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青春時計
田舎町に住む高校生・聖司と駿介は春休みの学校で一人の少女と出会う。 彼女の祖父は学校の中央に建つ時計塔を設計した人物だった。 少女・慧は春休みが終われば留学する予定であり、その前に思い出の時計塔を見にきたと語る。 その時計塔の針は動かなくなって久しい。 聖司と駿介は「慧が旅立つ前に時計塔を修理しよう」と計画する。 毎日のように夜の学校へ侵入し、キャンプ気分で修理を楽しむ三人。 だが限られた幸せな時間を噛みしめる一方、三人は互いに言えない秘密を抱えていた……。 異なる登場人物の視点をそれぞれ新鋭三人の作家が描き、 彼らの抱えた「秘密」を少しずつ明らかにしていく、 という斬新な形式で描かれる青春ラブストーリー! この物語があなたの心に届きますよう。
今、中学生だけど、こんな事をいずれしたいと思いました。 企画自体、新鋭の作家3人で描くと言う斬新な物でした。 当初はビンゴさんの部分を楽しみに買っていたのですが、 全ての場面が素晴らしかったです。 (ここからネタバレです) エピローグに載っていた聖司の詩、 いつか僕が年老いて 青春が確かに存在していた頃を振り返るとき 僕はきっとこの時計を思い出す や、 この時計こそが 僕の青春なのだから と、いう言葉は深く心にしみこんで、 読み終わったら泣いていました。
純粋で、傷つきやすい聖司は どことなく自分にダブって見えました。
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