少し閑話休題とします。雑談みたいなものですが、少しお付き合い下さい。
>空気中には、無数の粒子が存在するので完全な無では無い。だから、無から有を作る事は出来る。
これって、「宇宙は真空では無い。なぜなら、無数の星間物質が漂っているからだ」というのと同じですよね。
例えば、「トップをねらえ!」では、宇宙はエーテルで満たされているという、「エーテル宇宙論」という架空の設定が導入されていました。
で、まあ、ふと思い出したんですよ。
「キューティーハニー」をご存知ですか。ヒロイン「如月ハニー」が、変身する度に裸になるやつです(そこはどうでもいい)。
で、あれに「空中元素固定装置」というのが出て来るのですが、現在議論しているのって、これじゃないかなと(ちなみに、ハニーはアンドロイドで、空中元素固定装置は彼女自身だった)。
簡単に言うと、大気中の元素を抽出して色々な物質を作るというものです。ただ、作中では変身する際の副産物という感じが強いですけどね(単体で、それだけを作るシーンが無い)。
例えば、「ハリケーンハニー」ならバイク、「フラッシュハニー」ならカメラといった具合です(なお、それに合わせてコスチューム(衣装)も変わる)。
空中元素固定装置は、正確には分子構造を再構築するものらしいので、完全に無から有を作るのかというと、少し違うかも知れません。
ただ、旧アニメ版の最終回では、ダイヤの雨を降らせて「シスタージル」(アニメ版のラスボス)を半狂乱させて隙を作るという事もやっています。
つまり、
「私の主人公の能力って、これじゃね?」
と。
ただ、キューティーハニーでは、劇中で生物を作り出した事が無いのですけどね。
分子を再構築する際のエネルギーとしてSPが必要という事にすれば、一応これで説明が付くのかなと。
なお、コミック版のキューティーハニーでは、空中元素固定装置を使用する為のエネルギー不足でピンチになる事もあったそうですが、アニメでは特に言及されていません。
ただ、こうなるとファンタジーというよりは、SFに近くなる様な気もしますけどね。