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本の橋

 国語の教科書を忘れてしまった。
 それは二学期の始めの席替えで、好きな人の隣になった事にも原因はあると思う。
 今、私のために机を隣に並べようとしてくれている人が、中学に入ってからずっと想いを寄せている峰岸タクマくん。
 神様はくじ引きの結果に、少しのイタズラを乗せたつもりだったんだろうけれど、私には邪なイジワルを含んでいたようにしか見えない。きっと雲の上からニヤニヤしながら見ているんだろうなぁ。
 こんな席で平常心を保つなんて、無理。忘れ物をして当然だよ。
「森川さん、もうちょっと机を近づけて」
「あっ……うん」
 言われて呆けている事に気がついた。
 慌てて席を合わせると、タクマくんは机と机の間に教科書を置いてくれた。
「ごめんね、いつも。……私、あの」
 のどに緊張が絡み付いてしまい上手く言葉が出てこない。
 もともと喋る事が苦手なのに、相手がタクマくんでは尚更だ。空よりも高く舞い上がってしまう。
「いいよ、別に」
 素っ気無く言って席に着く。
 嫌われている訳じゃないと思うけど、いつもこんな態度をとる。
 私はスカートを押さえ、静かに左側の席へ着いた。

 チャイムが鳴り先生が授業の開始を告げる。
 教科書を開いて置くと、まるで二つのアーチをかたどった橋のよう。
 私とタクマくんの関係にも、こんな風に橋が架かっていたらいいのにな。
 先生が朗読を始めた。
 一つの教科書を二人で覗き込むと、息のかかる距離にまで顔が近づいていた。高鳴る鼓動が聞こえてしまうんじゃないかと思うと、さらに顔が熱くなる。
 とても耐えられなくなり、私は姿勢を正すフリをして傾いていた体を元に戻した。
 気分を落ち着かせるために窓際の方を見ると、友達のミキさんが私たちの様子を見ながらニヤニヤしていた。こんなところにも邪な神様が!
 本当に大変な思いをしているというのに、そんなのひどいよぉ。
「どうしたの森川さん。気分でも悪くなった?」
 タクマくんが小声で心配をしてくれた。
「ううん。何でも。ぜんぜん、いい方向」
 自分でも良く分からない事を言った。
 でも、すでに口から出てしまっている言葉は、もう取り返せない。
 そんな風に落胆していると妙な視線を感じた。
 私は再び窓際の方を向く。するとミキさんが両手で口を押さえながら、フライパンの上で破裂しそうになっているトウモロコシみたいに震えていた。
 ……いっそ笑ってくれちゃえばいいのに。
 ふいに私の机の上にタクマくんの手が伸びてきた。
「ページ、めくるよ」
「う、うん」
 ページの端をつまむ指が、私の机からタクマくんの方へと動いていく。私の気持ちも、そのページに乗って運ばれていったらいいのにな。
 教科書を覗き込みつつ、意識は右の方に集中する。
 私の事をどう思っているのだろうか。その表情からは、うかがい知ることが出来ない。
 答えを知るには告白と言う手段が一番なのだろうけれど、もしも私の望みと違う未来が待っていたらと思うと、とても怖くて出来ない。
 情けない話だけど、そんな想いも伝わって欲しい。せっかく橋が架かっているのだから……。
 ページがめくられるたび、ずっとそう思い続けていた。

