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タイトル:文字数が少ないの返信 投稿者: サタン

ちょいちょいこういう感じの悩みを聞くのだけど、解決はけっこう難しい話だと思うのよね。

例えば私の場合、「量」が少ないなと思ったら、そのシーンで書きたいことを分割して複数のシーンにしたりする。
チート無双な なろう系 っぽい事で言うと「このシーンではスキルの説明をしたい」って場合は、そのスキルの設定の具体例を挙げて「そのスキルで出来ること」と「そのスキルで出来ないこと」という二つのシーンにしちゃう。
こうすりゃ、エピソードを考える手間は二倍になるけど単純に量も二倍になる。

でもこれは、スレ主さんが言う「情報量が足りない」も同じだと思うんだけど、これって中級者くらいの人じゃないと、やっても逆効果になったりするんだよね。
というのも、「情報量が足りない」というのは基本的に読者が情景をイメージするための情報が足りないからもっと書き込めって事なんだと思うけど、
そもそも読者が作品の何を読んでるかって言うと「物語」を読んでるんだよね。
決して作者の文章や言葉や思想に興味があって読んでるわけじゃないので、作品において大事なのは「物語を進めること」であって、「文字量が増えること」ではないと思うのよ。

そこにきて「余計な情報を書きまくる」「不要なシーンを増やしまくる」というのは、端的に言って「ストーリーの進行を妨げている」ということになるので、逆効果になりかねない。
だから、それをわかった上で、増やすなら構成を少し変えてストレスにならないようまとめ直したり、ここを増やすとこうなるから、むしろ別シーンは全カットしてしまおうとか、そういう計算が出来ないうちは、増やしてもしょうがないんじゃないかって思う。
「量」だけあっても面白くないんじゃ意味がないし、量ではなく質を上げなきゃ面白くはならないと思う。

なんらかのテーマがあって、それについて書いていて、10万文字に届かずもう書くこともないってんなら、それは10万文字未満のテーマだったってだけなので、それでいいんじゃないのかなと。
究極的には「書くこと」さえ無限にあれば無限に書けるしワンシーンも鬼のように量が増えると思うんだけど、だとしても、その中で何を書いて何を書かないという取捨選択はしていかなきゃならない。
ぶっちゃけ書くことが山のようにあるってのはそれはそれでどう書けばいいかわからんから困るのだけど、それは取捨選択していけば良いだけで、「書くこと」が多いこと自体は良いこと。
なので、自分の作品から今以上に「書くこと・書けること」を探していくって眼を養ったほうが良いのではないかなと思う。

「情報量が足りない」は、どうもサイトで見ただけのように聞こえる文章で、誰か読者の意見というわけでもないようなので、そういうのは相手の反応を見ながら「文章を増やす」のではなく「描写の質を上げていく」のが良いと思う。

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