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タイトル:小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。の返信 投稿者: カイト

こんにちは。プロローグ読ませていただきました。「これから何かが始まるぞ!」という雰囲気がムンムンの、プロローグらしいプロローグだったと思います。
謎や伏線があちこちに散りばめられ、それが今後明かされていく、読み解いていくのが楽しみになりました。

ただ、所々で「ん?」と引っかかるところがありまして。自分の理解力不足かと二、三回読み直しましたがやっぱりよくわからなかったので、指摘させていただきます。
・他の方も指摘されていますが、『〜〜マドモアゼル?』という問いかけ。直前にロンドン云々と言っているので、ちょっと不自然かと。
・主人公たちは日本語で会話しているのですよね? 『流暢な〜英語を学んでいたのでは?』という言葉から、ルイスが英語を披露したことが見受けられますが、それならそのシーンを少しでも描写したほうがいいかも。読者に見えないシーンで推理をされても、読んでいる側からは置いてけぼり感があります。
・ルイスはどこから瓜坂のもとに依頼に来たのか。冒頭の電話から、イギリスからやって来たのかと思っていましたが、その後『実は昨日、私の姉が〜』と語っているので、「昨日の今日で海外渡航までする?」という違和感。では、ルイスはもともと日本に住んでいたのかとも思いましたが、直前に『日本文化の実情にやや疎い』という指摘がされているので、こちらも違和感。小さなことですが、喉に刺さった小骨のように気になりました。(後述にあった『妖精の裏道』を使ったんでしょうか)
・瓜坂の『魔術師』への嫌悪感に、ちょっとついていけない。『えぇ、実は昨日〜』から始まるルイスの言葉は、「家族が失踪したから探して欲しい」という意味でしかないので、瓜坂が顔を顰めるほどの嫌悪感を表すのには違和感を感じました。もちろん、作中で「魔術師は人道に悖る輩」という位置付けがあってのことでしょうが、読む側としてはそれについてまだまったく実感がないので、共感も理解もしづらい。それなら、初対面の時点で瓜坂が「魔術師=いけ好かない奴ら」という態度をあらわにしていたほうが自然かなと思いました。
・最後に。これはキャラクターのイメージを決定づけるプロローグにおいては不可欠なことかとは思ったのですが、「初対面の依頼人に対して瓜坂さんフランクすぎない?」という点。滅多に依頼のない探偵業とはいえ客商売、「はいはーい」で出迎えるのには違和感を感じました。零細事務所であるからこその、「客の取りこぼしはできない」根性があってもいいかなと。でもこれは、読む側の(つまり私自身の)感性もあるので、あまりお気になさらず。

いろいろ細かなことを書いてしまいましたが、スルーしていただいてもいいですし、作品作りの一助となれば幸いです。

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