とよきちさん著作
今宵の私はサンタクロース――もとい、ミニスカサンタだ。
その正体は実は運送会社の社員だったり。平時はごく普通の運送会社。けれど二年ほど前からクリスマスにこんな催し物をしている。初っぱなからウケが良く、そこから爆発的に顧客が伸びて今や国に住むほとんどの庶民の方々の御用達となっていた。
内容としては昔ながらのサンタクロースの伝承通り。
すなわち、『良い子にしているとサンタさんがやってる来る』というもの。
その家のご両親と契約して、親から見てお子さんが良い子にしているかどうかでプレゼントを渡すか否かを決める。つまり『悪い子』にはプレゼントが届かない仕組みになっている。
親はこのプレゼントをダシに子供を『良い子』にさせようとし、子供はプレゼントをもらおうと『良い子』になろうとする。
微力ながらも児童教育の促進に貢献しているのがウチの会社のウリだったりするのだった。
そしてここで裏事情。私たちの会社にはサンタが二種類いる。
『良い子』の元に訪れるのが、一般的に知られているサンタクロース。
『悪い子』の元に訪れるのが私たち、秘密裡に動くブラックサンタクロースだ。
パッと見で見分けるとしたら、それは服装。従来のイメージ通りなモフモフした赤い服を着たほうが通常のサンタクロース。
そしてその衣装を黒く染めて、なおかつミニスカにしたのがブラックサンタ。
そうなるとブラックサンタは必然的に全員女性ということになり、じゃあなんでミニスカなのかと問われれば、
『サンタはほら、夢を与えるものじゃあないか』
というのがウチの社長談。夢は夢でも子供の夢じゃないよねそれ?
『未来ある子ども達にラブ&ドリーム』とか気取ったキャッチフレーズを掲げるのはいいけれど、まぁ、バカな社長のおふざけだ。
さて。
時間はもう子供がオネンネしているだろう深夜。この極寒の中でこの衣装はぶっちゃけ死ねる。このまま凍結してフィギュア化して商品化するのはまぁ、まんざらでもなかったり。
私以外の各々配置しているブラックサンタも大体同じことを思っているだろう。
正味の話、銀座におわすティッシュ配りのミニスカサンタなお姉ちゃんのほうが、よっぽど給料もらってるんじゃなかろうか。
ただ――割に合わないとは思わない。この仕事に誇りを持ってるからね。
ちなみに私は『仕事』を始める前に必ずその家の下見をするようにしている。目的としては自分のモチベーションを上げるため、というのが大きい。
極寒のさなか肩を抱きしめガタブルしながら、私はようやく現地に到着した。
そういえば今日のニュースじゃ、
『クリスマスは深夜から朝方にかけて、マヒャド……失礼しました。真冬並の寒さに覆われる模様です。外出はなるべく控えたほうが良いでしょう』
とちょっと中二病なお天気お姉さんが忠告してくれてたっけ。……うん。確かにHPの削り加減がハンパない。
「うぶぶっ、最初の悪い子ちゃんのお家はここだわね……」
今回が初依頼だという、見たトコ金持ちのボンボンが住んでそうなお屋敷。
ここに来るのは下見を入れて二回目だけれど、二階に取りつけられた巨大な上げ下げ式の窓は、二人いればロミオとジュリエットが素で出来ちゃいそうなくらい様になっていて、安月給の私としてはどーしても格の差を感じてしまったり……。
で、今回の『悪い子ちゃん』改めその部屋に住まうジュリエットちゃんはと言えば、これまた絵に描いたようなお嬢様だった。
食うも困らず着るも困らず住むも困らずの裕福な家庭、走り回るゴールデンレトリバー、執事つきで庭師つきで家庭教師つきという豪邸に住まわれる、お嬢様オブお嬢様。
そんな彼女が『悪い子』というのは意外――
でもなかった。
私は昨日、この家に『下見』に行ってきた時のことを思い出す――
女の子と家庭教師の会話にて、
『どうなされたのですか、お嬢様。前よりも成績が落ちましたぞ。これでは家庭教師のわたくしめも旦那様や奥様に怒られてしまいますのに』
『……ごめんなさい』
女の子とその父親の会話にて、
『どうしたのだ娘よ。お前の兄を見てみろ、あれだけ優秀な兄がいるのだぞ。少しは見習ったらどうなのだ。もっと頑張りなさい』
『…………ごめんなさい』
女の子とその母親の会話にて、
