小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

サタンさんのランク: 大作家659冠王 合計点: 2,095

サタンさんの返信一覧

元記事:1人称か3人称で書くかで悩んでいます

こちらで初めて質問させて頂きます。
小説を書いてみたいと思い、プロットまでは作りました。ただ、1人称か3人称で書くかで悩んでいます。
内容としては、主人公の男性がだんだんとストーカーになっていくホラー小説を考えております。

1人称なら心情の変化まで書け、主人公へ感情移入しやすいメリットがありますが、今回主人公がストーカーなので感情移入し難く、読みにくさに繋がるかと悩んでいる所です。
一方で、3人称は、ミステリーやサスペンスに適しているというメリットを目にしたことがあるのですが、ホラー的な部分を描写し難いのでは無いかと思っています。

メリット、デメリットやどちらの方が良いのでは無いかと言ったアドバイスを頂けると幸いです。よろしくお願いします

上記の回答(1人称か3人称で書くかで悩んでいますの返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

人称の違いは作者が何を書きたいのか次第で変わるけど、どちらにせよ「しやすい」「しにくい」というだけで「できない」わけではないから、ベストな答えは作者の腕も関係してくる。

でも、
>内容としては、主人公の男性がだんだんとストーカーになっていくホラー小説を考えております。
と考えているのなら、「一人称なら心情の変化も書ける」と思ってるわけで、なら一人称で書くのが一番表現したいものを表現しやすいのではないかな。
感情移入については、「ストーカー」とは別のところに感情移入できる部分を用意すればよい。
感情移入とは共感だから、共感しやすい要素を入れてそこを強調するだけ。
「ストーカー」について書くから「ストーカー」に共感させなきゃいけないってわけじゃない。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 1人称か3人称で書くかで悩んでいます

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元記事:文学賞への分割投稿。入賞することはある??

どうしてもその賞に応募したい作品があり、短編連作6話をまとめて応募するつもりです。
短編連作をまとめて一作として応募することは可とあったのですが、文字数が大幅にオーバーします。

そこで、
【1】3話ずつ、前編と後編に分けて別作品として分割投稿する
【2】2~3話削っても、一つの作品にして投稿する
どちらにするか悩んでいます。

一応、公式Q&Aでは以下のように書かれています。
Q.規定枚数を超える長編を、複数の応募作として応募することは可能ですか?
A 選考の際は、あくまでも1作品ごとに評価されます。未完結あるいは途中から始まった作品として評価されることになります。

……「ダメとは言わないが、良い印象はないよ」ということなんでしょうか?

【1】の場合、登場人物は6話通して同じで、話につながりはありますが、基本的に一話完結ものなので、変なところで変な風に終わるということはありません。
ただ、後編の始まりについては、人物一人一人の紹介が無い分、少々唐突に始まるように感じられるかもしれません。
また、前編でほのめかした伏線を後編で回収することもあります。
そして、前編と後編を同じ審査委員の編集者さんが見てくれるとは限らず、注意書きのように”未完結あるいは途中から始まった作品として評価される”でしょう。
その分不利になるとは思っています。

ただ、【2】にするために改稿すると、ほぼ半分以下にする必要があり、もはや別作品になると思われ、だったら別作品をはじめから書いた方がよい気がします。
そもそも、自分が最近書き上げたこの作品にすごくピッタリだと思うレーベルの賞を見つけたので、この作品をこの賞に応募したかったのです。
一から新しいものを書くのなら、この賞にこだわる意味はありません。。

長編を分割投稿した作品は実際、受賞できる可能性はあると思いますか?
分割投稿作品で通過することができた人がいたら話を聞きたいです。

……投稿者の腕次第、という回答があるかもしれないので一応書いておくと、
昨年、今回とは全く違う作品ジャンルの小説賞で受賞し、単行本を一冊出しています。
今回は「ミステリー」→「BL」くらいジャンルの違う賞に応募します。

上記の回答(文学賞への分割投稿。入賞することはある??の返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答! 投稿日時:

ないとは言い切れない。
いや、うーん「受賞」は無いかもな。
というのも賞にもよるというかその編集部と契約してる印刷所の都合とかもあるのよ。そういう「新人賞受賞」っていう応募者の目に見えるところ以外の大人の事情があるから、その大人の事情をねじ伏せるくらいの名作であるなら(というかねじ伏せるのは担当編集者の役目なので、担当編集者があなたの作品をそれくらい惚れ込んでくれれば)、あるいは。

