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タイトル:相手によって主人公のキャラが変わっている?の返信 投稿者: サタン

設定よりも例文の一つでも欲しかった。

これは確かにナシの場合もあるのですが、例えば冷静沈着で慎重なキャラなのに一か八かの賭けに出るとか……いやそれもアリと言えばアリなんだよな。
ナシの場合もあるにはあるのだけど、それは「こういうキャラ」と決めたにも関わらず、「作者の性格の癖に引っ張られてる」ような場合が、ナシになることが多いと思う。

スレ主さんの場合は、接する相手によって主人公の印象が変わると書かれているけど、
では、これは極論だけども、
厳ついヤクザの組長が若頭を灰皿で殴ったり、事務所の客間で震えてる工務店の社長を脅して札束を積んでたり、そこで携帯に幼児の孫から電話がかかってきて組長室で一人になると「はぁ~い、じぃじぃでちゅよ~」と電話に出る。
これは、キャラとしてはアリだと思うのよね。
部下や手下には高圧的で、客には金を積んででも脅して利を取り、身内にはバカみたいに甘くなる、そんなヤクザの組長ってキャラです。
相手によって態度が全然変わって性格どころか人間性から変わってるレベルでさえあるけど、おそらくこれはスレ主さんもアリだと感じるんじゃないかなと思う。

別に、現実でも相手によって対応が変わることはあることなので、それ自体は別に問題ないんじゃないかと思います。
ただ、ヤクザの組長の例で考えると、組長の場合は高圧的な人物像と何をされるかわからない怖さがある怖い人と、赤ちゃん言葉でしゃべる甘々なお爺ちゃんって印象があると思いますが、この組長さんの本質的な性格は「孫に甘い普通のお爺ちゃん」だと私は思うんですよね。
まあ解釈次第なので、あくまで私はそう思うってだけなんですが。
本来は普通に孫に嫌われたくないと思ってるお爺ちゃんで、部下に高圧的だったり客に恐怖を与えたりってのは、その立場上の役柄を担ってるからそういう態度をしてるってだけで、本当は普通の人だと思う。
こういう、「本質的にはこういう人」ってのがあると、家庭や学校で自分のポジションによって「そういう態度を作ってる」だけになるので、別にキャラが変わってるような感覚はないと思う。

たぶんだけど、その主人公が「本質的にどんな人物か」ってのは、考えられてないか考えてあっても作品の中でちゃんと提示されてないんじゃないかと思う。
というのも、たぶん、その本質が「作者」になってるんじゃないかって思う。
だから状況を変えると作者の反応で書くから、その場面場面で主人公の反応は「相手によって態度が変わるのは当然だよね」というレベルで変化がある。
でも、作品の中で、あるいは作者自身の中で「主人公はこういう人物」という本質を作れてないOR書けていないため、芯がなくブレまくってるのではないかと疑問を感じてしまっている。
……ということではないかな、と思う。

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