『あらやだ、貴女より貴女の妹のほうがよっぽど出来るじゃない。ほら、貴女がいつもぽやぽやしてるからよ。そんな『悪い子』にはサンタさんが来てくれないわよ?』
『………………ごめんなさい』
部屋にこもった『悪い子ちゃん』は、一人うずくまって泣いていた。
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……。頑張ってるのに、上手くいかないんです。頑張ってるのに、私だって、頑張ってるのに…………っ』
そして彼女は開いた窓の外にある月を見上げ、ぽつりとつぶやくのだった。
『サンタさん、来てくれないかなぁ……』
我が社のサービスは、確かに微力ながら児童教育の促進に貢献してはいるけれど、そこには大きな落とし穴があったりする。
それはクリスマスの朝、プレゼントがあるかどうかで子供は親のジャッジがわかることに、わかってしまうことに直結する。すなわち――
『良い子』と判断されるのか、
『悪い子』と判断されるのか。
その子自身の本質の善し悪しなんていうのは関係ない。親がその子をどうジャッジするかが鍵となっている。それはある種、残酷な審判とも言えた。
サンタクロースはその象徴。契約した上でサンタクロースが来ないということは、その子の親が『私はあなたを認めてませんよ』と暗に言っているのと同じこと。
ほとんどの家庭では、そういったメッセージを子供に送るのを嫌ってプレゼントを渡すように頼むんだけど、中にはそのルールを逆手にとる『スパルタ』な家庭もいたりする。
私はあまりそういった風習を好まない。というかフツーに好きくない。
だって子供の心は絵を書くときに使う、水の入ったバケツと一緒だと思うから。白くも染まれば黒くも染まる。望めば何色にだってなれるものだと思うから。
それを美しい色に整えるには、やっぱり親の愛情は不可欠で、もっと言えば親から『認められる』ということが大事になってくる。
「よっ――こらせっと」
私は塀をヨジヨジよじ登り、屋根づたいにジュリエットちゃんのお部屋――その大きな上げ下げ式の窓のそばまでやってきた。アクロバティックな侵入方法もまたあのバカの命だ。
曰く、『サンタさんは屋根の上にのぼる』。……忍者じゃないんだからさ。給料もらってる手前、そこはひたすら忍の字っていうのが悲しいかな。
ちなみに、この家のご両親とは『契約』の時にちょろっと侵入しちゃうという旨はすでに伝えて了承済みなので、法律破りじゃなかったり。
「……ん、これね」
お馴染みの可愛げな赤い靴下は、彼女の部屋の窓の外側にぶら下がっていた。
通常、こういった靴下はその時頼んだプレゼントによって大きさを変えるものだ。中には馬鹿でかい靴下を吊す子供だっている。
けれど。
この少女の赤い靴下は、せいぜいピンポン玉が一つ二つ入るほど。つまり、
「……望んでいるのは、プレゼントじゃない――か」
その小さな靴下の中に、何を望むのかすぐに理解した。
それだけ切実な願いが、込められているということも。
それだけ親の愛情を、彼女が渇望しているということを。
『認められたい』という――強く儚い気持ちを。
私は持っていたお馴染みの白い布袋の中に手を突っ込み、『プレゼント』を取り出す。
透明な袋にラッピングされた、ハート型の手作りクッキー。多少形が崩れているのは社長の指示で、男のロマンなんだとか。いやだからそれは子供の夢じゃなくて(ry。
それから小さな白いカードも取り出し、サインペンを使って手書きでメッセージを書き込んでいく。ジュリエットちゃんを励まそうと長々書きたいところだけれど、伝えたい言葉はシンプルなほうが良かったりするのだ。だからそのぶん、筆に心を込める。
最後に『パパやママにはないしょだよ』と書き加え、書き終えて、クッキーとメッセージカードを靴下の中に入れた。
そしてすぐさま次の目的地を確認する。マヒャドな夜はまだまだ長いけれど、愛を待ち望む子ども達はたくさんいるからね。少し急がなきゃ。
屋根と屋根をつたいながら地面に着地。私はジュリエットちゃんの部屋を振り返り、メッセージカードに書いたセリフをそっと呟くのだった。
「頑張るキミに、メリークリスマス★」
掌編に投稿するのは久しぶりです。お初な方もお久しぶりな方もどうもよろしくとよきちです。
