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鬼哭街
間違った未来、誰かが選択を誤った世界。 犯罪結社・青雲幇が牛耳る上海に、ひとりの男が現れた。彼の名は孔濤羅。 幇会の裏切りによって死線をさまよった彼が戻った街では裏切り者たちが権力を掌握し、 さらに最愛の妹までもが辱められ殺されていた。 怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅の手には復讐の剣。仇は五人。 凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを狙い、孤高の剣鬼は夜闇を駆け抜ける! 虚淵玄が放つサイバーパンク武侠片、登場。
これほどまでにストイックな書き方をされた小説ってのはなかなか無いと思います。 しかしだからといって言葉が足りないだとかそんなことは無く、 作品の情景や登場人物の心理を無意識のうちに読み取ることが出来ます。 少なくとも、無駄に長いわりには書いてあることがペラッペラな、 昨今の長大化したライトノベルなんかとは比べ物になりません。 それでいてなお、伏線のはり方、ストーリーの展開の仕方には舌を巻くものがあります。 これほど巧みな運びの小説は、見つけようと思ってもそう見つかるものではありません。 あまり具体的なことを書きすぎるとネタバレになってしまう恐れがありますので、 これ以上は深く書けませんが。 あと、これは小説という形式をとった作品ではないので、 直接ここで紹介することは出来ないのですが…… 虚淵玄氏の作品の中では、私は「沙耶の唄」が一番好きです。PCゲームなのですが。 この作品は、ミドルプライスゲームとして発売されたことから、ボリュームは大したことはありません。 おそらくニトロプラスの作品の中でも最も短い作品なのではないでしょうか。 しかしそれでも、この作品は絶望と希望を見事にひとつの作品の中に書き表した、 彼の最高傑作のひとつだと思います。 彼の作品は、ひとつ巨大なテーマをおいて、それについて書かれる事が多いですね。 そのおかげで彼の作品には、明確なまとまりと触れられるほどの現実感があるのでしょう。
この三人のそれぞれの意志が物語を形成していく経過は、息を呑むものがありますから。
この手の描写が苦手な方には、読みにくい作品かもしれません。
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クレギオン
社長のロイドに、女性パイロットのマージ、 そして、かなりガタのきた恒星間宇宙船+シャトルのアルフェッカ号― それが銀河の零細企業・ミリガン運送のすべてだった。 愛機の修理費を稼ぐため、惑星ヴェイスへと向かったロイドとマージ。 だが、その軌道は『大戦』の負の遺産である機雷原に覆われていた。 それを突破して地表へと降下するには、優秀なナビゲーターが不可欠だったが… 傑作ハードSF活劇いよいよ開幕。
この作品はいわゆるスペースオペラですが、後の作品を彷彿とさせるほどリアリティ感を追求してます。 中にはこれはハードSFに分類すべきという人もいます。 しかしながら科学・物理の知識はまったくといっていいほど必要ありません。 慣性の法則が感覚的に理解できていれば十分かと。 私はこれの旧版(富士見ファンタジア)を読んだのは中学生の時でした。 それからもう15年程ライトノベルを中心に色々な作品を読んできたつもりですが、 コレより面白いといえる作品は未だにありません SF入門にこれ以上の作品は無いでしょう。 特に中高校生にオススメです。 野尻氏の作品を発表年代順に追いたくなること請け合いです。
最近のライトノベルはおやじキャラ少ないのよねぇw
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キル・ゾーン
23世紀の地球は、治安部隊対レジスタンスの大内乱時代をむかえていた。 そんな中、治安部隊の小隊長・キャッスルは激戦地ボルネオで、勇敢に戦っている。 ある日、敵にとらえられた仲間を救出に行きたいと上官に申し出るキャッスル。 しかし、助っ人として新しく入隊してきたのは、とんでもない不良ばかりだった。 迫力の戦闘シーンが冴える、近未来バトル。
月面都市とレジスタンスとの間には戦争が行われていた。 この作品にでてくるキャラ達はどれも個性的で面白いです。 この作品は治安部隊にいる新兵ラファエルや曹長キャッスルを中心にストーリーがすすんでいきます。 まだ自分も途中までしか読んでないが、読んでる方もはらはらし緊張する戦闘シーン。 またそれとは違いキャラ達のやりとりに、くすっと笑ってしまうものや、 シリアスな展開もあります。 近未来の戦争を描いたこの小説は見ないと損します!
脅威の回復力、高い戦闘能力、体力は凄く高いのに心の子供っぽさがあり憎めないキャラ。 恋愛は不器用ながらも素直で思わず応援しちゃいます。
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