最後にどうなるかを最初に決めて、どうやってそこへたどり着くか、逆から考えるのです。
これは帰納法と呼ばれる手法です。
例えば、桃太郎の場合でしたら、
1.宝物を持ち帰る。
2.鬼たちを退治する。
3.仲間と共に鬼ヶ島へ乗り込む。
4.道中、犬、猿、キジを、きび団子を使って仲間にする。
5.おじいさん、おばあさんから、武器や、きび団子をもらい鬼退治の旅に出る。
6.桃から生まれた桃太郎を、おじいさんとおばあさんが育てる。
といった具合に、結果を先に設定して、そこまでの道順を考えます。
この方法には2つの利点があります。
まず、より整合性のあるストーリーを作れること。
原因から結果ではなく、結果から原因を考えるのですから、当然ですね。
強引な展開しか作れなくて困っているという方は、ぜひお試しアレ。
次に、発端部が思い浮かばなくて、あらすじ作りがスタート地点でストップすることを防ぐという利点です。
ストーリーの発端部というのは重要箇所であるので、意外なほど考えるのが大変です。
下手をすると、ここでずっと足踏みすることになります。
しかし、ラストから、冒頭へと逆行していけば、その過程でいろいろなアイディアが浮かび、冒頭シーン作りに大いに貢献してくれます。
こうすれば、冒頭が決められない!と言って、小説作りがいきなり始めから頓挫するなんて事はなくなるでしょう
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