朝ご飯を食べよう

実は朝ご飯を食べないと、頭の回転が鈍くなってしまうのです!

人間の身体は、当然ですが栄養を補給しないと動かないようにできています。特に大切なのは、身体のエネルギーとなる炭水化物です。炭水化物は、ご飯やパンにたくさん含まれており、体内でブドウ糖や果糖などに分解されます。そして、このブドウ糖が脳の活力源になるのです。

ブドウ糖によって脳が活発に働くのは、FGF(線維芽細胞成長因子)と呼ばれる物質が増えるためだと考えられています。FGFには神経細胞の膜に含まれるプロテインキナーゼCという酵素を活性化させる働きがあり、これによって学習能率や作業能率が高まるのです。
体内に吸収されたブドウ糖のうち、なんと40パーセントが脳のために使われます。脳の重さは、全体重の2%ほどですから、いかに燃費の悪い器官であるかおわりでしょう。とにかく、たくさんのブドウ糖を送ってあげないと、脳は正常に動かないのです。
また、FGFが増えるのは、炭水化物を吸収してから2時間後がピークとなります。

そのため、食事をしてから、2時間たったあたりで勉強をするのが効果的ですね。


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