日の光を浴びる

実は、天気の良い日に外に出て太陽の光を浴びるだけで、脳が活性化します。

日の光を浴びると、快楽に関わるA10神経が刺激されてドーパミンが分泌されます。ドーパミンは意思や意欲のような人間の本質にかかわる精神活動をうながす物質です。

ドーパミンが無いと、やる気が出てこないのですね。

また、目から入った光は視神経を通して脳の奥にある松果体(しょうかたい)を刺激し、セロトニンの分泌をうながします。

セロトニンとは、気分を落ち着け心を明るくしてくれる物質です。

これが足らなくなると、感情にブレーキがかかりにくくなります。快楽から抜け出せずに依存症に陥ったり、嫌なことが忘れられずにうつ病になってしまったりするのです。現代人に精神的な病が増えているのは、屋内にいる方が野外にいるより圧倒的に多いことが、原因の一つとしてあげられます。
たまには外に出て日の光を浴びないと、身体も頭も不健康になってしまいます。休日にでもなったら、散歩でもして太陽の光を浴びるようにしましょう。


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