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世界はマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつある!?

終わりのクロニクル

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 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 333
 おもしろいです! 23
 なかなか良いです。 6
 ふつうです。 6
 イマイチです。 4
 おもしろくないです。 4
 買うと損します。 11

ジャンルSF
著者川上稔
初版発行 2003年 06月
電撃文庫( メディアワークス)
価格(第1巻)670円 (税込:704円)
ガヴェインさん(男性・16歳) シノシノさん(男性・16歳) C.T.さん(男性・15歳) 
名も亡き人さん(男性・14歳) タブリスさん(男性・17歳) 野井宮抄月さん(男性・17歳) 
文月 翔さん(男性・16歳) Glaubeさん一(男性・18歳)一押し!


■ 解説                               

 かつて世界は、平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。
 概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。
 全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在……。
 高校生の佐山御言は祖父の死後、突然巨大企業IAIより呼び出しを受ける。
 そして、この世界がマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつあること。
 それを防ぐには、各異世界の生き残り達と交渉し、
 彼らが持つ10個の概念を解放しなければならないことを伝えられる。

 かくして、佐山は多くの遺恨を残した概念戦争の戦後処理として、
 最後の闘いに巻き込まれていくが…。
 川上稔が放つ新シリーズ、遂に始動。


■ ガヴェインさんの書評                    

 今まで私は数々のラノベを読み続け、買い続け、200冊以上のラノベを読み続けてきました。
 その中で最も面白く感じたのはこの終わりのクロニクル!
 
 細部まで作りこまれているキャラクター。細部に謎とヒントを散りばめたストーリー。
 どの点をとっても申し分の無い作品です。

 
 ジャンルとしてはSFなのですが、ギャグ・バトル・シリアス・エロと様々なジャンルが同居しているので、
 一冊で4度おいしいです。

 他の作品には少なからず個性が薄い、と言われるキャラクターがいますが、
 この作品にはそんなキャラが一切いません。
 どのキャラも個性的であり、それぞれがいい味を出しています。

 さらに、この本の最も良い部分のひとつとして、
 所々に散りばめられたギャグが凄まじく面白いということです。


 本編にはほとんど関係がない物も多いですが、それがあるからこそ、この小説は面白いのです。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 やはり主人公の佐山御言です!
 凄まじいまでの存在感と交渉の際の想像もしなかった切り返しなどいくら上げてもキリが無いです!
 しかし、この本の登場人物は皆が皆凄まじく強烈な個性を持っているので、
 他のキャラも最高の人たちばかりです!


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 強いて言うなら値段が高いこととぶ厚いことでしょうか。
 全てそろえると大体1万円超えるので財布に余裕のある方でないとキツイと思います。


 あと人によってはエロシーンが嫌だという人もひともいるかもしれませんね。



■ シノシノさんの書評                     

 とにかく凄い!
 世界観の設定がよく練らていて、その設定が余すことなく使われている。


 場の雰囲気がうまくコントロールされていて、全くその分量を感じることなく読むことが出来る。
 作品ないだけではなく、章の始めや巻末など、様々な場所にちりばめられた言葉、
 台詞の中に数々の名言がある。名言集に投稿しようとすれば、かなりの数になってしまうだろう。
 キャラクターの薄い人物は何処にもない。それぞれのキャラクターが隅々まで描かれている。

 なによりも、1巻の冒頭で時系列で最後の部分を書き、なおかつ、
 最終巻を出版する時期まで考えて、作品内の時間設定がなわれている点が驚嘆に値する。



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 決めることが出来ない。
 どのキャラも描き込まれている。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 必ず1巻に1回はエロいシーンが入っているので慣れるまではつらい。
 部分的に読みづらい部分もあるが、逆にそれが奥深さを出している。




■ C.T.さんの書評                     

 私がこの作品を読み終えた時、
 とても綺麗な余韻を感じました!
 なんというか、言葉にできない感覚です。

 とにかく、「すばらしい」の一言に尽きます。

 実質ストーリーとは関係のない感情的な会話やギャグ。
 一見どうでもいいことかもしれませんが、コレがないと『終わりのクロニクル』は成り立ちません。
 
 シリアス一直線の中にこれらがあることで、ちょっと一息いれつつ、
 読者自身が大事なこと幾つかを学びます。学んでしまいます(いつの間にか)。

 文章も独特で、改行が多く、難解な表現が何度も見られます。
 しかし、これこそがこの作品の、川上稔(先生って呼んじゃ駄目らしい)の魅力なのです。
 「読みづらい」とか「意味が分からん」と言われるかもしれませんが、「そこがいい」と言う人もいます。

