ライトノベル作法研究所
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  4. 同じ音を重ねない公開日:2011/12/30

同じ音を重ねない

 字面では問題が無くても、読むとなんだか引っかかるという文章があります。
 その原因の1つが、同じ音を重ねているコトです。

●例
「学校に行ってから、言うよ」

 この文章に違和感を感じませんか?
 「行って」「言う」という同じ音を重ねていると、引っかかりを覚えます。 

 もし、同じ音が重なりそうになったら、別の言葉に書き換えてみましょう。

●改善例
「学校に行ってから、話すよ」
「学校に着いてから、言うよ」
「学校に到着してから、話すよ」

 同じ音の重なりを見つけるためには音読するのが一番です。
 声に出して読んでみて、違和感を感じる部分を探してみましょう。

●良くある音の重なりと言い換え例
× まだ試用期間中の新薬を使用する。
○ まだ試用期間中の新薬を服用する。

●例2
× 高山さんの私用のパソコンを使用したい。
○ 高山さんのパソコンを使用したい。

 例2では、「私用の」という無くても意味が通じる言葉を省くことで、音の重なりを回避しています。
 不必要な言葉を省くと、文章が短くなるため、読みやすくなるというメリットもあります。

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