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ドラゴンクライシス!
普通の高校生だった竜司。その平穏な生活は、年上のハトコ・英理子の帰国で一変する。 彼女と共に闇ブローカーから強奪したのは、なんとドラゴンの少女・ローズ!? 純真なローズは助けてくれた竜司に夢中。いつも一緒、食事に着替えにお風呂まで!? 竜司も戸惑いながら彼女に惹かれていく。 だが、再び闇の組織がローズを狙って動き出す! 竜司は過去のトラウマを越え、戦う決意をするが。
それを遺物(ロストプレシャス)と言われています。 そして、その遺物の力を自在に扱うこの出来る特殊な才能を持った人を 遺物使い(ブレイカー)と呼んでいます。 普通の高校生だった主人公である如月竜司。 ある日、学校に年上のハトコ・七尾英理子が現れ、 いきなり連れて行かれたのは闇ブローカーの取引現場、 闇ブローカーからお宝強奪とか、色々と主人公が引っ張り回されたりして大変です。 でも主人公やたらとモテル、しかし好意を寄せる女性はやたらとパワフル、 かつトラブルメイカーで日々がとても騒がしく楽しそうです。 そしてバトル! 主人公は平均的な遺物使いからしたらやたらと強いはずなのに、 敵が反則的な奴ばかりで主人公の苦労しながらのバトルにかなり燃えます!
ほかの女性たちも魅力的なんですが、アイは最初凛としたイメージが強かったのに 主人公に好意を持ってからは、子犬のイメージになってしまい、 行動一つ一つが可愛過ぎて抱きしめたくなっちゃいます!
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トリックスターズ
その魔術師は、にぃと笑って言った。 ゲームねぇ、なかなか面白そうじゃないか――。 ゲームと称する、その予告は大胆にして唐突なものだった。 『我は、今この会場内に集まった諸君の中から生贄を選定し、処刑することをここに宣言する』と。 不可解な予告がはたして真実となったとき、舞台となる城翠大学は混乱の渦へと落下していく。 加速する猜疑、恐怖、狂乱。 だが、美しき女魔術師は、巧妙なる欺計を鮮やかにそして皮肉げに解き明かす。 そしてゲームは誰もが予期せぬ結末へ。 これは推理小説を模った魔術師の物語――トリックスターズ登場。
ストーリーで見せるGOSICKとは違い、 ミスリードを誘うテクニックが巧妙で上手い具合に騙されます。 (トリックが上手いとかではないですが) また、非常に読みやすいのでミステリ初心者さんでも大丈夫です。 本来ミステリとは正反対である魔術を取り入れているのも好印象です。 「魔術は万能である」という私たちの常識を覆す、 現実的(リアル)かつ倫理的(ロジカル)という設定を設けたことも見事。 シリーズものですが今の所「これはだめだ」と思うハズレはないので、 安定している作品でもあります。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? うーん、あえていうならば佐杏冴奈先生ですかね。 豪快というか非常に姐御肌な感じで好きです。 世界に六人しかいない、「全人類の遺産」とも賞賛される “六人の魔術師の六番目”(ヘキサエメロン・ザ・シックスス) でありながらも気取らないところとかも。 ただそのさっぱりした性格故か、 人の生死も興味の対象になり得るかどうかでしか考えていないところが、 もしかしたら反感を買うかもしれません。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 肝心なトリックに説得力がないこと。 上手くミスリードしているのに、重要なはずのトリックがすこし強引な気がする。 特に続編であるLの最後の方でサブのトリックには明らかに無理があり、 なお且つメインのトリックでは魔術使っていてあっさりとし過ぎていてすこし物足りない。 あと演出過剰なところはすこし欠点として目立ちます。 特に最後のトリックはあとづけと言った感じで要らない気がします。 まあこれも作品の味として見れば良いのですが……。 ちゃんと推理小説で、初心者さんもある程度読んでいる人も楽しめる作品だと思います。 でも、本格推理小説に入れるにはアンフェアが目立つ作品 (トリックを楽しむのではなく、作者の巧みなミスリードを楽しむもの)なので、 それを期待している人は満足できないかもしれません。
何がすごいって、作者の伏線の張り方です! 言葉に対しての解釈、そこからの展開がすごくよかったです! こうなんというか……言葉一つ一つがすべて伏線で、 それを最後の最後に明かされたときに「あ〜そういえば!」というしてやられた感を覚えます。 ここまでうまく読者を欺く作者は私が読んでいる中でこの人ぐらいです! 『デセプション・ポイント』『ダ・ヴィンチ・コード』の著者として知られるスリラー作家、 ダン・ブラウンよりうまく読者を誘導しています! アナグラムの原理で登場人物に不自然にならない名前をつけているところもすごい! アナグラムを知っている人でもたぶんわからないのではないでしょうか。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? アレイスター・クロウリー三世。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 無いです……。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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