ツンデレとモラハラは、根本的に意味が違います。
ツンデレのデレは愛情のこと。根底に愛情がなければツンデレとは言いませんが、モラハラには愛はありません。
モラハラというのは自分のプライドを守ったり、劣等感から目を背けるために他人を罵倒する行為を言います。自分しか眼中にないということです。
ただ、表にあらわれる行為としては、ツンデレもモラハラも似たようなものになることは有り得ます。現実の人間の心理は複雑で、本人にもどちらなのか分からないこともあるでしょう。
そして、根底に愛が有ろうと無かろうとモラハラ的な行為は相手を傷つけますから、モラハラは主に行為の部分で非難されるのです。
しかし小説の場合は、ツンデレともモラハラとも見える行為の中に本当の愛があるのか、そこを描くのが作者の腕であり、それを汲み取るかどうかは読者の考え方の問題です。
ツンデレとモラハラの違いは根底に愛があるかどうか。
これはあくまで私の考え方です。同意していただく必要はありません。
1)クドリャフカさん自身がツンデレ・キャラの何に惹かれるのか?
2)それは、単なるモラハラ行為と何が違うのか?
この2点を見つめ直してみることをお勧めします。
見つめ直して発見したなら、そこを描けばいいわけだし、描ききれていれば、そのキャラはモラハラ・キャラではないと胸をはって良いのだと思います。