でも、そもそも受賞作品だけが世に出るわけではなくて、下読みから編集の手に渡る2次審査以降は、「受賞はわからんけど光るものがあるから唾つけておこう」って感じで青田買いすることがあるのよ。
その枠で担当編集者をゲットするってセンもなくはない。

ただ、うーん……
まあ、ぶっちゃけると過去本を出したことがあるなら、そのとき関わった担当編集者に連絡してみるのが一番いい。意外と横のつながりあるから目的の賞の関係者につないでくれるかもしれん。
ジャンル違いとかは気にせんでも、そもそも編集者は会社に言われてその部署に配属されてるだけで「そのジャンルが好きで配属されてる」ってわけでもないから。
新人賞ルートじゃなく編集者ルートで行けば賞を介さず目的のレーベルから出版できるかもしれんよ。
目的が明確なのであれば、新人賞受賞なんて 待ち の姿勢じゃなく攻勢に出たほうが勝率上がると思うよ。

カテゴリー : その他 スレッド: 文学賞への分割投稿。入賞することはある??

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元記事:技のタイプについて

私が書いている小説では魔法が登場します。その魔法を「殲滅型」とか「光線型」みたいに、特徴別で分類したいのですが、もし良ければ、魔法の分類を上記の様な「○○型」みたいな感じで纏めてくれませんか?伝わりにくい文章で申し訳ないです。

上記の回答(技のタイプについての返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

そりゃやっぱ自分で考えないとって思うけど、というのも設定によって違うしやりたい演出によっても違うから、作者でないと決められないよ。

でも、助言をするなら、
>「殲滅型」とか「光線型」みたいに、特徴別で分類したい
これだと「見た目・効果の特徴」で分類してるっぽいから、おかしなことになると思う。
「殲滅」ってのは広域に影響を及ぼす魔法ってことでしょ。
「光線」ってのは属性っていうか現象のことでしょ。
分類方法がバラバラだから、「どういう基準で分類するか」ってところをまず決めたほうが良いと思うかな。

例えば「魔法の規模」で言えば「戦略級」「戦術級」「対群級」「対人級」とか。これも「魔法の規模」を「戦争ないし戦いに組み込めるかどうか」という視点での分類になるから、視点を変えて「魔導としての難度」とかで言ったら同じ「規模」での分類でも呼び方が変わるよね。
あるいは「魔法発動の種類」で分類したら「収束型」「供給型」「消費型」とか、当然のことこれは「どう魔法を発動させるかという設定」によって変わってくる。

まあ、ファンタジー世界だと「規模」か「出力」あたりで分類するのがいいと思うけど、たぶん「殲滅型」とか「光線型」ってワードが例に上がるあたり、魔法の効果をわかりやすくしようという意図があるのかな。
だとしたら、「出力」「規模」「発動タイプ」とかで、対竜戦術級収束型魔法、みたいに細かく決めて、セリフがある場合ごとに「戦術級魔法を準備しろ!」とか「あれは対竜魔法!?」とか「あの間合いで収束型を使うとはな」とか、部分部分で使い分ければいいと思うよ。

あとは、特別分類されてるわけではないけど、「殲滅戦のときに好んで使われるような魔法のことを総称して「殲滅型」と呼ぶ」と、曖昧な設定にしてしまうのも手だと思うよ。
「広範囲に影響を及ぼす魔法」を「殲滅型」と定義すると、「範囲回復する回復魔法」も殲滅型になっちゃうしさ。
だから、決めるの面倒なら、そもそも定義はなくて曖昧にふわっと俗称みたいなもので「殲滅型」と呼ばれてる、って感じのほうが楽だとは思う。
そうすると 危険度が高いものほど俗称が付きやすい だろうから、魔法の分類としてきっちりやる必要はなく「殲滅」みたいなのだけでいいんじゃないかな。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 技のタイプについて

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元記事:ラ研さんの掲示板でプロット相談するリスクとメリットについて

以前こちらの掲示板でお世話になりました。
大沢朔夜です。

自分は、昔のラ研さんの掲示板で、新人賞向け作品のプロット相談をしていました。
しかし、不特定多数の人に見られる場所での相談にリスクを感じたため、ここ数年ラ研さんの掲示板は利用していませんでした。
例えば、盗作されるなどのリスクを心配しています。