子供の頃にサンタに頼んだもので印象的だったのは、ミニ四駆でした。一個300円程度(だったはず)のをたった一つだけ頼んだ自分にサンタが涙したのか、翌朝目を覚ますと机の上にミニ四駆が山積みで、アンビリーバブルや!(彦一風)と驚愕したのを今でも覚えています(笑)
せっかくのクリスマスなので投稿してみました。拙作ですが感想お願いします。
2012年12月24日(月)09時05分 公開
はじめまして、とよきちさん。五十嵐十五です。拝読させていただいたので簡潔ながら感想をば。
設定めったくそ面白いですね! ぶっちゃけ点数の全てはこの設定の面白さにあります! 運送業者のサービスとして子供を持つ親と契約、契約した親の子供のところにクリスマスになると『サンタクロース』を派遣する。そのサンタクロースには『良い』サンタクロースと『悪い』サンタクロースの二種類がいて、子供の『良し悪し』に従って派遣されるサンタクロースが変わる。この『良し悪し』の判断をするのがその子供の親で、つまりそれは親のエゴがダイレクトに関わってくるということ……こんなに面白い設定は市販されているライトノベルの中でも稀にしか見ません。素晴らしいです。
ただそれだけに料理の仕方があまりに雑だったのが悔やまれます……。全体的に説明と回想だけで終わってしまった感があるので、もっと現在進行形のエピソードを描きましょう。少なくとも『下見』は回想でなくて現在進行形で描いた方が感情移入度が跳ね上がります。
それとこれは私の読解不足かもしれないのですが、矛盾があった気がします。「『悪い子』にはプレゼントが届かない仕組みになっている」にも拘わらず「社長の指示で」クッキーがお嬢様の元に届けられたとあります。まあ社長がそういう『計らい』をする人だと考えれば納得はできますが、説明が欲しかったです。
コレ是非とも短編か長編で読みたい……! もし改稿なさる予定がありましたら必ず駆けつけますのでその時は宜しくお願いします。
とよきち様初めまして!実験的にリアルタイム感想なるものをやってみようと思います。それでは拝読します。
>今宵の私はサンタクロース――もとい、ミニスカサンタだ。
おっと!エロか!エロなのか!?
>その正体は実は運送会社の社員だったり。平時はごく普通の運送会社。けれど二年ほど前からクリスマスにこんな催し物をしている。初っぱなからウケが良く、そこから爆発的に顧客が伸びて今や国に住むほとんどの庶民の方々の御用達となっていた。
なるほど。
>そしてここで裏事情。私たちの会社にはサンタが二種類いる。
『良い子』の元に訪れるのが、一般的に知られているサンタクロース。
『悪い子』の元に訪れるのが私たち、秘密裡に動くブラックサンタクロースだ。
悪い子用サンタキター!
>パッと見で見分けるとしたら、それは服装。従来のイメージ通りなモフモフした赤い服を着たほうが通常のサンタクロース。
そしてその衣装を黒く染めて、なおかつミニスカにしたのがブラックサンタ。
そう来たかー!
>そうなるとブラックサンタは必然的に全員女性ということになり
そりゃそうだわ。
>時間はもう子供がオネンネしているだろう深夜。この極寒の中でこの衣装はぶっちゃけ死ねる。
死ねますな。
>そういえば今日のニュースじゃ、
『クリスマスは深夜から朝方にかけて、マヒャド……失礼しました。真冬並の寒さに覆われる模様です。外出はなるべく控えたほうが良いでしょう』
確信犯的なカミ。
>「うぶぶっ、最初の悪い子ちゃんのお家はここだわね……」
うぶぶっ?
>我が社のサービスは、確かに微力ながら児童教育の促進に貢献してはいるけれど、そこには大きな落とし穴があったりする。
それはクリスマスの朝、プレゼントがあるかどうかで子供は親のジャッジがわかることに、わかってしまうことに直結する。すなわち――
『良い子』と判断されるのか、
『悪い子』と判断されるのか。
なるほどなあ。
>ほとんどの家庭では、そういったメッセージを子供に送るのを嫌ってプレゼントを渡すように頼むんだけど、中にはそのルールを逆手にとる『スパルタ』な家庭もいたりする。
お嬢様自体は悪い子ではなく、お嬢様の親がダメだしの意味で黒サンタを派遣したんですね。
>「頑張るキミに、メリークリスマス★」
ええ話や~!
