![]() |
↑目次へ戻る | ![]() |
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||
私の愛馬は凶悪です
えっち、えっち、えっち―て男の子はそんなことばかり考えてるって私は思ってた。 だから、毎日違う女の子とえっちしてるクラスメイトになんて近づかないって思ってたけど。 私、高岡霧理は女たらしと噂高い射水君に説教したら、 思いがけない複雑な事情とかあって、怒った自分が単純だったと思い知る事に。 というか弟も気づけば彼女がいるし、妹なんてもう経験済み!? それじゃ常識知らずなのは私なの? 恋にえっちにとクラクラ揺れる霧理たちの青春模様開幕。
まず、ギャグの期待はあんまりないので、 真面目な読書が好きな人にも勧めやすいです。 全体の雰囲気は、正統派小説みたいな感じで、 ちょっとづつ読んだほうがいいと思います。結構疲れます。
好きすぎてたまらないこともないですけど。
あと、中盤が構成ミスっぽい。
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||
私の優しくない先輩
過疎化が進む小さな島の女子高生・西表耶麻子(いりおもてやまこ)の悩みは、 大好きな同級生に告白できずにいること。 何度も何度も書き直したラブレターはまたしても、ポケットの中で賞味期限切れ。 おまけにそのラブレターの存在を、乱暴ものでややコワモテの苦手な先輩に知られてしまい……。 現役男子高校生がつづった純愛小説です。 出版社からのコメント コンテスト初受賞は碧天舎恋愛小説コンテストのラブストーリー大賞。 その後、新風舎文庫大賞文庫大賞、 エンターブレインえんため大賞佳作、 角川学園小説大賞優秀賞、 MF文庫新人賞佳作と、 次々と賞を受賞した出版界注目の大物新人、日日日が単行本デビューしました! 発売前から重版が決定するという話題騒然の作品です。
しかし、この日日日の作品を買おうと思ったには理由があります。 現役高校生にして、なんと小説賞を五賞も受賞してしまったという脅威の事実。 この作品を読んで思いました。 この五冠達成の事実は、日日日にとって必然的なことでしかなかったのだ、と。 この作品は、主人公の女子高生・西表耶麻子が好きな人にラブレターを渡そうとし、 しかし渡せない、そういう場面から始まります。 そこから、西表耶麻子の感情の揺れ動きを巧みに表現し、 彼女を中心とした日常生活を描いていきます。 その日常生活の中に西表耶麻子ふくめて四人の登場人物がおり、その設定が秀逸です。 一人ひとりが完成しており、かつ四人の関わりかたがすばらしい。 そして、それを表現するだけの文章力。ライトで読みやすく、なかなか巧いです。 物語はどんどん流れていき、一気に最終局面へ。 最後に向かうにつれて流れ込む感涙の渦は、誰にも止められません。 ライトノベル界をすでに揺るがし始めている日日日、 この名前が日本中に知れ渡るのも、そう遠くないような気がします。
あえてあげるなら、西表耶麻子の母親。うん、なんか良い。
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||
Piaキャロットへようこそ!!3 Brilliant Summer
――ただ、振り向いてもらいたくて……。 ひと夏の間、2号店から新規開店の4号店へヘルプのウェイトレスとして働きにいった、愛沢ともみ。 だが、そこで気になるお兄さん――神無月明彦と出会ってしまった。 ゆれ動く心、ささやかな望みはいつしかひとつの想いへと向かっていく――。 F&Cが贈る大人気純愛アドベンチャーゲームのノベライズ、待望の第二弾。
人気キャラの愛沢ともみをメインに主人公との恋愛が描かれています。 ともみを攻略できない腹いせで買ったのですが(笑)、 想像を遥かに超えたキャラクター描写と展開に圧倒されてしまいました。 ゲームなら時間をかけてキャラクターの性格を表せますが、 紙幅の限られる小説ではゲーム並みに描写を割くことができません。 この小説では最初からキャラクターを原作の10倍近い濃さで描くことにより、 その問題を克服してしまいます。 キャラを壊さずにその性格を10倍の濃さ描く=自然にハイテンション&暴走化という方程式。 原作を知らない人はそのテンションに圧倒され、 知ってる人はそのアレンジぶりにニヤニヤが止まらないという完璧な仕様です。 物語の展開も原作、というか恋愛モノにはあるまじき怒涛の展開をします。 ともみと主人公が惹かれあい、お互い不器用でも愛し合おうとする過程は素晴らしいです。 しかしネタバレになりますが、 最終的にこの物語は密室パニックアクションホラーへ変貌します(笑)。 純愛ギャルゲーをどうひねったらそうなるのか、是非その展開と結末を確かめてもらいたいです。 爆笑じゃなく”ニヤニヤ”させられっぱなしの作品はこれ以外ありません。
とにかく無邪気で愛らしく、正直この描写は反則だろうと思うこともしばしば。 特にピーターラビットの話と人形たちとのシーンは破壊度絶大。 主人公が気になるけどどうしたらいいのか分からず、 それでも前向きに努力する健気な姿に心を洗われます。 他のキャラだと、ともみの親友のユキが破天荒すぎて好きです。
エピローグで各キャラのその後が詳しく描かれていないのが少し残念です。 他は満点です。
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
|||
|
|||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||
|
|||
![]() |
![]() |
↑目次へ戻る | ![]() |