一方では、無料で複数のかたのアドバイスをいただけるので、やっぱりまたラ研さんのプロット掲示板を利用するかどうか迷っています。

リスクとメリットを考えて、ラ研さんのプロット掲示板を利用すべきかどうか、アドバイスお願いいたします。

上記の回答(ラ研さんの掲示板でプロット相談するリスクとメリットについての返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答! 投稿日時:

盗作のリスクはほぼないと思うなぁ。
書きなれたプロが第三者にもわかるよう丁寧に書いたプロットを、書きなれたプロがパクったとかなら盗作のリスクは考えられるけど、掲示板でやり取りできる程度のものを素人がパクったところで別物になるだけだし、
とはいえ、例えば転生チートとかのチート能力とかアイディア勝負みたいなネタはあまり出したくないなぁとは思うけども。
でも個人的には、未読の名作をあらすじ読んだだけで再現できるかつったら私には出来ないから、プロット読んだだけでパクるのは無理だと思うし私が書くものは私にしか書けんよって思うかな。

言いつつ、でも正直言ってプロット相談はそんな意味ないと思うな。
特にスレ主さんみたいに書いてる人には、そんなメリットないんじゃないのかな。
だって、誰が何言っても自分がやりたいことあったらそっち優先するじゃん? そんで普通にそれが正解でそれが正しいと思うし。
スレ主さんけっこう昔から書いてると思うけど、基本的な物語の組み立ては問題ないでしょ。じゃあもう汎用的・一般的な回答は知ってるだろうし、「一度チラッとプロット読んだだけの第三者」が横からとやかく言うレベルの回答じゃ役に立たないと思うよ。

だから、逆に実験的に使ってみるのはメリットあると思うかな。
執筆する気はないプロットだけど、こういう新しいアイディアを詰め込んだ実験作だけどどうかな、みたいな。
あるいは、こういう描写でこんなのを表現したいけど、その効果的な演出としてこのエピソードはどうだろうか、とか。
そこで回答が得られたらその手段手法を別のプロットで実践する。プロットの物語の相談じゃなく演出や手法の相談になってるから、応用可能だしね。

あるいは、似たようなことだけど、本ネタの中の1エピソードだけを相談してみるとか。
設定云々とかは度外視して「この物語で主人公が戦いを決意する過程がちゃんと表現できてるかどうか相談したい」みたいな。
プロットは基本ケツまで書いてくれないと回答できないけど、「エピソード」としてまとまってるプロットなら問題なく回答できるから、冒頭から主人公が旅立つまでのエピソードがちゃんとまとまってるかって確認にもなるし。

ネタの相談自体をしたいってことなら、まあ、これは本当なら仲の良い友達とかに相手になってもらうのが一番いい。
というのも、ネタの相談と言っても、単純にスレ主さんの趣味とか過去書いた作品を知ってるとか性格とかもろもろ知ったうえで相談にのるのでは全然回答の質が違うので、ネット上の赤の他人相手だと良質でもせいぜいが一般論の域を出ない。
それ以上は「回答者の感性と趣味の答え」になりがちで、「作者の感性と趣味に合わせた回答」はできない。
そして、そういう回答者の感性は当然回答者ごとに違うから、作者が良いと思ったものだけを厳選しても結局振り回されることになる。
盗作なんかより、こっちのほうがリスキーだと思うかな。
仲の良い友達相手なら、「回答者の感性での回答」でも「それは今の流行じゃなくおまえの趣味だろwww」って、こっちもすぐにわかるっしょ。
「赤の他人」相手だとこういうことが作者側にもわからんし、回答側も作者の事を詳しく知らんし、相談が「完成品の原稿」ならともかく「プロット」だと、赤の他人の第三者には回答できることに限界がある。

だから、書きなれてない素人であるなら、物語の組み立て方も知らんだろうし効果的な演出の手段も知らんだろうから、そういう基礎知識的な回答をもらって学習するって意味じゃメリットは多いと思うし、回答者の感性での回答であっても、作者が書きたいものと読者が読みたいものが違うって認識できるだけでも素人にはメリットだと思う。
完成品の原稿を用意できれば一番いいけど、そうでなくてもプロットなら比較的簡単だし、
繰り返し、書きなれてない素人であるなら、プロット板の有用度は非常に高いと思う。

