>ただいかせん「主人公が行動を起こす」タイプのストーリーラインではなく、「襲撃を受けて行動を起こさざるを得ない」タイプのストーリーラインにしてしまったのが問題だったのかもしれません。巻き込まれ系だったのが問題なのでしょうか……?
必ずしもそういうストーリーがダメだとは個人的には考えていないのですが、つかみや牽引力という観点からは弱くなりがちとは言えるかと。
問題点(欠点ではなく、検討すべき点)をまとめてみます。
>「襲撃を受けて行動を起こさざるを得ない」タイプのストーリーライン
示していただいた部分でもドラゴンに襲撃されていますが、主人公はそれに「対応」している程度で、ストーリーとして先につながる行動は起こしていませんでした。
主人公は(まだ)行動を起こさず、転生者に助けられます。その後、村に帰り、物語の重要な鍵になりそうな妹が登場します。
つまりですね、主人公が行動を起こすまでの「セットアップ」が長いんです。
セットアップそのものには、先々面白い展開につながっていくかもしれないと思わせる要素もあるので、少しだけ興味は持ちました。しかし、何が始まるのかは、まだ見えないんですね。
>ただ、最終的に主人公は「日常に戻る」を着地点にしたいから、反抗心は少しずつ消していきたいんですよね。
それですと、仮にストーリーに面白い展開があるとしても、主人公自身は「対応」しているだけで行動は起こさずじまいということにならないか、少し心配です。
「日常に戻る」が着地点でもいいのですが、主人公が難題に立ち向かい、克服した結果、平和な日常が取り戻されるという形はほしいです。(立ち向かう方法はバトルだけとは限らず、様々な経験から精神的に成長する流れでもいいです)
>反抗心は少しずつ消していきたいんですよね。
それだと、どんどん盛り下がるストーリーになりそうだと想像してしまいます。
あるいは戦いや反逆心を否定して平和な日常に価値を置くというテーマなら、それはそれでいいのですが。そうであるならば、主人公を前に進めるモチベーションとして、戦いや反逆心に代わる何があるのかが気になります。
・主人公に何をさせたいのか?
・物語によって(主人公の行動によって)、読者に何を伝えたいのか?
この二つを再確認してみることをお勧めします。