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掌編・短編が書けない (No: 1)
スレ主 厨三 投稿日時:
こんにちは。質問失礼します。
私はとにかく小説を完結させた経験が乏しいです。
考えられる原因としては、書きたいと思う話のほとんどが、大長編ぐらいの話の構成になることです。具体的に言えば、文庫本サイズで考えると、三十巻目ぐらいで完結するぐらいの長編になります。
というか、設定、展開、キャラクター、キャラクターの性格や過去などを盛りすぎる感じです。
書くべきものを盛りに盛るくせに、それを書き切れるほどの継続力がないことがたたって、書き始めても途中で失踪し、なんだったら設定段階で手が止まっている作品が何十個もあります。
もちろん創作しているからには創作がうまくなりたいです。しかし、どこの創作論を読んでも「とにかく作品を完成させろ」と書いてあります。流石にそろそろまともに完成する作品を作らないとな、と飽きず完結させられるサイズ感のあらすじを作ってみるのですが、これが進んでいくうちに膨れて膨れて止まりません。
「これはもう長編にしよう」となってまた失踪します。
どうやら、物語の中で、長くて数年、短くて数ヶ月の時間が経つ話を作ってしまう傾向にあるようです。
思い切って、一時間で終わる話にするという目標を建ててみました。しかしこれもうまくいきません。キャラクターに喋らせたいセリフが多すぎて、気づけば「これは一時間の対話内容じゃねえだろ……」というセリフ量になっています。展開もゆるやかにしてしまったせいで、地の文が単調で面白くありません。
とりとめのない話になりましたが、短編を書くためのアイデアの出し方、話の組み立て方にアドバイスを頂きたいです。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!掌編・短編が書けないの返信 (No: 2)
投稿日時:
さてはプロットを作るのが苦手だな。
これは各々の創作論や執筆スタイルにもよるから、必ずしもこれが正解って話じゃないのだけど、というか持論でしかないのだけど、
そもそも、初心者が設定だけで長編を書こうってのが無謀で、なら短編でってなっても割と同じ話だと思う。掌編ならいけるかもしれないけども。
というのも、第一話から、話の頭から順番に話を作っていってるでしょ。
それは例えるなら、漫画家がネームも下書きもすっ飛ばして白紙の原稿にいきなりペン入れしようとしてるようなもの。だいぶ書きなれてる人じゃないと無理でしょ。そんなの。
それでも4コマとか1p漫画とか、特に何があるわけでもないワンシーン的な漫画なら描けないこともない。だから掌編なら いきなりペン入れ的執筆 でもいけることもある。
でも短編以上のちゃんと物語として成立した話を書こうとしたら、まずネームなり下書きを描いて全体のバランスを見たり構成を考えたりすることは大事で、これを全て 下書き ではなく ペン入れ でやれって言われたら私も途中で投げ出すかな。
書いてるそばから修正したり加筆したりで書いた部分を消すか迷ったりして時間と脳を使うし、それで思い切って修正したら矛盾が出てきて元に戻したりとか、うんざりするよ。
で、そうならないために、ネームつまりプロットやストーリーラインを先に作って、物語は執筆前に完成させるんだよ。
物語内での時間経過が一時間だろうと数万年だろうと、そんなのは関係ない。一時間でも長編には出来るし、数万年でも短編に出来る。
適当に書きたい物語を作って、話の流れだけ、設定なしで「物語だけ」をつくって、話の流れが出来たらその話が成立するように設定を作り話に乗っける。
設定を作ってから話を作るタイプもいると思うけど、私の場合は話を作ってから話が成立する設定を作る。そのほうが楽。
そしたら、これをまとめたものがプロットになる。
この時点でプロット見ながら執筆できればしても問題ないけど、更に下書きが必要な場合は、プロットを見ながらワンシーンごとの概要を全てラストまで書き出す。
三幕構成を基本とすると5つの要素があって、シーン単位ではフラクタル構造を考えると1つの要素につき同じく5つの要素があるから、5✕5の25シーンが作れる。
各シーンで5000字相当のシーンを書いてりゃ✕25で約12万字だから、公募用の長編くらいのサイズになる。
