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闇のパープル・アイ
ある日、少女は気づいた。 窓に映る自分の瞳。闇に光る紫の瞳。 そして少女は異形のものに変身する。 私はなにものか!? 私は…豹だ!? 変身人間・尾崎倫子。紫の瞳をした黄金色の豹。
主人公・尾崎倫子は、人間から豹に変身する変身人間の血を引いている。 父と妹、そして幼なじみで恋人の慎也との平穏な生活は、自身の能力の覚醒により一変する。 生物教師・曽根原薫子は、変身人間の存在を知らしめようとして、 学界から追放された父の名誉を回復しようと、倫子ら変身人間を狙っていた。 目的のためなら殺人や拷問など非道な事を平気で行う曽根原。 倫子の死によって、一度は退いた曽根原だったが、 倫子ともう一人の変身人間・小田切との間に生まれた娘・麻衣の存在を知る。 純血種である彼女は、より高い能力を持っていた。 倫子と麻衣、母娘二代に渡る戦いを描く。 何て言うかエゴです。 恋人のため? 家族のため? 親友のため? それとも自分のため? などと思わせる不思議な作品でした。 なんだかありそうで他にはない作品。一度読んでみる価値はあります。 すぐに読まされます。 最後はベタですけどいいです。
最も残忍で冷徹な人間。でも、なんだか憎めない。
立った六人(くらい)しか出ないためにいまいちボリューム感というか…… グロいですね。 まあ、私には平気ですけど。 これが最も問題かな。 妊娠と、性描写。 最初読んだときはちょど味噌汁を飲みながらだったために本当に吹き出しました。 麻酔で眠らされて強引に◯◯◯!? うおおぉい!と叫んでしまいそうになった。 やはり原作が漫画であるために挿絵が……
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闇に歌えば
霊能力を持つ大学生、楠木誠志郎。 彼は引っ越したマンションで、不思議な白い生き物を目撃した。 誠志郎が、何かが起きる前兆では、と考えた直後、隣室から悲鳴があがる。 隣の部屋に住んでいた男が謎の死を遂げていたのだ。 一方、引っ越しの手伝いで来ていた佳代が、ベランダでヒスイのような玉を拾う。 誠志郎はその玉を毒々しい色だと感じるが……!? もうひとつの「聖霊狩り」、新装版で登場。
なんだか、設定、キャラクターともに、えらく好きになってしまった作品です(笑)。 怪異を起こす物品の情報を収集し、 それを回収する(時には破壊することも厭わない)というのが主なお仕事である、 文部科学省の秘密部所『特殊文化財課』、人呼んで『ヤミブン』。 現代ではありえないとされている「怪異」鎮めるため、 貴重な文化財を破壊せざるを得ない事もあり、 世間に公に出来ない部署であるという位置付けから、 課が設置されている場所は、虎ノ門の文科省の屋上だったりします。 所属するメンバーは皆、怪異に対応できるだけの特殊能力を有した者たちなのですが、 これがまた、正規の試験を受けて採用された正真正銘の国家公務員であったり。 そういう設定がなかなかに興味をそそるのに加えて、 登場するキャラクターたちそれぞれの個性がまた、すごくいいのです。 特殊文化財課前課長で、結婚退職の後、 現在は嘱託職員(つまり主婦パート)として職場復帰している課内最強のおばさまとか、 火炎の術を使う性格の捻じ曲がった美形陰陽師、 ヤミブンの競合組織『陰陽寮・御霊部』の、エリート意識バリバリ小舅中学生などなど、 そのあたりは本編でじっくり楽しんでいただけると幸いです。 全11巻+外伝1巻で、もともとは集英社スーパーファンタジー文庫から刊行されていたのですが、 レーベルがなくなってしまったため、現在はコバルト文庫から新装版で復刊中、 3巻までが刊行されています(2005年10月現在)。
幼いときに父親を、高校生のときに祖母と母親を事故で亡くした、天涯孤独の大学生です。 祖母譲りの高い霊的感知能力を持っていたがために、 借金をカタにだまし討ちのようにヤミブンに取り込まれてしまった彼は、 その経緯もあり、最初のうちは仕事にも、職場での人間関係にもあまり熱心さが見られません。 ですが、ヤミブンのメンバーやその情報提供者・協力者たち、 怪異の犠牲になった人々などと関わっていくうちに、だんだんと自分の持つ力の意味、 それによって誰かを助ける事ができるのだということを知り、成長していきます。 取り立ててかっこいいとか、美形とかいうわけでもないし、強い個性があるわけでもないのですが、 なぜか皆から好かれ愛されるキャラクター、なんですよね。
私なんかは、そこを読んでいるとちょっとばかりこっ恥ずかしいなあ、 という感がひしひしとしてきてしまうのですが……でも、それもご愛嬌かな(^^;。
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