけない〟のでしょうし、そこらへんは最近も悩んでおります。しかも最近のやつを買わなきゃいけないですし、うーん・・・ここはクソくだらないプライドを捨てて、自分の落ちた年の新人賞受賞作品を読むべきなのか。

 もしも最近のラノベを読んで、どういったものが流行っているのか知ることができても、自分の肌に合わなければ意味ないんだろうなぁとも思いますが。となると流行に合わせるか、自分の好きな世界で勝負するか、という葛藤が生まれるわけで。

 とりあえず皆さんの回答を見て、読まなきゃいけないなぁと感じたり。うーんしかし読む気になれないというか、読む気になる作品がメジャーじゃないという問題もww

 なんか自分の中での、くだらない葛藤を勝手に垂れ流してすみませんでした。

 あ、でも他の方も言っていましたが、全然小説を読まない作家さんだっていますし。それも売れている人がそうなんですから、そういうスタンスでもいいと思いますよ。
 要は映画であれ、漫画であれ、小説であれ、様々なリアルの体験であれ、創作者の刺激となるものを自分の中に取り入れていけばいいとも思いますし。

兵藤晴佳さんの意見2014/01/25

 ラノベを「芸術作品ではなく、商品である」と割り切ってしまえば、「既出のラノベを読むことはマーケット調査である」と踏ん切りをつけられるでしょう。
 その上で、既出作品がつまらないと感じるなら、自分が面白いと思うものを書いて世に問えばよいのです。 

 いずれにせよ、腕を磨くか、読者に合わせるかという点で、努力が求められることに違いはありません。

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