総括:
いい話だなと思いました。サンタクロースの伝承の本質(?)みたいなものをよく考えたりかみ砕いたりしているのが伝わってきました。
ただミニスカというのが活かされてなかったかなと思います。冒頭一行目にミニスカサンタとあるのだから現場を酔っぱらったおっさんが通りがかって「おっ!なんじゃありゃー!」みたいなのとか、ターゲットが思春期の男の子で鼻血ブーみたいなのもありかなと思いました。
それと崩れたクッキーが男のロマンというのが少し分かりづらかったかなと思いました。これはドジっ子(あるいは料理が下手)フェチということでしょうか?
全体的に読みやすくて最後までつっかかりなく読めたと思います。
作品の素材について深く考えるのはいいことだと思います。僕も見習います。ありがとうございました!
はじめまして、本気と書いてマジです。
執筆お疲れさまでした。
全体の文章も読みやすくて、滞りなく読めました。
ところどころに小ネタも挟まれているので退屈する瞬間がありませんでした。
>サンタクロースはその象徴。契約した上でサンタクロースが来ないということは、その子の親が『私はあなたを認めてませんよ』と暗に言っているのと同じこと。
・素晴らしい一文でした。「そうだよなぁ…」と唸ってしまいました。
以上です。
これからも頑張ってください。
とよきち様、こんばんは。
赤い杯です。いつも私の作品に感想ありがとうございます。
拝読しましたので、感想を書かせていただきます。
いい作品でした。
幼いころクリスマスイブの夜中が楽しみで、楽しみで、興奮して眠れなかったのを思い出しました。
クリスマスらしい、心暖まるお話ですね。
気になったところですが……気になったところですが……(汗)
困りました。粗を見つけることができません。
文章もスラスラと読みやすかったですし、描写もお上手だなと思いました。
アイディアも黒ミニスカサンタ――もとい、『良い子にしているとサンタさんが本当にやってる来る』というのが、素晴らしかったです。
冒頭からグイグイと引っぱられていきました。
一生懸命やっても、苦手なことはありますよね。
ジュリエットちゃんの気持ちが切実で、感情移入しやすかったです。
本当に感想だけになってしまい、申し訳ありません。
とよきち様の長編作品楽しみにしています!
大変失礼いたしました。
次回作も楽しみにしています。
良いですよねぇミニスカポリ……サンタ。サラシナコハルですよろしくお願いします。
いい子にはいい子専用サンタサン。
悪い子には悪い子専用サンタサン。
あれ? どっちにもサンタさんくるじゃん? と思った私は頭の悪い子。
プレゼント持ったサンタさんぢゃなく、マヒャドとメラゾーマを合わせたメドローアを使う黒魔術師サンタさんだと(違いますね)
ぶっちゃけ黒いサンタさんは何をしに来るのでしょうか?
主な業務がわからなかったです。クッキーを入れちゃうと「サンタさん来た」となる気がします。(それが業務だったら、ですが)
扉をあけて、黒いサンタが現れてガッカリで、その口から告げられるのは極大呪文だったりするのが業務ならわかるのですが……。ずいぶん酷い業務だと思いますが。
ただ、それはどうあれかなり好みではありまして。いえ、ミニスカが、では無く。いやまぁミニスカは好きですが。
朝起きて、少し膨らんだ靴下みて女の子が笑顔になるのを想像すると「えがったなぁ~」と思ってしまう私が居ます。
ずいぶん雑な、感想になってしまいましたがご容赦を。
それでは。
どうも
ラスタです
いつもお世話になっております
作品、読ませて頂きました
うん、面白かったです
えぇ話やな~……
ただ設定の詰め込み過ぎは顕著に表れてます
ぶっちゃけ説明はがっつり削っても良かったのではないでしょうか
その方が読者も想像する楽しみが出ると思います
或いは彼女の愚痴で語るのも良いかもしれません
自然と情報が絞られますし
いやぁ~、ほんわかしますな
サンタはやはり愛を与える存在でなくてはなりません
良かろうが悪かろうが、愛は均しく与えられるのですね
感想に不備等ありましたら申し訳ありません
ご存知の通り素人ですので間違ったことを言っているかもしれません
ご容赦ください
ではでは、次回作も期待しております
初めまして、空ノです。
拝読しましたので、感想を残してみます。
面白い設定でした。
ただ、合法侵入だとしても、なんだか大人の方がそわそわしてしまいそうですね。
それに、この時期に乗じて本物の窃盗犯罪が行われそうなんですけれど(笑
>プレゼントがあるかどうかで子供は親のジャッジがわかることに
え? 子供には内緒で親が契約するんじゃないんですか? もしかして、サンタクロースなどいないと理解させたうえで、親子と契約するのでしょうか。ここ、ものすごく引っかかってしまいました。
主人公、いい味が出ていますね。女性なのにマヒャドとか言ってるってことは、根っからのゲーマーかですよね(笑
ただ、全体的にコメディ成分がちょっと多かったかなと思います。本質的には温かな物語なので、ギャグ的なものを挟むごとに軽くなる雰囲気はもう少し抑えてもいいかなぁと思いました。
余韻もあって一人のクリスマスに温かい気持ちになれました。
以上です。
良き時間をありがとうございました!
