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ラノベ主人公の「お調子者」需要 (No: 1)
スレ主 バッキー 投稿日時:
長らくラノベやなろうの主人公が「投影できる事が大事」という言説を聞き、かねてより私はラノベの主な読者層が主人公に自分を投影する感覚というのが分からない事に悩み、では自分が投影できるキャラって何だと自問自答しておりました。
諸々考えてみて、受け手の実像と理想像の程々な織り混ぜのように思え、それが自分なりには何なのかと思ってみると「普段飄々としてたりチャランポランだけど特定の事柄に限っては真面目になる人」でした。
具体例を出すと呪術廻戦の五条悟や進撃の巨人のジーク・イェーガーでしょうか。
前回出たケフカやジョーカーのような「ピエロ系の悪者」という結と比べれば比較的マシな答えになったように思います。
だと思ったんですが、少なくともラノベだと基本大手はクールキャラで、こういう良くジョークや軽口を叩くタイプって見かけないんですよね。
このすばのカズマやリゼロのスバルは比較的性格は軽い方と見えますが、所謂チートでハーレムってなると全滅な気がしています(私が無学故知らないだけかもしれません)
以前こう言った質問をした際にはあくまで設定や表面上の振る舞いそのものはさして問題ではないとの回答も頂きましたが、こう少ないと改めて不安になります。
ラノベやなろうの読者層に「お調子者キャラ」は本当に需要は無いんでしょうか。
また、皆様が最も「自分だと思う」キャラ(自分のでも他人のでも構わない)はなんでしょうか。
いろいろな意見を頂けると幸いです、今回なんとか感覚を掴みたい所なのです。
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信 (No: 2)
投稿日時:
僕は最近意識して、新人賞受賞あるいはweb発のラブコメを読んでいて、その上での意見になりますが、けっこう軽い性格の主人公はいると思いますよ。
クラスの美少女との偽の恋人関係だったり、サラリーマンと女子高生だったりして、女性側から好意を寄せられることが多く、ぶっきらぼうな態度を取ってしまう主人公はいると思います。
ですが、仰るほどクールキャラが多く、ジョークや軽口を飛ばせるタイプが少ないという印象はあまりないですね。
むしろ、ヒロインと軽快なトークができる、ヒロインをちゃんと思いやれて機転も効く、自分の悪友ポジ、ヒロインの親友ポジの人物にも配慮できるタイプが多くなってきているように思います。
「お調子者キャラ」とは若干違うキャラクター像ではありますが、需要がないということはないのではないでしょうか。
ただこれはあくまで、「学生」や「サラリーマン」というシリアスな生死と基本的に関わりのないジャンルでの話です。
進撃の巨人の世界観で主人公の言動がカズマだったら、話が成り立ちませんし、大切なのは「お調子者」という性質を活かす時代、場所を選ぶことではないでしょうか。
ラノベやなろうの読者層という漠然とした視点ではなく、スレ主さんにとって書きたい世界観がなんなのかという視点で考えた方が却って、「投影できるキャラクター」が生まれやすいと思います。
万人受けしなくても、コアなファンのつく作品って、そういう人物が主人公というケースは多い気もしますし。
最後に、「自分だと思う」キャラではありませんが、今途中まで見て刺さっている主人公は「Gのレコンギスタ」のベルリです。
行動力と思いやりのあるいい主人公だと思いますが、まだ最後まで観てないので、ネタバレは厳禁でお願いします。(笑
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
返信ありがとうございます。
世界観的な所は確かに大きいですね。
こうして明示されると、どうも自分のよく考えるダーク寄りのファンタジーというのには(主役に置くには)些かミスマッチな属性であるようです。
一種の達観の果てに身につけた態度であるか、あるいは精神を守るためのペルソナなのか…みたいな、どの道まともな人間とは遠い所に来てしまった感はありますが。
Gレコは知らないのですが、何だかんだ素直に善人ってのは好感が持てますよね。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信 (No: 3)
投稿日時:
需要はあると思うっすよ。っていうか、無いと俺が詰む。
俺が今書いてる主人公、そこそこ胡散臭い詐欺師キャラなので、『お調子者』っていうより『飄々としている』に近いかも知れませんが、かなりフザけた輩であるのは事実です。
日本人の感性って、案外時代が変わってもブレないので、一定の人気は得られるはずです。
古くは遠山の金さんとかもそうだし、ドラマTRICKの上田教授とか、銀魂の銀さん、葵せきな作品の主人公とか。
『昼行燈』『いざという時には頼りになる男だが、普段はお茶らけている』みたいなキャラって、日本人の琴線にグッとくるんじゃないですか?
