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レマイユの吸血鬼
花の都フォレ。王宮エヴァンタイユでは、このところ貴婦人が立て続けに殺され、 吸血鬼の仕業との噂で持ちきりだった。 事件解明にあたった第二王子のジェラールは、 かつて吸血鬼退治の王命を受けたとされる“薔薇の騎士”の一族、 レマイユ伯爵家の末裔を訪ねることに。 レマイユ伯イブ・アントアーヌは、妖しいほどの美貌の青年。 秘密劇場の舞台に立つ彼には、ある裏の顔があって……。
主人公イブの皮肉屋なとこにハマリました☆ 「皮肉屋だけど、ヒトを見捨てることができなく悲しい過去を背負ってる」 という女性が大好きな設定です。 吸血鬼が出てくるので吸血鬼や中世ヨーロッパ系の好きな方も楽しめるでしょう。
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レンタル・フルムーン
「人生教訓メモ」を手に平穏な読書ライフを望む、高校生・桐島新太。 新太は、不思議なモノが“視え”てしまう困った体質の持ち主で、 今日もそのせいでバイト先をくびになってしまう。 傷心状態の新太が、偶然見つけた貸本屋「満月堂」に立ち寄ると、 そこにはやけに態度の大きな店員の女の子・ツクモと、バイト先で見かけたオコジョ少女がいて……。 ツクモは、自分を“世界の設計図”を補修する“観測者”だと言い、 新太の不思議なモノが見える理由を教えるかわりに、仕事を手伝うように命令する。 しかも手伝わないと世界が終わる―って、ここ貸本屋だろ!? ちょっと“残念”なキャラクターたちが織り成すファンタジック・ラブコメ。
でてくるキャラクター達ほとんどが『ちょっと残念』という魅力を持っているのが面白い。 キャラ達がそんなものだから、物語全体の雰囲気はちょっと残念なものとして調和がとれています。 みんな似たようなキャラなのか?と思われますが、そんなことはなく、 十分キャラが立った上に残念という要素を上手く与えているといった感じでしょうか。 見習いたいものです。 ちょくちょくとシリアスチックなシーンもあるのですが、 全体的にはちょっと残念シュールワールド全開な作品だったと思います。 大笑いよりもにやける笑いが連続でした。 物語の流れも上手く纏められていて、無駄なシーンがあまりなく、 読み進めればさっくり最後までいけるかなと。 少し新鮮だなと思ったのは、先に『恋』に気づくのはヒロインの方ではなく、 主人公の方だったことでしょうか。 恋心に鈍感な主人公、ではなくて、恋心に鈍感なヒロインというラブコメ図式でした。 文章は主人公の一人称で書かれています。 上手い下手の判断は自分にはつけられませんが、描写は過不足無いし、 主人公の心の動きもよくわかるものだったかと。 主人公の考えが変わっていく心情が丁寧に書かれていますので、 自然と彼の成長を応援することが出来ると思います。 全体的に気軽に楽しく読めたライトノベルでした。
ここはあえて図書委員の藤崎芳乃で。彼女の残念さは、そりゃもうしょうもないほどでした。
この辺は各人の感覚の違いがあると思いますが。 物語の設定が最初は少しわかりにくいかもしれません。 だけど読み進めていけばなんとなくわかるようになるので、大丈夫かなと。
新キャラが出てきた時、「この子はどんな“残念”を持っているのだろう」と思ってしまいます。
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