別に、ここに出てきた数字は絶対じゃないから、5つの要素と最低限の3要素で計15シーンを想定してワンシーン1000~3000文字とすると1.5万字~4.5万字の短編が出来る。
プロットを作ればこういう規模感がわかるし、イメージしてる「壮大な大長編」もそれはイメージでしかないから、実際にプロットで組み立ててみると意外と本筋では書くことが少なくて、やりたいことはだいたい本筋からズレたサブプロットだと理解できたりすると思うよ。
ほんで掌編は、いきなりペン入れと表現した出たとこ勝負でもある程度かけたりするのだけど、それは、ぶっちゃけ掌編は物語としてテイを成してなくても割と成立したりするためです。
先述したけど、何らかのワンシーン的なものにオチっぽいのがあればそれで掌編と言えば掌編だから。
で、これが出来ないって事なら、それは「オチ」を想定しないで書き始めてるってことだと思うから、まずはオチを考えてから書き始めるクセを付けたほうがいいかな。
そのオチの想定は、これも前述したけども、書こうとしてる話をシンプルに一文で表現してみて、その述部がオチになるから、そのオチをこの物語でどう表現しようかなと考えてから書けば掌編は出来ると思うよ。
まあつまり、短編のアイディアとかって話じゃなくて、話のまとめ方の問題だと思うかな。
数百年に及ぶ不老の旅人の話だって短編でまとめようと思えばまとめられるし、大長編で書きたいことが山ほどあるってんなら、それ、別に短編や掌編で連作にしてもいいでしょ。「大長編」って枠組みでしか書けないことはないよ。てことは、アイディア云々の話じゃなくて、そのまとめ方の話だと思うよ。
掌編・短編が書けないの返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
回答ありがとうございます!
第一話目から順番に書いていて話のバランスが!というより、最初に思いついたところ(例えばキャラクターとか時代設定とか)からガチガチに固めてしまうので、その後いざ話の流れを、他のキャラを、となると噛み合わず、いたるところで矛盾が発生し……という状況に陥りやすいです。
ふわっと全体を考えるのが難しいというか、ある一点(設定・キャラ・シーン等)のために話を作ろうと思うが故に他が蔑ろになる、全体のバランスが取れなくなる傾向にあるようです。どう考えたり書いたりすれば全体の収拾がつくのでしょうか……
掌編・短編が書けないの返信の返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
>どう考えたり書いたりすれば全体の収拾がつくのでしょうか……
回答を繰り返してしまうけど、つまりそれは設定を作ってて話を作ってないからです。
設定を作ることで雰囲気やイメージは出来てくるから「物語が作れてる」ような錯覚があるだけで、大道具や小道具や俳優や舞台を用意してるけど、肝心の脚本がまったく手つかずなので、それっぽい道具をそろえてコレで何か作ろうと思っても脚本がないので何をすればいいのかまったくわからない。って状況じゃないのかな。
設定上では「主人公の目的は〇〇で~」みたいに考えてはいても、目的地はあってもそこへ到達するための線路がしけてない、みたいな。
だから、いざ書き出すと、せいぜい良くて起承転結の起までしか書けなかったりとか。
ゲームを作ろうとしてるのに攻略本を作ってる感じ。
全体を考えるってのは別に難しいことではなくて、その物語で書きたいことをシンプルに簡潔に一文で表現してみること。
例えば「勇者が魔王を倒す話」だって考えた場合、もうこれで話の全体は出来てる。
物語の中では、イメージの中では、仲間との絆とか魔法の設定とか世界観とか意外な魔王の出自とかいろいろあったとしても、シンプルに考えれば勇者が魔王を倒して話が終わるならこれが全て。
じゃああとは、この「勇者が魔王を倒す話」って一文を展開して物語にすれば、プロットやストーリー
ラインっていう具体的な話の全体像が出来る。
全体の収拾をつけるというか、一番最初に全体を考える。私の手段で言えば「シンプルな一文」のことね。
それは別にある程度の設定を考えたあとで全体を考えてもいいけど、物語(の流れ)を作る一番最初は全体を考えることから始まる。
「勇者が魔王を倒す話」とかこれくらい抽象的な全体像だと、設定と噛み合うもクソもないでしょ?
