僕は最近意識して、新人賞受賞あるいはweb発のラブコメを読んでいて、その上での意見になりますが、けっこう軽い性格の主人公はいると思いますよ。
クラスの美少女との偽の恋人関係だったり、サラリーマンと女子高生だったりして、女性側から好意を寄せられることが多く、ぶっきらぼうな態度を取ってしまう主人公はいると思います。
ですが、仰るほどクールキャラが多く、ジョークや軽口を飛ばせるタイプが少ないという印象はあまりないですね。
むしろ、ヒロインと軽快なトークができる、ヒロインをちゃんと思いやれて機転も効く、自分の悪友ポジ、ヒロインの親友ポジの人物にも配慮できるタイプが多くなってきているように思います。
「お調子者キャラ」とは若干違うキャラクター像ではありますが、需要がないということはないのではないでしょうか。
ただこれはあくまで、「学生」や「サラリーマン」というシリアスな生死と基本的に関わりのないジャンルでの話です。
進撃の巨人の世界観で主人公の言動がカズマだったら、話が成り立ちませんし、大切なのは「お調子者」という性質を活かす時代、場所を選ぶことではないでしょうか。
ラノベやなろうの読者層という漠然とした視点ではなく、スレ主さんにとって書きたい世界観がなんなのかという視点で考えた方が却って、「投影できるキャラクター」が生まれやすいと思います。
万人受けしなくても、コアなファンのつく作品って、そういう人物が主人公というケースは多い気もしますし。
最後に、「自分だと思う」キャラではありませんが、今途中まで見て刺さっている主人公は「Gのレコンギスタ」のベルリです。
行動力と思いやりのあるいい主人公だと思いますが、まだ最後まで観てないので、ネタバレは厳禁でお願いします。(笑