あ、後仮面ライダーアギトの津上翔一とか。
なろう主人公は根本的に、『努力せずチヤホヤされたい』という社会人読者の醜い欲望が反映されがちなため、『よくいる日本人の大人』が自己投影しやすい真面目・朴訥・鈍感系に固定されているだけで、文化的にはむしろ『お調子者キャラ』の方が人気が出やすいはずです。
なろうはともかく、文庫本サイズのラノベでクールキャラって、むしろ少ない気がする……。
まあ、作品の性質にもよるとは思いますが、お調子者キャラの受けが悪いってことは、そうはないはずです。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
返信ありがとうございます。
そういったタイプの主役を書かれている方が他にもいらっしゃった事が分かり、少し安心します。
振り返ってみるとなんだかんだ各分野で根強く支持されてきた属性であるように思えました。
> 『努力せずチヤホヤされたい』という社会人読者の醜い欲望が反映されがちなため
この辺を鑑みると、清濁を問わず受け手自身がどうしたいかという事と向き合う事も大事と改めて感じます。
そう心がけている一方で「やっぱり分かり合えない」と少なからず思う箇所もあり、まだまだ確信には多く感じた事は多いです。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信 (No: 6)
投稿日時:
>>少なくともラノベだと基本大手はクールキャラで、こういう良くジョークや軽口を叩くタイプって見かけないんですよね。
多分ですが、【望みと逆だから】―――じゃないですかね?
ありのままの自身を受け入れ愛して欲しい。変わる努力をしたくない
今のまま愛されたい。自分を受け入れない世界が悪い。
>>「普段飄々としてたりチャランポランだけど特定の事柄に限っては真面目になる人」
は、要は「如才なく動けるコミュ豪」ってやつになると思います。
空気を読んでカメレオンのようにTPOに合わせる事ができる自分をガンガン更新し、アイデンティティーを変更できる人間。
それを苦も無く行える陽キャ。空気読みに失敗しまくって統計を取ってリトライしていける鋼メンタル者―————ってことだからじゃないですか?
自分を否定し変えていくこと。
ガラスの少年時代やらナイフみたいな中高年には、そういう人間になれないコンプレックスや劣等感に向き合う恐怖がある気がします。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
返信ありがとうございます。
成る程「望みと逆」ですか。
> ありのままの自身を受け入れ愛して欲しい。変わる努力をしたくない
>今のまま愛されたい。自分を受け入れない世界が悪い。
なんというか郷愁を感じる所ではありますね、中学生くらいならもう少し近いものを感じられた気がします。
> 自分を否定し変えていくこと。
>ガラスの少年時代やらナイフみたいな中高年には、そういう人間になれないコンプレックスや劣等感に向き合う恐怖がある気がします。
「自分も構ってちゃんの気はあるから理解できる筈」と勝手に思い込んでいたのですが、こうして見ると似てるようでなんだかだいぶ違いますね。
たまに変人のフリしたりする事は何も本当の自分を否定する事ではないと思うだけに、やっぱり分かり合えないのかもしれないです。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
変人のフリとお調子者ムーブは似て非なるものですから。
例えばですが私は「変人」で、カニバ書籍だいすき侍(;´∀`)でしたし、正直今でも好きですが・・・・・・クラスの「お調子者」は将来お笑い芸人?ってくらい「周囲を大爆笑させる事」にストイックなタイプでしたねー。
お調子者は周りのために演じる事ができるタイプ、変人ぶっても目的は「笑いを取るため」。
変人は自己満足オンリー。人なんか知らん。
あるいは、他人に認められたい→ウケるに違いない→ウケなかった→理解できない世界滅べみたいな?
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バッキーさんのリアルは知りませんが、ラ研内での行動なんかを見る感じ、配慮もできるし画面の向こうに「違う感性を持つ、対等な人間」がいる事を認識した上での言動を感じます。
ここ最近、「シャイニングかまってちゃん」とか「勝利厨」や「論破厨」、「見下し中毒者」、依存し甘えながら殴りかかるタイプのおぎゃリストやらバブ―ちゃんがスレッド建てて暴れていましたが、ああいうのが公称「構ってちゃん」だと思います。こちらの愛想が尽きるレベルで構う事を要求してくるのよ。
でもって「愛想を尽かされがちな構ってちゃん」にとって「愛され系のお調子者」は嫉妬の対象だと思います。
なぜ私は愛されないのに、お前は愛される?憎い、ズルい、妬(ねた)ましいみたいな。
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妬ましい系の読者は「自分を傷つけるラノベ系」は嫌う傾向があります。
なんだっけ?女性の方が「自罰傾向」が強いのに対し、男の方が「他罰傾向」が強いウンヌンというのを又聞きしたことがあります。あくまで傾向でしかないですけど。
「お調子者で愛される主人公」って存在自体が、自分の劣等感を刺激されて傷つけられた気分になるんじゃない?
