あらすじを考えるにあたり、物語にとってもっとも重要な登場人物3~4人の設定も考えておきます。
こちらも、あまりだらだらと設定は書き連ねずに、構想段階では、1人5行(B5用紙)くらいのプロフィールで十分です。
構想案はいくつも用意し、その中で一番おもしろい物を選ぶのが基本です。たくさん作って、たくさん捨てましょう。
このため、最初から、がっちりした設定を作ろうとこだわる必要はありません。
むしろ、最初から設定にこだわりすぎると、それだけで満足してしまって、肝心な物語を書く段階までこぎつけなくなったり、つまらない登場人物に固執してしまって作品の質を下げてしまう結果になります。
これを『設定に縛られた状態』と言います。創作初心が陥りやすい罠です。
この5行の中には、どんな性格をしているのか、その人物の個性を書きます。
短い文章に落とし込むことによって、その人物の個性や役どころを端的に理解することができます。
この際、凡庸な性格にはせず、どこか一点、飛びぬけて極端な要素を持っている方がキャラが立ちます。
また髪型や血液型、などといった物語の展開に不必要な情報は書かないように注意してください。
髪の色が緑であるとか、目が青いとか、どんな服を着ているなどということは、文章だけで表現するメディアである小説にとって、あまり重要ではありません。
重要なのは、その人物の性格と、他の登場人物との絡みです。
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