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タイトル:水戸黄門はストレスフリー物語の元祖の返信 投稿者: ドラコン

 こんばんは、ドラコンです。

 >オーバーロード=水戸黄門だという説があります。

 これに対する若干の補足私見です。テレビで『水戸黄門』は見てはいましたが。うろ覚えなので、正確さには自信がありません。

 黄門様の権威、つまり印籠の魔術が通じない、少なくとも通じにくい例が、3つあります。

 1、公家。「天皇の家臣だから、徳川幕府のいうことを聞く必要はない」(徳川幕府より、天皇のほうが権威は上)。
 
 対処法。悪さをした公家のより上位の公家に頼んで、処罰してもらう。

 2、オランダ商館員。「外国人だから日本法は適応外」。

 対処法。上司の商館長を呼んできて、処罰してもらう(本国送還)。

 3、5代将軍徳川綱吉最大の寵臣、側用人・老中首座、柳沢吉保。

 対処法。なし(黄門様暗殺の黒幕の場合でも、切腹はもちろん、罷免すらなし)。「黄門様が柳沢吉保の弱みを握った」で終わっている。

 確かに『水戸黄門』で、印籠は最強のアイテムです。ですが、通じにくい相手、通じない相手も居るには居ますね。特に、柳沢吉保は度々黄門様に刺客を放っても、刺客のほうは、手下も頭も、黄門様側の弥七、飛猿、お銀によって成敗されます。が、黒幕の柳沢吉保自身は、お咎めなしです(徳川綱吉死去のその時まで、柳沢吉保が側近中の側近だった事実は動かせない)。

 ついでに徳川綱吉も、『水戸黄門』中では案外悪く描かれていなかったですね「黄門様を尊敬している物分かりのよい青年君主」という感じでした。これが、同じ元禄期の『忠臣蔵』になると、柳沢吉保、吉良上野介ともども、「悪役」なんですがね(松の廊下事件を良く調べもせず、浅野内匠頭を即日させて、吉良邸討ち入り事件の原因を作っておきながら、討ち入り事件発生後は赤穂義士を助命しようと、最後の最後まで悪あがきしていましたから)。

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