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F エフ
死を尊び、ゆえに死の対極に位置する美しき少女、砂夜。 死に無関心、ゆえに死の至近に位置する少女、ユルリ。 誘蛾灯に導かれる蟲のように、二人の周りは不条理に満ちている。 いたずらに死への道程を遠回りする、死ににくい才能を持つ者。 死を恐れる才能を持つ者は、逆に日常の恐怖を浮上させ、死を周りに振りまく――。 彼らはすべて、自分の想いに誠実で、それでいて歪んでいて、どこか悲しい。 二人が「それら」に出会うとき、気まぐれな運命の歯車は軋りだす。 これはいびつで異常で狂っていて―「F」reakな物語。
死という事について、色々共感する事もありました。 「死ぬなんてどうでもいいことだよ、その証拠に今から死んでみせるね」 そう言って、ユルリは本当にビルの屋上から落ちた。 この作品は、普通に生きていても、わからないことが載っています。
不死概念者ですが、クールであり、優しいところもありでとてもいいです。
そういうことが嫌いな人は買うことをお勧めできません。
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ANGEL+DIVE
温厚を通り越し自分に害をなす相手にまで心優しい損な少年・夏彦。 いつも相手のことを第一に考え、自分のことは後回しばかり。 幼馴染には心配をかけ、小学生の妹には叱りつけられる毎日。 そんな頼りなく受動的な夏彦が、 ある日偶然出会ったトワコという少女に不思議と心惹かれてゆくことに。 ――しかし、出会って間もなく彼女は姿を消してしまう。 釈然としない夏彦は同級生たちの力を借りて彼女の捜査に乗り出すも、 同じく彼女を追っている者たちと遭遇し……!? 今、運命に翻弄される少年少女たちの物語が幕を開ける。
真白いページを連想させるような不思議な物語でなぜか夢中になってしまいます。 この先この小説がどんな色に染まるのかが楽しみです。
ハラハラドキドキを感じられないところかもしれません。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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