ライトノベル作法研究所
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  4. 登場人物を不必要に多くしない公開日:2013/08/26

登場人物を不必要に多くしない

 登場人物が多くなると、それぞれのキャラの特徴をとらえるのが大変になります。

 キャラがたくさんいすぎて、誰が誰だかわからない! という状況になってしまうのです。

 作者であるあなた自身は、登場人物の数が多くてもバッチリ、それぞれのキャラの見分けがつくでしょう。
 自分自身の手で生み出したキャラは、自分の分身や子供みたいなものですからね。
 しかし、読者も、それぞれのキャラクターを理解してくれていると思ったら大間違いです。

 登場人物が多いと、「あれ、このキャラ誰だっけ?」というような状況が発生し、だんだんと混乱してきます。
 そして、読者は徐々にストーリーを追うのが苦痛になって、読むのをやめてしまうのです。

 また、キャラクターがたくさんいると、それぞれの描写がどうしても浅いものになってしまいます。
 その結果、登場人物を深く掘り下げることができなくなり、 誰も彼もが薄っぺらな個性しか持てないようになってしまうのです!

 そんなことになったらイヤですよね? 
 登場人物は不必要に多くしないよう、気をつけてください。

 基準としては短編の場合なら、主要メンバーは多くても3,4人。
 長編でも、8人以上にはしない方が無難です。

 また、冒頭で登場人物を一気に出すようなマネは絶対にやめてください。
 99パーセント誰が誰だかわからなくなる事態が発生します。
 読んでいる方は、混乱の魔法でもかけられたみたいに大パニックです。
 そんなことになったら、「なんだ、この小説は? 訳わからん!」と、一発で読むのをやめられてしまうでしょう。

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