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2006年度ライトノベルBESTランキング第2位(書籍・このライトノベルがすごい!) キノの旅
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。 「キノはどうして旅を続けているの?」 「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」 ――短編連作の形で綴られる新感覚ノベルが電撃文庫に登場!
初めてライトノベルというジャンルに触れようとしている人に、 「おすすめはなんですか?」 ときかれたら僕はこの「キノの旅」を薦めています。 絵柄は、サモンナイトシリーズの絵を担当していることで知っている人も多いと思う、 黒星紅白さんです。まさにキノの旅の世界観と合っています。 それから、各巻のいわばサブタイトル的な一文が印象に残ります。 僕は\巻の『あなたのその悲しみは、やがてあなたになる』が好きです。 このお話し自体、十分楽しめるのですが、ほかにも時雨沢 恵一さんは、 ユニークな仕掛けを残していきます。サービス精神旺盛です。 是非、読んでみてください。 「キノの旅」は絶対に楽しいですっ!! お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 主人公のキノです。 しっかりしているところが好きです。自分の信念を貫いているって感じでしょうか。 なんでも受身の僕とは大違い(笑) そういうの格好よくて憧れます。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 僕はないです。
主人公キノがモトラド(バイク)のエルメスと旅をする、それだけの話です。 けれど、キノが行く先々の国、または出会う人々、その全てが素晴らしく丁寧に描写されています。 口絵に入っていたりする小説もかなりイイです! 私が一番楽しみにしているのはあとがきですが(笑) イラストも素晴らしく、言うこと無し。とても素敵な小説だと思っています。 最高です! お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? やっぱり、主人公のキノですね。 時折歯痒くなるほどに、キノは他の国や他人の出来事に干渉しません。 目の前で人を殺しそうな人がいても、その人が自分を殺そうとしない限り手出ししません。 そんな、少し冷めたキャラクターが好きです。
2012/04/28 ・文章がしっかり小説になっているように思えますし、短編はやはり長編よりも気軽に読めやすく、なによりも毎回驚かされるようなラストが待っているので、「今回はどんなラストなのだろう」とドキドキわくわくします。 2012/04/28 ・文章がしっかり小説になっているように思えますし、短編はやはり長編よりも気軽に読めやすく、なによりも毎回驚かされるようなラストが待っているので、「今回はどんなラストなのだろう」とドキドキわくわくします。 2012/04/28 ・独特な世界観と考え込まれたストーリーに引き込まれた。後書きも面白い。 2012/04/28 ・キノの旅が一番のお気に入り。 理由は、短篇集形式(でいいのかな)だからさっくりと読めるというのがひとつ。 私が旅を素敵だなと思うのがひとつ。ボーイッシュな主人公へのあこがれもひとつ。 でも一番の理由は、お話が増えるたびに、ちょっとずつ広がる世界観や物語の人々(キャラクターではない。人々。)が、旅をして見聞を広めてるみたいだから。 2012/03/14 ・主人公じゃないけれど、エルメスがとても好き。トンチンカンな言葉を発したり、ボケっとしてたり、どこか抜けてて、ひどく人間臭いのに、それでもモトラドの枠からでないところが好き。 どこか一歩引いていて、人間に近いのに全然違う機械の考え方をしているけれど、それが嫌悪に繋がらない。彼とキノの、そんな近くて遠い距離が大好き。 2012/03/14 ・短編連載という形でつづられていて、作者の深い意図がその話の終わり終わりにひしひしと伝わってくる。短い文章の中でハッと気づかされるものがあるところが面白いです。 ・キノとエルメスのやり取りが面白い。 たまにたった1つの文章でも、考えさせるものがあって飽きないなと思う。 ・師匠が好きです。 現実を見て、どういうときに銃を使うかってところがおもしろいです。 相棒を仲間に加えてからはそっけない会話や、利益を増やそうとする様子は読んでいて楽しいです。 ・文化の違いによっておきる旅先での出来事がおもしろい。 ・キノはかっこいい。木乃はかわいい。 ・読むのが楽で、お話がわかりやすい。 ・それぞれのキャラクターの生い立ちや、それに見合った性格等の設定がしっかりしていると思います。 世界観にあっているイラストも素敵だと思いました。 ・ストーリーの深さが好き。 ・現代ともファンタジーともとれない作品なのが面白い。 作者がすごくユニークな人だと思うと自然と作品も好きになった。 最初は学校の図書室で借りただけだけど、自分で持っておきたいくらい良い作品だと思う。 ・キノがお気に入り。3巻くらいまで読んで、wikiを見てやっと女だと気づいたことで今までよりもっと好きになった。言葉遣いがかわいい。アニメも良かった。声優さんの選び方がすごくいい。 ・文章がすっきりしている。 ・殺伐とした情景の中に、心が和む瞬間が好き。 ・読みやすかった。短編という形が面白い。 ・現代社会に対しての皮肉、登場人物の関り合いによるおもしろさ。 また、シンプルな題名に惹かれた。 ・中毒性があり、短編形式だったので読みやすかった。 ・話に出てくるそれぞれの国にその国特有の文化や習慣といったものがあって、 そこに秘められている著者のメッセージというか、ちょっとした主張、 皮肉のようなものを読みながら感じ取るのがおもしろい。 登場人物が持つ考え方も現実の道徳などとは違っていておもしろい。 ・キノを通して自分も色々な国が見られるのがいい。 そして登場する国も、それぞれが個性豊かで私では考えつかない。 また、短編のように一つ一つ話が区切られているのも読みやすくてよい。
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