 つまり、合う人にはとことん合う作品です(もう聞き飽きたこの格言)。

 イラストも綺麗ですし、設定も深く濃い。
 謎解きも感銘を受けます。
 エロいシーン(18禁じゃない)が幾つかありますが、
 最終巻ではそれすらも、感情的にまとめてくれました。

 ゆっくり、そして何回も読みたくなる……。
 そんな作品で、私はこれを教典のように崇めています(ぇ?)。



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
  主人公の佐山・御言。
 ……と言うと他の人の意見とかぶるので、

 ヒロインの新庄・運切。
 もちろん佐山も大好きですが、
 超強力独特個性を持つ佐山を支える新庄は、ある意味尊敬に値します。
 両方セットでお気に入りです(名前の由来もあるので)。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 エロいシーン多め(イラスト付き)なところ。

 コレは……、しょうがないか。
 嫌な人は我慢するしかないです。
 前述しましたが、このエロいシーンさえも、最終巻でかなり良く描かれてます。

 難解な文章は、慣れるしかないかと……。



■ 名も亡き人さんの書評                    

 アクションもあり推理(?)もありギャグもありエロもあり、一冊で四つおいしい本です。
 おそらく電撃文庫の中で最強のボリュームをほこり、読み応えもバツグンです。


 そのうえ、上巻下巻と別れていて、面白さも中々ですので素晴らしい。
 さらにさらに、アクション、論理、世界観、キャラの設定、ギャグも半端じゃないので、
 まさに『最強』の2文字です
 僕は4巻までしか買っていませんが1〜4まで一気に読めました。
 5巻からまた買おうか検討中です。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 佐山・御言です
 私的には推理とか論理とかが好きなんでカッコイイです憧れます。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 エロい。
 エロが嫌いな人で、でもそれ以外にはハマった人には苦痛でしょう(体験者段)


 あと、値段が高い。最終巻は中古でも600・700いきますからねー。きついですよ
 できれば借りてすませたいですね。



■ タブリスさんの書評                     

 はっきり言いましょう!!衝撃を受けました!!
 以前から何冊もライトノベルを手に取ってきましたが、
 ここまで感銘を受けた作品は他に無かった!!

 主人公『佐山御言』の独創的な個性、ストーリーのおもしろさ、どれをとっても一級品です!!
 みなさま是非ご覧ください!!


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 主人公の佐山が一番のお気に入りです。
 あの性格と独創的な発想には何度も驚かされました。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 巻数が多いので揃えるにはかなりお金がかかるかと……



■ 野井宮抄月さんの書評                     

 とにかく、設定の濃度が常軌を逸してます。

 10の異世界それぞれに相当する神話を置いたり世界各国を日本の地形と対応させてみたり、
 ひとつの設定だけで一本の作品が出来上がりそうな設定を、
 ガンガン詰め合わせてもストーリーが崩壊していない。これだけで拍手ものです。

 文章も、改行と体言止め連発の散文詩に近いもので独特のリズムがあり、
 嵌れば最後、最後まで読んでしまうと思います。


 恐らく、文章の『疾走感』と設定の濃ゆい点では、
 ラノベ界髄一と言っても過言ではないと思ういます。

 それと女性。無乳貧乳巨乳からメイドロボ、
 挙句の果てには手付かず人妻と多種多様なヒロインが用意されています(ここ重要)。
 個人的に名言はヒオ・サンダーソンの
 「見られ損――!! 損失補填を要求しますの――!!」 で決定。

 あと、イラストが小説と非常にマッチしてます。
 女性のお約束シーンも見えそうで見せないもどかしさ爆発のナイスイラストです。
 武器のメカニック描写も好感が持てました。

 あと、主人公である佐山の台詞も格好いいです。
 減らず口やエロを爆発させる普段とのギャップが敵との交渉で際立ちます。

 以下、ネタバレ

 メインキャラのほとんどが過去に暗い一面を持ってます。
 新庄に至っては自らの性別さえあやふや、その上出生不明で記憶もなしと大盤振る舞いです。
 しかし、その一面を抱えながらも進んでいくキャラクターの推進力が、
 この作品を支える重要な箇所だと思います。
 だからこそ「AHEAD」(進撃せよ、の意味)なのでしょうが。 


