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貧乏大学生・草刈鷲士のもとに突然、 十二歳の美少女がやってきた。 しかもその結城美沙と名乗る女の子曰く―「あなたの娘だもん」 結局押し切られる形で一緒に暮らすことになったのだが、 草刈鷲士としては意中の人、麻当美貴の方も気に掛かる。 さらに結城美沙を狙っているらしい悪者たちが現れて、 心ならずも「なよ竹の鬼」を巡る騒動に巻き込まれた草刈鷲士は…。 ラブコメアクション(?)の決定版。
そんな言葉を完全に吹き飛ばしてくれるそんな小説。 大学生の主人公『草刈鷲士』。 学生であるそんな彼の元にある日絶世の美少女がやってきて、 彼の事をこう呼んだ――『パパ』と。 現実ではおよそ目にかかれないであろう光景だろうが、“よくある話”というのは溢れている。 ある日女の子が空から落ちてきたり、いきなり命を狙われる羽目になったり…… ライノベを読んでいれば『ああ、よくある話ね』で済まされる様なシチュエーションだ。 ともすればこの小説のあらすじも『よくある話』で区切られるかもしれない。 でも本文を読んだ時、たぶんその思いは完膚なきまでに吹き飛ばされるはずだ。 それほどまでに荒唐無稽、 それほどまでに予測できない展開は貴方をきっとDADDYFACEの世界に引き込んでいくはずだ。 ここから先はネタバレですが…… 素手で鉄板を貫く古武術、最新鋭のハイテクノロジー、超能力、双子、世界一の大金持ち、 トレジャーハント、オーパーツ、謎の秘密結社……すべてDADDYFACEに出てくるキーワードだ。 人によっては混ぜすぎだろうと思われるだろう。 しかし、この物語はその全てを収束させ最高に面白い物語に仕上げられている。 是非とも一度読んでもらいたいお話です。 おすすめは第二巻『世界樹の舟』 です。
メガネに気弱な表情、貧乏な上にみずぼらしいその容姿ははっきりいって脇役のものでしょう。 でも、そんなことを差し引いても素晴らしい人間である。 そう、キャラクターじゃない人間としてすごく好感がもてる主人公なのだ。 鷲士はとってもいい人である。柔和な性格に他人を思いやる心、 自分を殺そうとしている人間の心配までする。これだけみればまるで聖人君子だ。 でも彼は小説のキャラであっても、その中で生きている人間だ。 そこには過去もあるし、ひた隠しにしている闇もある。 それをここでバラしてしまうとあれなので言わないけれど、そんな鷲士はひどく人間的に見える。 超人じゃない。善人じゃない。だからこそ、彼には好感が持てるのだ。
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付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います
この世界には『アンティーク』と呼ばれる物がある。 年代物の骨董品や古美術品のことではない。 幸運を呼ぶ石、未来の姿が映る鏡など、不思議な力が宿った器物を指す。 世の中は広いもので、そんな怪しい物を扱う店があったりする。 付喪堂骨董店~FAKE~。 だが、名前の通り扱っているのはそれの偽物ばかり。 無愛想な少女が不気味な品ばかり勧めるので閑古鳥が鳴いている胡散臭い店なのだ。 でも、ごくまれに本物が舞い込んでくるから面白い。 では、そんな変わった品を手にしてしまった人たちのことを、これからお話しよう。
作品の構成が素晴らしいです。 よく考え込まれていて、休憩を入れず一気に読めます。 読んでいると勝手に本の世界へ引きずり込まれる作品です。 それから心理描写も巧みです。 とても迫力がある、力強い描写だと思います。
冷静なのに何処か抜けてる可愛い子。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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