防ふりは未読なので知りませんが、SAOはそんなにおかしいですか? だいぶ前に読んだので実際に作中でどう説明していたか覚えていませんが、特に矛盾は感じなかったのは覚えています。
>VRは、あくまでも臨場感を体験出来るのみで、五感は再現出来ないはずです。
理論的にはできるでしょう。五感はすべて脳に伝達されるものですから、脳に働きかけて誤作動を起こさせれば擬似的に五感は再現可能です。本来それが真の「仮想現実」なのであって、現実世界の技術がまだそこまで到達していないだけです。しかしフィクションで現実に実現していない技術を書けないのであれば、タイムマシンとか恒星間航行する宇宙船も書けないことになります。
>それなのに、キャラクターが食事をすると、味を感じるのみならず、なぜかプレイヤーが満腹になったりしますし、
あれはね、満腹になったと「錯覚」させているだけなんですよ。
ですから、その状態で長期間放置したら、プレイヤーはもちろん餓死します。SAOはそういう設定になっていたと思いますよ。
SAOでは、平常な状態のプレイヤーは時々ログアウトしてピザとか食べていませんでしたか? (うろ覚えですが、「ピザが冷めるから、そろそろ一度ログアウトしよう」みたいなことを言っていたと思います)
平常時のプレイヤーが餓死しないのは、ログインしている時間がそんなに長くはないからです。しかし強制的にログアウトできない状態に追い込まれたプレイヤーは、現実世界側では病床で救命処置を施されていなかったですか? 別に仮想世界で食事をすることによって現実世界の肉体の空腹が満たされるとは書いてなかったはずです。
>キャラクターが受けた感覚を、プレイヤーがダイレクトに感じていますが、絶対無理なんじゃないでしょうか。
できますよ。キャラクターが受けた感覚をデジタル・データとしてプレイヤーの脳に伝え、錯覚させるシステムが実装されている。そういう設定になっているだけです。おそらくこれは現実世界でも、将来的には実現可能な技術だと思いますよ。少なくともタイムマシンや「どこでもドア」よりは遙かに可能性があります。