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 ブレンヒルト・シルトと黒猫。
 こういうツンデレツインテールな部長が欲しいです。
 黒猫にかけるお仕置き(拷問とも言う)が見てて痛々しく、尚且つ笑えます。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
  難解、それが一番のメリットでありデメリットでもあります。

 それと物語の世界が架空であるにもかかわらず、現実世界と似ているために混同してしまうこと。
 あとは、文章でしょうか。
 他に類を見ない独特な文なので、拒否反応が出れば確実に読破できません。
 特に1<上>の序章最初の10ページ程は、非常に読みにくいといわれています。



■ 文月 翔さんの書評                      

 この作者の書く本に関しては有名な格言があります。
 「合う人には麻薬。合わない人には毒薬」というものです。
 それくらい好みが分かれます。
 合えば底なし沼に溺れていくように(比喩悪いですね…)ズブズブとはまっていきます。

 とにかく設定が濃いです。

 世界設定にしてもキャラにしてもとにかく「濃い」としか言いようがありません。
 台詞回しや、伏線の緻密さなどはもう圧巻です。
 話の内容としては結構シリアスだと思うんですが、
 あまりそう思わないのはあちこちに散りばめられたギャグのおかげでしょうかw

 「合う」人が読めばもう、間違いなくハマります。

 ただ、値段が他のラノベに比べるとやや高め(分厚いから…)なので、
 一応序章あたりをチラッと読んで合うかどうか判断してから購入する事をオススメします。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 断然、佐山・御言!!

 もうメチャクチャカッコイイです。
 特に事前交渉などで相手を言いくるめる際に見せる論理展開などは圧巻です。
 その他にも常識の及ばないその思考や、
 同じく常識を超越した行動(いい意味でも悪い意味でも)もいいです。
 あと私は彼の台詞回しがすごく好きです。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 特にありません。
 強いて言うなら、序盤に説明がやや多い所と、専門用語が多めな所でしょうか。
 と、言っても慣れてしまえば気にならない程度です。


 あと値段が……orz
 バイトしていない学生などが一気に集めようとすると、
 破産するかも知れませんのでその辺ご注意を。



■ Glaubeさんの書評                       

 「終わりのクロニクル」はサブタイトルで、正式には「AHEADシリーズ」というこの小説。

 ギャグからシリアスまでぎっしり詰まっているだけでなく、
 あらゆる描写や世界設定が面白さをさらに増幅させていて、

 何というか、とにかく「スゴイ!!」

 としか言いようがない作品です。
 全体的な雰囲気や表現が他のライトノベルとは違うので、
 人によっては読みにくいかもしれませんが、

 一旦ハマると病みつきになること間違いなし!!
 並の小説では満足できなくなりますよ?


 個人的な見解ですが、
 私はヘタな小説よりもこっちの方が見てて勉強になるんじゃないかと思います。
 ストーリにおいても、表現・描写においても・・・・。もちろん、ギャグにおいてもです(笑)


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 たくさんい過ぎて絞れません(笑)
 全てのキャラがカッコよく、また面白いですから。

 しいていうなら主人公の佐山・御言でしょうか。

 あのシニカルかつアホっぽいギャグや、読者の期待を裏切る言動、
 そして、キメる時にはキメるカッコよさ!!たまりませんね〜(笑)


 リアルバウトハイスクールに作者自身が、
 「史上最強の委員長」と言わしめた泉谷・万騎(であってたかな?)というキャラがいましたが、
 さしずめ佐山・御言は「史上最強の生徒会副会長」でしょうか?(笑)


■ 一言感想コメント                       

・萌えだけでは無い他の要素でも十分に楽しいと思える内容に加え、一般の小説とは表現や価値観の違いが大きく別れていて、ある種新しい良い意味でのスタイルを確立している。
2012/04/30

・佐山御言が好き。奇想天外、奇天烈な所。普通に変態な所がです。

・佐山・御言が良いです。
 独創的かつカリスマ性があり、ハイスペックなくせにとにかくエロい。
 最強の副会長と言って間違いないでしょう(笑)。

・設定の緻密さと登場人物の多さ、世界観の重厚さが設定スキーな私にはどストライクでした。
 多種多様な萌えやギャグもありながら、
 問題解決のために進行していくストーリーの疾走感もいいです。

・心理戦が面白かった。

・深く膨大な設定。そしてそれを読ませる文章。
 ついでに飽きさせないギャグ。


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ふつうです。
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