つわり・妊娠悪阻

妊娠5週くらいになると、困った症状が出るようになります。食欲がなくなったり、吐き気などがしたりする消化器系の異常です。
これは「つわり」と呼ばれ、妊娠初期の生理的現象と考えられています。遅くとも妊娠16週の頃までには自然になくなってくれるのですが、この間に、食事がいままで通りに食べられなくなり、食生活のリズムが狂わされることになります。これによって、排便量が減少し、排便リズムが崩れるために便秘になってしまうのです。

このつわりのが極端にひどくなり、食事がまったく食べられない域となって、母体が栄養代謝障害を来した状態を「妊娠悪阻」と呼びます。
ここまでひどい状況になるのは、100人に1人いるかいないかですが、放置すると大変な結末を招くことになる危険なモノですので、すぐに治療する必要があります。


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