私の場合、エンタメ小説、物語性のある小説が書きたいということが、まずあります。
日本の小説は明治時代に欧米から移植されたもので、それが十分にこなれきらないうちに、マンガ、映画、アニメという強力なライバルが次々に現れて、ちょっと後れを取ってしまっているんじゃないかと個人的には思います。
詳しい現状認識の話は省略しますが、私の書きたいものは今のラノベのど真ん中ではないものの、一般文芸ではなおさらありません。簡単に言えば、『ルパン三世』『プリキュア』『サクラ大戦』『まどか★マギカ』『ガールズ&パンツァー』のような小説が書きたいということです。そういう目的を持っていると、やはりラノベかその周辺しか行くところがありません。
少し前のスレで、ジジさんに私の作風なら1択でCノベルスとのご教示を頂き、今ちょっと検討しているところです。一方でオーソドックスなラノベもけっこう多様化しているとも思うので、まあ、両睨みで瀬踏みしている感じですね。
それはそうと、ご質問がラノベと一般文芸になっていますが、その2拓なのでしょうか?
文芸と言われるとエンタメとは少し距離を感じるのですが、dddさんはどんなイメージをお持ちなんですか?
実は私はライトノベルだから、と言う理由で書き始めた訳ではありません。物語を書くため、文字による幻想の世界を書きたい、と思っていました。自然で幻想的な世界を創り出したかった。生きる喜びを書きたかった。生きる人間を書きたかった。
読んでいる人を読んでいる間だけでも良い、楽しませたい。現実でも、物語の中でも夢を持たせたい。とかそんな感じに燻ってました。
そんな時に、ライトノベル、と言うカテゴリーを知りました。自分の作品は気が付けば、ライトノベルにピッタリだったんです。
相手が中学生や高校生、思えば夢への道をハッキリと意識し始めるのでは無いだろうか? 自分自身の創造力で、彼等自身も想像するのが楽しみなのではないか? ほんの暇に人は夢を求めるのでは無いか…?
そんな予想から、私はライトノベルに徐々に傾いて行きました。
一般文芸も勿論好きです。しかし『私のニーズ』からライトノベルよりになった、と言う事です。
ちなみに私はそもそも創る事そのものが大好きなので音楽にしろ、絵にしろ、文章にしろ、捨てるつもりはありません。あくまで『より』です。私はライトノベル以外を捨てるぞーッ!と言う事はしません。
それでは失礼致します……。
自分の書きたい物、書いた物がジャンルとしてライトノベルに分類される類の小説だったから、としか言えないですね。
めちゃくちゃな性格をしたキャラクター達があり得ない世界や能力を使った物語が書きたいからです。
一般文芸では、こういった設定を受け入れてくれる読者層はいませんから。たまに受け入れてくれても『現実世界』がベースにないといけないので、全くの異世界物語が書きたいならライトノベルだと思ったからです。
萌えキャラを書くのが大好きだからです。
可愛い女の子を書くために、小説書いてるようなものですから!(ドヤ顔)
もう一つは、たまたま小説を読む『入口』がラノベだったからですね。
一般文芸を最初に読んで、それにハマっていたら一般文芸を書いていたと思います。
マンガちっくな内容を一般文芸に送っても相手にされないから。
挑戦です。
キャラクター小説による、ラノベ的な「キャラクターの心の動き」の分析。もっといえば、創作上の人物は総じて「どのように動く」のか、その共通点を模索しています。
「この状況下で」「こういうキャラは」「こう行動するジンクスがある」。これにはこれこれこういう風な心理的効果があって、だから10代(または現実逃避したい20、30代)の読者に「刺さる」。「にやにや」する、とか。
そのうち一般文芸に戻るつもりですが、ラノベはキャラクター的な意味でツンツン尖ってる分、一般文芸より難しく感じますわ……だから、挑戦。
きっとこんなんだから、編集に「ラノベは向かない」って言われるんでしょうねぇ……僕もそう思いますわ。
理屈っぽくなると、手元にばっかり目が行くようになりますから、気楽に「自分が読みたい本」を書くといいですよ、うん。
ラノベ読者のいわゆる「オタク」割合はそんなに高いのでしょうか? ここが私は懐疑的です。
個人的に萌キャラには何の興味もないのです!
ライトノベルは割と「なんでもあり」なのが良いところだと思うので、どうかこれ以上に狭隘なジャンルに成らないで欲しいと思います。
> 詳しい現状認識の話は省略しますが、私の書きたいものは今のラノベのど真ん中ではないものの、一般文芸ではなおさらありません。簡単に言えば、『ルパン三世』『プリキュア』『サクラ大戦』『まどか★マギカ』『ガールズ&パンツァー』のような小説が書きたいということです。そういう目的を持っていると、やはりラノベかその周辺しか行くところがありません。
私はあまくささんと、恐らくほぼ同じ理由でライトノベルをかいています。いわゆる「ライトノベル」ほどいわゆる「オタク」的な作風ではないが、いわゆる「一般文芸」よりかは圧倒的にエンターテイメントであると。例で挙げたアニメ作品をみてわかりました。
> それはそうと、ご質問がラノベと一般文芸になっていますが、その2拓なのでしょうか?
> 文芸と言われるとエンタメとは少し距離を感じるのですが、dddさんはどんなイメージをお持ちなんですか?
ライトノベル以外は全て「一般文芸」というのが私の認識です。
> ライトノベルは割と「なんでもあり」なのが良いところだと思うので、どうかこれ以上に狭隘なジャンルに成らないで欲しいと思います。
んー。勘違いされているようですが、「なんでもあり」とだけ言うと一般もラノベも変わりません。何をどう書くかは作者の自由です。強いて言うなら、小説でなくても絵でも彫刻でも『創作』という行為が自由で、なんでもありです。
僕が言いたかったのは「ライトノベル特有の傾向や読者の存在が魅力」ということです。
あと、狭隘と感じるかどうかは人それぞれなので批判はしませんが、なんにしても流行りというものはあります。その辺りはしゃあないですね。