 チャイムが鳴り先生が授業の終了を告げる。
 タクマくんは机を元の位置に戻そうとするけれど、私は席を立たなかった。
 わがままなのは分かっているつもり。でも動きたくない。
 次は数学の授業がある。
 このまま数学の教科書も忘れたと言っても、タクマくんは受け入れてくれるだろうか。変に思われないだろうか。
 何の決断も出来ずに、机の中の教科書を奥に押し込めたまま座り続けていると、タクマくんは怪訝そうな顔で聞いてきた。
「次の授業が始まるから、机を戻さないと。もしかして数学の教科書も」
「ううん。持ってきてる」
 急いで机の中から教科書を引っ張り出す。
 やっぱり言えない。そんな卑怯な事は出来ない。
 私の声は上ずっていた。
「だから次は、いいよ。大丈夫だから……」
 ずっしりと重い荷物を背負ったように肩が落ちる。
 暗い気持ちになると、そのまま顔に表れてしまうのが私の悪い癖。
「……」
 タクマくんは無言で、教科書を持ったままの私を見ている。
 今の態度が変だったのかな。どうしよう、ずっと見ている。あんまり見つめられると顔が赤くなってくるよ。
 そんな風に思っていると、タクマくんがようやく口を開いた。
「あのさ。数学の教科書忘れちゃってさ。出来たら見せて欲しいんだけど」
 私は一瞬耳を疑ったが、はっきりとそう聞こえた。そして目も疑う。私の位置からはタクマくんの机の中が見えていて、そこには数学の教科書らしきものもあった。
 とんでもなく邪な神様が微笑んでいるような気がした。
 本当のところは分からない。私がただ勘違いをしているだけなのかもしれない。
 でも今は、この瞬間を信じてみたい。

 チャイムが鳴り先生が授業の開始を告げる。
 新たな橋を、二つの机の間に架けた。
 次は私がページをめくっていこう。
 タクマくんの気持ちが、私の方へと運ばれてくるように。


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●感想
闇陰影刀暗死さんの意見
 拝読しました。すいません、ちょっとの間暴れさせてください。

 暴走終了しました。暴走をまともな感想にまとめます。
 いいですね、好きな人と隣の席。私もなりたいです。教科書忘れて見せてもらうシチュエーションですか。私が神ならニヤニヤします。
 恋の架け橋が本ですか。私個人から言えば素敵ですよ。拙くないです。
 すごく甘酸っぱくとも羨ましいとも思いました。私も恋してるんで。学生さんで恋してる人は感情移入できるんじゃないでしょうか。私は森川さんに感情移入できました。
 甘酸っぱい描写がいいです。こんな描写ができて羨ましいです。恋を描写したらこんな感じだと思います。
好きという気持ちが楽に伝わるといいんですけどそうもいきませんよね。そんな気持ちもびんびん伝わってきます。
 しかし、です。私は恋をしていますから感情移入ができます。では恋をしていない人から読んだら感情移入はできるのかわかりません。ごめんなさい。
 変な感想書きましたが参考にしてくれれば嬉しいです。


スヌーさんの意見
 こんにちわ! 読ませていただきました。
 主人公の甘酸っぱい妄想が好きです。最後にタクマくんが教科書持っているのに見せてって言うのも、全部微笑ましく思いました。恋をしている時の、どうしようもなく神様に頼る感じが抜群で、二人の恋を応援したくなりました。本の橋っていうタイトルも素敵だと思います。
 とてもおもしろかったです^^


水さんの意見
 はじめまして、水と申します。最近短編の間に出没するようになった生き物ですが、掌編ものぞかせていただきました。拝読させていただいたので感想を残したいと思います。

 なんていうか……あまずっぺえぇぇと叫ばずにはいられませんね。恋心と羞恥の合間で揺れ動く女の子の微妙な心が見事に表現されてると思います。
 それでいて思っていることを素直に言葉や行動に起こせないじれったさが、中学生という微妙な年頃を感じさせるすばらしい表現力ですね。

 そして詩的なタイトルと合わさり、とてもきれいにまとまった作品でした。

 何か悪かった点をピックアップして伝えて差し上げたいのですが、申し訳ないことに何も見つかりません。こんなしょうもない感想ですが、参考にしていただければ幸いです。今後もご活躍をお祈りしています。


エフェドリンさんの意見
 こんにちはエフェドリンです。
 教科書を忘れても甘いイベントなんて起こらなかった高校生活を送ってました。あー、教科書忘れたから国語の時間は寝るか。
 そんなことは置いといて、感想やら。