で、売る側はリスクを避けて「甘やかされ主人公ピックアップ」みたいな
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信の返信の返信 (No: 10)
投稿日時:
引き続き返信ありがとうございます。
> お調子者は周りのために演じる事ができるタイプ、変人ぶっても目的は「笑いを取るため」。
>変人は自己満足オンリー。人なんか知らん。
成る程、こうして見ると寧ろ真逆であったのですね。
根本が他人を笑わすためか、自分が面白いと思っているだけかというと、なんだか面白い対比構造に思えます。
自分もまた構ってちゃんの要素が無いという事はない(と自分で思っている)ではあるのですよね、ただどうしたらいい反応が引き出せるのか作戦を立てた上でやっている所があるだけで。
キモなのは「ありのままの自分」が受け入れられる事、であるのでしょうか。
自分自身「そんなものはまやかし」と半ば諦めている所があり、なんだか向いてないのかもと思ったりします。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信 (No: 9)
投稿日時:
需要は作るもんなんで、実のとこ性格それ自体はどうでもいいんじゃないかって思ってます。
確かに流行ごとの主人公像は割と時代を表していますが、うーんと、まず「流行り」と「売れる」は違うので、受け身な自称平凡主人公全盛期な頃に行動的な主人公が「売れた」って例は結構あると思う。
特に大手新人賞は新しいものを探してるので大賞に選ばれるのは「流行りの主人公」ではないことが多いですしね。
じゃあどんな主人公像が読者に受け入れられやすいかっていうと、入り口が広いのは読者像と似ている人物像で、その願望やら無意識やらが多数の人の手によって形になったものが流行の主人公像になると思うから、やはり流行が一番受け入れられやすいだろうとは思う。
でも、だとすると例えば以前の流行であった「ヤレヤレ系」から今の「クール系」への変化は、すなわち読者の願望や無意識に求めるものが変化したのかというと、それは違うんじゃないかなって思う。
というのも、この2つの流行を見比べると共通点が結構あるんですよね。
端的に言ってしまえば「マウントを取る主人公」って感じの部分。
わかりやすさを優先してちょっと嫌な言葉で表現したけども、まあ、誰だって他人より優位に立ちたいって気持ちはあって、この要素は割とほとんどの時代・作品の少年向け・若者向けのサブカルに当てはまると思う。
それは、「主人公が活躍する物語」という大前提のコンセプトに合致するからじゃないかなと思うから、言ってしまえば「マウント取る主人公」ってのは当然かもしれないんだけども。
んで、まあ、この「マウント」要素は共通点の一つってだけなんだけど、そういう部分が「流行の本質」ではないかなと思う。
「ヤレヤレ系主人公が優位に立つ」か「クール系主人公が優位に立つ」かって違いがあるだけで、実はこの「ヤレヤレ系」「クール系」ってのは流行を表現するための「ガワ」でしかないのではないかな、と。
だからようは、長く書いてしまったけど、問題は「お調子者」が誰に対しどのようにマウントを取るか他者より優位に立つかっていう、そこを考えれば良いのではないかな、と思います。
繰り返し、マウントってのは私個人の解釈による一要素でしかないので、近い時代の流行の主人公像の共通項を探してそれを「お調子者」で表現すれば良いだけで主人公像の方向性自体はなんでもいいよね、って話ね。
ちょっと話が変わるけど、だから「非道なクソ野郎が主人公」とか「悪者が主人公」といった作品もウケるものはウケたりするんですよね。
やってる事自体は「よりクソな敵にマウント取ってボコボコにする」とかって内容だったりするんで。
主人公っぽくない主人公でも、売れてる作品は実は大事なとこは外してないと思う。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
返信ありがとうございます。
優位に立つというのは、言われてみるとそうなのかもしれませんね。
自分が今回思いついた主人公像はなんというか道化役に近い所ではある一方、宮廷道化師しかり「こう見えて実は物事の本質がわかる」とか「たまに核心をついた事を言う」みたいな方向性ならいけるのかもしれません。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信 (No: 12)
投稿日時:
全てのものは“体"で出来ている。
“変”は同類と争い、“会”は強敵を求め歩く。
プラスイオンとマイナスイオン…
“聖水”はマイナスイオン水…
最近は、ヒイロより主人公の方がビーストモードな葉がする!