肥満に注意

肥満になると高血圧を招き、頭蓋内出血や脳梗塞の原因になります。

身体の大きさによって、人間の血液の量は異なってきます。当然、肥満の人の方が血液の量が多いわけです。すると心臓は大量の血を全身に巡らせるために、思いっきり脈打ちます。全力をかけて、高い圧力で血を送り出すわけです。
この高血圧が続くと、それだけ血管に負担がかかり、血管壁が傷つきボロボロになっていきます。ボロボロになった血管を治そうと、傷のまわりにコレステロールや血小板が集まってきて補修を始めますが、そのために血管が狭くなり、血が流れにくくなります。すると、心臓はさらにがんばって強い力で血を巡らせることになり、どんどん血圧があがっていく悪循環になるのです。

これが続くと、やがて血管が破れてしまう脳内出血や、血管が詰まってしまう脳梗塞になります。
すると酸素と栄養素の供給を断たれた神経細胞があっという間に死んでしまい、脳障害が起こってしまうのです。


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