・比喩に関しては十分な出来だったと思いますよ。見開かれて机の真ん中に置かれた教科書を橋に見立てたのは普通に感嘆しましたし。何よりお話の方が上手く進んで上手く締められていたのがよかったです。タイトルの「本の橋」が十分に活きた物語でした。

・ うーん、正直自分には何かここをこうした方がいいとは言えない出来だったかと。普通に良作のお話でした。オチもいい感じでしたし。あえて言うのなら、比喩 の使用は本の橋関係に留めてそれを際立たせた方がさらによかったかなと。なぜだかポップコーン的な比喩(笑いをこらえる)が少し邪魔に感じましたし。

【点数とか】
・いや、普通に面白くて良いお話でした。なので文句なしの(個人的に掌編での)高得点30を今回はつけさせていただきました。十分武器になると思いますよ、その比喩は。

 下手な意見ですが、今後の参考になれば幸いです


あかん子さんの意見
 こんばんは、あかん子です。
 拝読いたしましたので、感想を置いていきますね。

 まず読んで思ったのが、うまい!の一言。
 思春期の男女の心の小さな機微をうまく捉えていると思います。

 それにしても比喩が美しいというか、可愛らしいですね^^
 この物語にはいくつか比喩表現がありますが、読みやすい文章と相まってとても良い味を出していると思います。
 やっぱりタイトルの比喩が一番好きですね〜。主人公に感情移入してちょっぴり羨ましくなっちゃいました。

 素敵な物語をありがとうございます!
 次回作も頑張ってくださいね。


因幡の白兎さんの意見
 どうも、最近投稿一読、一感想の因幡の白兎です。

 比喩表現と雰囲気作りが上手いですね。
 呆けた時の「いい方向」とかは、絶妙ですね、実に可愛らしい。
 これから先の展開を想像したいものです。

 で、ちょいと個人的な意見ですが。
 最後、少年が女の子に好意を抱いているようなはっきりとした描写を入れて欲しかったです。
 顔がほのかに赤くなってるとか、硬直しているとか。
 それだけで、悶えが跳ね上がったなと思います。

 お力になれば幸いです。


藍内さんの意見
 こんにちは。
 はじめまして。
 あまり文章を読まないので変な評価になるかと思いますが、感想を書かせて頂きます。

 感情移入がしやすかったです。
 思ったところを直球に言ってるところなど。 

 いちばんよかったのはやはり最後のオチですね!
 うおっそう来たか!
 と、まんまとだまされた気分になりましたよ。。。

 とくに指摘する(できる)ところはありません。

 短くて申し訳ないですが、感想は以上です。
 今後もお互い、精進しましょう!


御爺さんの意見
 こんばんは。拝読させていただきました。

 締めの4行だけでも面白かったと思える内容でした。橋に思いを乗せるという表現は良いですね。ドキドキのつり橋効果を狙っている面もあるのではないかと勘ぐってしまうくらいにナイスな比喩だと思いました。
 恋する女の子ってこういう感じなのでしょうか。青春っすね、胸キュンっすね。自分が最後に胸キュンしたのいつだったかなorz
 タクマくんの素っ気無い態度に共感してしまいました。その辺りでタクマくんの心中が予想できてしまいましたが、それを書ききらず最後まで主人公の心情で貫いたのも良かったと思います。

 個人的には、橋と同じくらい登場回数の多い「邪な神様」がもっと印象的なら良かったと思いました。幅広く理解できてしまい、その言葉の意味するところが少し飲み込み切れなかったので(汗
 あと、主人公の台詞は最後まで慌てた感じになってれば尚良いかなと感じました。「ううん。持ってきてる」辺りがどこか落ち着いたように見えました。