でも、頭から順番に 噛み合うように 考えるとあちこちで齟齬が生まれてくる。
色々と散らばった思考、考えた設定たちをまとめるんじゃなく、それらが収まる枠を最初に設定する。
なので、全体を考えるってのは、考えた設定をくっつけて合体させてく作業じゃなくて、散らばった設定の周囲を円で括るだけの作業。
それが、とりあえずは「書こうと思ってる物語をシンプルな一文で表現してみましょう」っていう全体を考える一歩目ね。
掌編・短編が書けないの返信 (No: 3)
投稿日時:
完結した小説を写経?
それか好きな章だけ虫食い作成する?
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相談文もけっこう読みやすいねんけど、文章全体にグダグダ感があるわ。
言いたい事も分かりやすいし、読み易いねんけど、息切れするほど盛って収拾がつかへんのやろねー。
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ワタシ、ガキの頃に『公文式(くもんしき)』習とったねんけど、その問題文って海外文学の抜粋とか単一エッセイが多かったんよ。
で、抜粋文があまりに面白い内容すぎて、中途半端なチラ見せじゃなくて、ちゃんと本編まるごと読みたくなってしもて、でかめの海外文学とか手を出すようになったクチなのよ。ワタシは。
仕上げまで書かない状態で書いてアップしても良いよ。
コマーシャルとか、予告編のショートムービー感覚やね。短編集みたいに一本に纏めて投稿とかしたら、そこまでバッシングは受けへんやろし。
本編読めへんの生殺しだから、ワタシは読むの避けさせてもらうやろけどね。
まずは自己満足でいいから書いてみて、『書き終わり』とかの練習したら?
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掌編・短編が書けないの返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
回答ありがとうございます!
特定のシーンにだけ熱が入って他を考えるモチベーションが上がらないみたいなので、まずは回答者さんの言う通りシーン一つを書いてみます。
掌編・短編が書けないの返信 (No: 7)
投稿日時:
私も書きはじめの頃は、短いお話を書くことができませんでした。
今でも難しいですけど。
そんな私が使っている短編の書き方は、テンプレ活用方法です。
よくあるテンプレとしては、
婚約破棄された主人公が、別のパートナーと出会って幸せになり、逆に振った元婚約者がざまぁな目に遭うとか、
追放された主人公が、新たに出会った人との交流で認められていき、主人公を見限った相手はざまぁされるとか、まぁ色々な種類があります。
このようにテンプレは、ストーリーの流れはほぼ同じなんですけど、
登場人物のキャラクター、
主人公の能力・活躍や、後半で起きる窮地(山場)で独自性を出せば、他と差別化できると思います。
テンプレを利用する場合は、
先にストーリーはオチまで決まっているので、それが成り立つように設定を後から考えて付け加えていきます。
ここが難しい場合、同じテンプレを使っている作品をいくつか分析して、ストーリー展開の共通点、登場人物のキャラクター、能力や設定を調べると、テンプレが理解しやすくなるのでは?と思います。
あくまで個人の意見ですので、合わなければ流してくださいね。
何か参考になれば幸いです。
ではでは失礼しました。
掌編・短編が書けないの返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
回答ありがとうございます!設定をつけることはできるのですが、話をまとめるのが下手みたいなので、回答者さんのようにテンプレを利用してみたいと思います。