なので、あくまで個人的な意見だけど、プロット板は初心者用で、完成させたことがないか完成経験が少ない人がもっともメリットある場所で、経験を積んだ人が利用しても、そんなメリットはないと思う。
そういう人は、むしろ回答側に回ることでメリットを感じやすいと思うよ。
他人のネタで作者が書こうとしてる事を読み取りながらより効率的効果的な組み立てを考えるってのは自分の作品にも活かせるし、他人のネタだから自分の中の思わぬところに隠れた引き出しがあったことに気づかされたりする。

これは苦言ではないのだけど、皮肉っぽく聞こえたらすまん。
自分の作品は確かに大事だけど、自分のネタ自分のネタじゃなく、そもそも「面白いってどういうことなんだろう?」って自分の作品に限らず視野を広く持って利用したらいいんじゃないかって思った。

カテゴリー : その他 スレッド: ラ研さんの掲示板でプロット相談するリスクとメリットについて

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元記事:長編を『とにかく書き進める』ことができない

タイトルのとおりです。妥協して、とにかく書き進めることができないのです。

自分は、ある程度短編(原稿用紙数枚~十数枚分)を書き、それなりに文章には慣れてきました。
しかし、いざがんばって長編に取り掛かろう、と思うと、最初の数枚あたりで
「ああっ。これじゃない」
という気持ちになり、そこから進まなくなります。

よく「完璧主義より完成主義」「とにかく終わらせて、あとから直せばいい」といいますが、
それができたらとっくにやっているよ、というのが本音です。
というのも、自分は少し神経質で、多少のミスがかなり目についてしまうのです。
本やブログを読んでいても、誤字やレイアウトの微妙な違いが気になることがあります。
なので、少しでも書いたものが「不完全」と感じると投げ出したくなってしまいます。

書きたい内容は、一応、筋は通しています。
800字程度のプロットは書けますし、短編であればある程度の速さで作れますが、
長編となると、とにかく進められなくなります。
自分のなかのハードルが高すぎるせいだとはわかっているのですが、
そのハードルを下げようと意識しても、我慢できず、ずっと書き直し……

質問としては、
①どうすれば、とにかく書き進められるのか
②どうすれば、自分の中にあるハードルを下げられるのか
の2点です。

ただ、長編を書くための体力がまだできていないだけなのでしょうか?
どのような練習をすれば、この「最初から書けない」状況を変えられるのでしょうか?
とても苦しいです。どうか、助言をよろしくお願いします。

上記の回答(長編を『とにかく書き進める』ことができないの返信)

投稿者 サタン : 2 投稿日時:

正当に体力を身に付けるのであれば、とにかく書くしかないです。
「とにかく完成させる」というのは、いろいろ理由はありますが、そもそも先が見えないため 今 が不安定に感じ執筆が安定しないというのもあります。
詳細なプロットを作るのも手だけど、そもそもそのプロットを書き起こしたらどういう出来栄えになるかってのが感覚としてつかめてないから、プロットを作っても「先が見えない」のは変わらない。
たぶん、短編ならプロット書かなくても執筆できるんじゃないかな?
つまり短編なら上手くいくけど長編だとダメってのは「どの程度先まで見えなくても大丈夫か」という話で、ダメでもなんでも強引にでも書き続ければ長編の感覚がわかってくるし、先が見えなくても慣れればロードマップが脳内に描けるようになる。そうなれば執筆が安定するので徐々に体力が付いてきて、書けるようになる。

で。

ここで少し考え方を変えてみて、「先が見えない(書けてない)」のが原因であれば、なら、「先が見える」ようにすればよい。
短編なら書けるんだよね? まず何ぺージくらいまでなら問題ないか把握してみるとよい。
次に、書こうとしてる長編が何ページくらいの想定かを考えて、「先が見えるページ数」で分割してしまって、それが4本であれば短編4本から成る長編って考えればよい。
そもそも「長編」を「一個の長い物語」と考えてる時点で、まあ、別にそれは間違いではないのだけど、あまり良い回答ではない。
何故なら、読者は飽きっぽいから「長い話」なんて飽きて当然だし、それを読ませ続けるのは本当に難しい。
だから、例えば前述したように単純に4本の短編から成る話としてしまったり、その短編に連続性を持たせる要素を入れて一本の長い話のように見せかけてみたり、あるいは、一本の長い話のように見えて要所要所でしか本筋の話題は動かずサブプロットが4本入ってる形であったり。
長編ではあるけど、実は短いエピソードが詰め込まれて「うまく一本にまとめられてる」という形だったりします。