 ミキさんを「悪質な人畜無害」に認定したいなどと思いつつ、失礼させていただきます。
 それでは。


ウィウィルンさんの意見
 すごくよかったです。
 本当、この僅かな行数でここまでせつなさを詰め込めるのかと、
 感嘆感服いたしました。

 重箱の隅をつつくようにあら捜ししましたが、
 友達に対して「ミキさん」と呼んでいるのが気になったくらいで、
 私にとってはほぼ完璧とも言えるような小説だったと思います。


天川 芽流詞さんの意見
 こんにちは。すごくかわいいお話でした。本の橋という表現も素敵ですし、ページと気持ちの流れを重ねた点も見事でした。

 最初、主人公が煩悩に引きずられてわざと忘れ物をしたのかと思ってしまったのですが、神様は邪だけど、主人公は純粋でしたね(私が汚れているだけか)。主人公もタクマくんも、10代の等身大の子らしく不器用でかわいかったです。

 ミキさんは、内心で「2人とも見え見えー」なんて楽しんでいたのかしら。「フライパンの上で破裂しそうになっているトウモロコシみたいに」という表現が、中学生らしいかわいらしさと明るさ、そして主人公のちょっぴり恨めしい気分が出ていて良かったです。

 実は両思いであるというのはベタなんですが、ラスト4行がとてもきれいで、主人公の清々しさに合っていると思いました。

 技巧が優れた作品は、時に語句と作風が不釣り合いなことがあるのですが、この作品は平易な言葉が多く、それでいて単純すぎず、抜群のバランスを保っているのも惚れぼれしました。

 目から鱗っ!!って感じのインパクトがなかったので点数を抑えましたが、表現力と雰囲気作りはバッチリで、和みました。


アーさんの意見
 高得点、おめでとうございます。
 なんて羨望の視線で見つめつつ言ってみました(蹴

 それでは、早速感想を。

・率直な感想。
 甘酸っぱいですねぇ。
 この文章には何かすごい魅力があるな、と思いました。
 可愛らしいといいますか、何といいますか。
 私には真似の出来ない文章だと思いました。

 えー、終始ニヤニヤさせて頂きましt(殴


 本の橋、というのも中々センスがあると思います。

 と、まぁ自分の実力を棚に上げた事しか言ってないですが^^;
 では、楽しい時間をありがとうございました。


飛車丸さんの意見
 なんとなく、一人くらいは辛口感想があってもいいんじゃないか、と思って、呼ばれてもないのに現れました。基本は辛口、応用も辛口、飛車丸です。
 今回はなんとなくちょっと詳細に指摘してみます。

 ・文章
>友達のミキさん
 友達の、は不要な説明。教室には教師と生徒しかいないのだから、『何かにつけ私をからかうミキさん』など、描写で対応をした方が文章に味が出そうです。後の、こんなところにも邪悪な神様が! はいい味を出しているだけに残念な部分。

>「次の授業が始まるから、机を戻さないと。もしかして数学の教科書も」
 教科書も、で切ったのはいい表現ではありますが、もしかして、の前に少々間が欲しいところ。タクマくんに何らの意図もないなら、感付くのに少々間が必要ですし、意図があるとすれば、ここでわずかでも躊躇いがある方が自然。

>私は一瞬耳を疑ったが、はっきりとそう聞こえた。そして目も疑う。
 この打消しの二重表現や、

>「ううん。何でも。ぜんぜん、いい方向」
 といった台詞による描写などは、かなりいいセンスだと思います。私見ですが、こういった目立たない部分こそが、作品を高得点に導いた陰の立役者であるかと。

 全体として、口語で改行多目の文章が良好な雰囲気を出していますが、逆に長文が全くないため、アクセント不足な感が否めませんでした。掌編は文章量が少ないので、長文をたった一つ挟むだけでも、ぐっと全体のメリハリが利いてきます。
 また、橋の比喩が計三箇所あるのですが、文章量が少ないため少々くどい印象があります。特に中盤のものは、思いも伝わって欲しい、という一文が橋の比喩の代役になっていますので、思い切って削った方がいいかも知れませんね。

