ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信
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ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信(元記事)
需要は作るもんなんで、実のとこ性格それ自体はどうでもいいんじゃないかって思ってます。
確かに流行ごとの主人公像は割と時代を表していますが、うーんと、まず「流行り」と「売れる」は違うので、受け身な自称平凡主人公全盛期な頃に行動的な主人公が「売れた」って例は結構あると思う。
特に大手新人賞は新しいものを探してるので大賞に選ばれるのは「流行りの主人公」ではないことが多いですしね。
じゃあどんな主人公像が読者に受け入れられやすいかっていうと、入り口が広いのは読者像と似ている人物像で、その願望やら無意識やらが多数の人の手によって形になったものが流行の主人公像になると思うから、やはり流行が一番受け入れられやすいだろうとは思う。
でも、だとすると例えば以前の流行であった「ヤレヤレ系」から今の「クール系」への変化は、すなわち読者の願望や無意識に求めるものが変化したのかというと、それは違うんじゃないかなって思う。
というのも、この2つの流行を見比べると共通点が結構あるんですよね。
端的に言ってしまえば「マウントを取る主人公」って感じの部分。
わかりやすさを優先してちょっと嫌な言葉で表現したけども、まあ、誰だって他人より優位に立ちたいって気持ちはあって、この要素は割とほとんどの時代・作品の少年向け・若者向けのサブカルに当てはまると思う。
それは、「主人公が活躍する物語」という大前提のコンセプトに合致するからじゃないかなと思うから、言ってしまえば「マウント取る主人公」ってのは当然かもしれないんだけども。
んで、まあ、この「マウント」要素は共通点の一つってだけなんだけど、そういう部分が「流行の本質」ではないかなと思う。
「ヤレヤレ系主人公が優位に立つ」か「クール系主人公が優位に立つ」かって違いがあるだけで、実はこの「ヤレヤレ系」「クール系」ってのは流行を表現するための「ガワ」でしかないのではないかな、と。
だからようは、長く書いてしまったけど、問題は「お調子者」が誰に対しどのようにマウントを取るか他者より優位に立つかっていう、そこを考えれば良いのではないかな、と思います。
繰り返し、マウントってのは私個人の解釈による一要素でしかないので、近い時代の流行の主人公像の共通項を探してそれを「お調子者」で表現すれば良いだけで主人公像の方向性自体はなんでもいいよね、って話ね。
ちょっと話が変わるけど、だから「非道なクソ野郎が主人公」とか「悪者が主人公」といった作品もウケるものはウケたりするんですよね。
やってる事自体は「よりクソな敵にマウント取ってボコボコにする」とかって内容だったりするんで。
主人公っぽくない主人公でも、売れてる作品は実は大事なとこは外してないと思う。
ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信の返信
スレ主 バッキー 投稿日時: : 1
返信ありがとうございます。
優位に立つというのは、言われてみるとそうなのかもしれませんね。
自分が今回思いついた主人公像はなんというか道化役に近い所ではある一方、宮廷道化師しかり「こう見えて実は物事の本質がわかる」とか「たまに核心をついた事を言う」みたいな方向性ならいけるのかもしれません。
カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベ主人公の「お調子者」需要