どうも斉藤 真です。
作品を読ませて頂きました。
萌え要素満載ので作品で、「ウチニモキテクレイナイカナ・・・」
と思いました。
また作中で「マヒャドな・・・」といったオタク要素全開の表現が出ており
非常に良かったです。というより大好きです。
少し気になった点ですが
・子供は親のジャッジがわかることに、わかってしまうことに直結する。>子供に対して、親のジャッジがわかってしまう。といった感じの方がわかりやすかったと思います。
・作品は読んでから面白いと思ったのですが、実は最初はあまりタイトルに惹かれなかった部分もありました。あくまでも個人的意見ではありますが、タイトルがより読者受けしそうなものにすれば、評価はもっと上がると思います。
作品は非常に面白かったです。また読ませて頂こうと思っています。
なお、クリスマスにはイオナズンが唱えられた模様。ドラクエやりたくなってきた。
初めましてとよきちさん。にぼしと申します。
ブラックサンタと聞いて、子供をさらうアレかと思いましたが心温まるストーリーで笑みがこぼれてしまいました。
地の文からも作品の良さと優しさが伝わってきて、読んでよかったと思いました。
これは人によると思いますが、(ryなどのネットスラングはなるべく使わないようにした方がいいんじゃないかと。煙たがる人以外といますからね。
あ、私は平気ですよ?
感想は以上ですね。
また次回作もみたいと思います。
執筆お疲れ様でした!
とよきち様へ
はじめまして、上村夏樹と申します。
楽しく読ませていただきました。
もうクリスマスも終わりましたね。私はバイトでした。幸せそうなカップルがワインとおつまみをもってレジに来るたびに、私は心の中で祝福しました。そして、クリスマスプレゼントとして割り箸を大量に入れてやるのです。ええ、私はブラックサンタです。
何一つ紹介できていない自己紹介はこのへんにして、感想を。
こんなに短いのに、設定が凝っていて面白かったです。サンタシステムの弊害なども掘り下げてあって、よく考えたなぁと唸りました。私は物語をうまくまとめられないので、掌編が苦手です。とよきち様の技量に感服すると同時に、ちょっぴり悔しいです。
前半は設定に文字を割かれているのにもかかわらず、くどくどしていないですし、シンプルで心温まる物語も良かったです。
次回作があれば、また拝読させていただきます。
アドバイスができなくて、申し訳ない。普通に面白かったです。
それでは失礼します。
とよきち様
はじめまして、香椎涼といいます。
外は雨が降ってますが、心は暖かくなりました。
このブラックサンタは、僕の想像では小奇麗なお姉さんだったのですが、合ってますか?w
でも運送の女性ってたぶん少ないですよね。なんか強気っぽい性格がうまく表現されていたと思いました。
途中にある少女の挿話がいいスパイスになっています。そこだけ暗い霧が立ち込めていて、最後の暖かなオチをさらに引き立てていました。
うーん、やっぱり上手な方の作品には突っ込みどころがみつかりません。批評ってどうすればいいかわからないですねw
それでは、執筆お疲れ様でした。
はじめましてMr.Pです。遅ればせながら拝読させていただきました。
めっさ面白かったです。いい子用サンタと悪い子用サンタがいるというのを読んで、はじめはとんでもない悪ガキを小気味よく成敗するお話なのかなと思っていましたが、いい意味で期待を裏切られました。ああ、こういう視点もあるのか、と感心しっぱなし。読後の満足感もかなり高かったです。
ブラックミニスカサンタに会うため、自分も今年は悪い子として過ごそうと思います(おい
ただの感想になってしましましたが、次の作品も楽しみに待たせていただきます。それでは。