 ・キャラ
メ インであるタクマの人物像が殆ど見えてこないのが、個人的にはかなりマイナスでした。優しい人物なのか、外見がいい人物なのか、印象的な人物なのか、何一 つ分からない。森川が想いを寄せた理由を軽く交えたり、作中初期に些細な行動で表現するなどして、人物像をはっきりさせておけば、ラストがより際立ってき そうです。
ミキと森川に関してはほぼ申し分なし。といっても、内気な少女とちょっかい大好きな悪友をテンプレ的に使ったお陰、という感がありますから、そこは改善の余地が大いにありそうです。

 ・構成
 中 盤までがスムーズなのはよかったのですが、数学の教科書うんぬんという山場までがスムーズすぎるため、盛り上がりに欠けた構成、という印象が強かったで す。タクマが一度は席を離して森川を軽く落ち込ませ、そこから現在の展開に持ち込めば、起伏がついて印象ががらっと変わってくるかと。ついでに、ここでタ クマが教科書を取り出しかけて戻す、という表現があれば、机の中にある教科書を座っている森川から見えてしまう不具合、というのも消えていい感じ。
 また、同じ部分なのですが、タクマが森川を見つめている時、一体どういった様子だったのかがもう少し描写されていれば、タクマに対する親近感がより強まりそ うではあります。こういった人間関係のみで構成された作品にとって、人物像の明確化と感情移入は、作品構成の命そのものと言っても過言ではないので、大事 にしていきたいところです。

 ・設定
 通常の学園恋愛物なので、さして語ることもない感が。強いて言うなら、やはり人物設定の練りこみが足りないこと、ですね。

 ・雑感
 個人的には嫌いな話ではないですし、文章の持つ雰囲気と作品の柔らかい雰囲気がマッチしているし、そのこと自体は素直に好感が持てるものでした。
ただ、柔らかい作品であれば起伏が必要ないか、といえばこれは否で、エンタテイメント性の強い作品とは別種の起伏、というものがあります。それを学び、キャラをより深く掘り下げて表現していくといいかも知れません。
 本 作を読んだ限りではありますが、執筆後の推敲はかなりしっかりされているようですし、執筆中にも表現を思慮されているのは見て取れるのですが、執筆前の段 階で手を抜いている感が強く浮き彫りになっています。逆に言えばそこを強化することで、まだまだ上の作品が書けるだけの伸び代はあるように思えます。

 ・まいふぇいばりっと
 何気に、最初が国語で次が数学と、教科書の開きが逆になっている辺り、細やかな配慮がGJ。

 ・最後に
 というわけで、高得点の群れの中ではありますがあえて-10点を。


悲劇のMさんの意見
 読後の感想、真っ先に、「え、これが高得点!?」と思ってしまいました。乗っけから毒舌ですみません。以下、思ったことなどを徒然と。
 作者メッセージでは練習の域を脱さない比喩と仰っておりましたが、何を謙遜なさる。少女の一人称が栄える、きれいな比喩表現でしたよ。ですが、比喩はきれい でしたが、それだけです。全体的に拙いというか、読めないというわけではないのですが、高得点小説として残されるにしては少し不足かなあと思いました。こ れは私個人の意見ですので、悪しからず。
 キャラクターも、ありがちではありますが、一人称であるおかげか、スッと感情移入することが出来ました。 ですが話の内容にも言えることなのですが、やはり安易な印象を受けてしまいました。月刊の少女誌を開けば必ず入っていそうなキャラクター。そしてお話。王 道だから面白いというのもあるのでしょうが、やはり高得点に載るには王道を使うだけじゃダメだと思うのです。王道を更に面白くする作者の技量が、高得点に は必要なのではないでしょうか。

 感想人としてもう少しオブラートに包むってのを覚えなきゃなあ、僕は。

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