であれば、長編=長い話 と考えるのはやめて、長編というのは複数のエピソードをまとめたもの、という考えにしてみると、「短い話は書ける」のであればあとは「まとめかた」の問題で長編はすぐに作れるようになります。

私の場合は、ぶっちゃけ短編もロクに書けなかったので、でも書くのは好きでワンシーン単位あるいはコントの台本みたいな短いものは好きでよく書いてたので、とにかく「長編」を分解しまくって、自分が書けるワンシーン単位のエピソードを箇条書きで並べて、それをプロットとして書いたら超楽にサッと書けました。
ちなみに、このとき「ワンシーン単位での読み返しはOKだけど、シーンをまたいで通して推敲するのは書き終えてから。執筆中は絶対に通して読んじゃダメ」ってルールを自分に課しました。
なにしろ、これはこの時点では「長編」ではなく「掌編の集合体」なので、シーンとシーンの間で整合性が取れない箇所が絶対に出てくるし、私の性格上それが絶対に気になってしまうと思ったため。気にした都度に書き直してたら筆が進まない。というかすべてを書き終えてからでないと「全体の整合性」は取りようがない。全部書いてないんだから。序盤だけで完璧な整合性を取っても書き進めれば絶対にそれはズレが生じてまた書き直す羽目になり、次第に訳が分からなくなって破綻するにきまってる。
なので、「通して読むのは書き終えてから」というのは徹底しました。

ようは、これは「長編のためのパーツを作りまくって、部品が全部できたら、それらを長編として組み立てる」という考え方ですね。

>どうすれば自分の中にあるハードルを下げられるのか
これは難しい。
というのも、何を言ったところで第三者が他人の価値観に影響を与えること自体が難しいため。
スレ主さん本人が「こういうことか」と気が付くしかないと思う。

私がよく例えるのは、カレーライスの話。
貴方は名店のカレーライスを食べて感銘を受け、同じようなカレーライスを作ろうとするけど、当たり前だけどそんな簡単にできるわけがない。
でも貴方は「名店のカレーライス」を目指して「これもダメ」「あれもダメ」と失敗を繰り返す。
目標があるのは良いことだし、失敗を経験するのも良いことだけど、この現状は「名店のカレーライス」をハードルにしてしまっている。それは悪いこと。
「名店のカレーライス」は目標であって、ハードルではない。
では、貴方のカレーライスのハードルはどこか。
それは「カレーの味がすること」というのが適切なハードル。だって、カレーを作ってるんだから。当たり前のことなんですよ。
「カレーの味がする」というハードルを越えられたのなら、「ルーを使わずスパイスでカレーを作る」というハードルに少し上げて、「別の作り方に挑戦してカレーを作る」とまたハードルを上げて、そのハードルの最終地点が「名店のカレーライス」になる、これが正しい目標の在り方だと私は思う。
だから、最初の正しいハードルは「カレーの味がする」ってこと。

じゃあ、それは小説で言えば何なの、何が「カレーの味」なの、ってなると思うんだけど、これも簡単で、「その物語で何が言いたいのかが正しく表現されているかどうか」が一番低いハードルだと思う。
上の「掌編の集合体」の例で言えば、最初にシーンごとに箇条書きにしたと書いたけど、その箇条書きにはワンシーンでそれぞれ「こういうシーン」と書くわけだけど、その「こういうシーン」というワンフレーズに意味を込めて書いた。
例えば「主人公が友人と口論し、主人公の身勝手さがにじみ出てくる」とか。
すると、このシーンでは「口論」して、そこで「主人公の身勝手さが出てくる」というのが「言いたいこと」なので、それが表現できてれば問題ないシーンってことになる。
クォリティを上げたい場合、「身勝手さがどうにじみ出るか」の演出に凝るって話になるから、書き込む場合・薄くしたい場合なんかの微調整も楽になる。

とまあ、こんな感じで考え方を変えたところ、私の場合は性格やこだわりは一切変えてないつもりだけど、一気にハードルは下がったと思う。
でも、最初に書いたけど、私の場合は「小説って 作者が言いたいこと が大事だな」と気が付いたからこれが腑に落ちる考え方になったというだけで、たぶん自分で何かに気が付かないと、誰かに言われてハードル下げるのは難しいと思う。
私もよくこの板で ハードル下げろ って言ってるけども、言われて思考の足しになりゃいいな程度の発言だったりする。
私のこの考えも、私が気づいた私の答えなので、別に正解ってわけでもないですから。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 長編を『とにかく書き進める』ことができない

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