運動しよう

運動は眠りに大きくかかわってくる要素です。睡眠の役割は、「エネルギーの回復、身体の治療・新陳代謝」にあります。

運動は、たくさんのエネルギーを使い、肉体疲労や組織の損傷などをもたらすことから、眠りたいという身体の欲求を増大させます。

健康・体力づくり事業財団による「健康づくりに関する意識調査」(1997年)では、運動する習慣のない人は、ある人に比べて、眠りから途中で起きてしまう危険が1.3倍にのぼると伝えています。
また、人間は深部体温が低下すると眠りやすくなる傾向があります。昼間に運動すると体温が上昇し、血管が広がって血流が良くなり、身体の末端から熱が放出されやすくなります。
このため、昼間に運動すると、ちょうど夜に体温が低下し、眠りに入りやすくなるという訳です。

ベストな時間帯は、夕方の夕食前あたり。夜になってからの運動は、体温を上昇させてしまい、逆に眠れなくなってしまうので要注意です。


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